2010年02月05日
フォートレス秘宝館その7
『FORTRESS フォートレス』
皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのスコープドッグSTTC(ターボカスタム)(意味不明)こと、タナ・セガールでございます。
前回の予告で『来週もまた、タナ・セガールと一緒にぢごくへ付き合ってもらう!』などとのたまっておきながら、舌の根も乾かぬうちにまたまた秘宝館のお時間でございます(昨日の今日やんけ!)。
第7回目となる今回のお題は、予告どおりこちら!↓

▲『MGC ベレッタM12S ペネトレーター』
こいつもまたフォートレス人外魔境からの出土品。前回のM76と同様に、モデルガンのガワにエアユニットを組み込んで開発されたフルオートガスガンであります。80年代半ばくらいの発売ですね。
ベースとなったモデルガンは、マルイの『作るモデルガンシリーズ』に影響を受けて発売されたもので、メインフレームが左右分割のモナカ方式だったり、外装パーツの多くがプラ製っだったりと、価格を抑えるための工夫が随所に見られた製品。
その構造からいっても、エアガン用ユニットの組み込みに好都合だったであろうことは想像に難くありません。
しかし、機能面で見るとM76から格段の進化を遂げた感があり、フルオートオンリーだったM76に対して、このM12Sはセミ/フルのセレクティブファイア仕様となっていました。
当時としてはセレクターの操作だけで確実にセミ/フルの切り替えが出来るエアガンは少数派で、その点プレイバリューが高かったモデルといえるでしょう。
扱いにくかったM76のねじ込み式マガジンも、マガジンキャッチを押すだけで着脱可能な形式に改良され、サバゲの時も格段に使いやすくなっておりました。
パワーソースのエアタンクやブースターはレシーバーエンドのカプラーを介して接続するようになっており、専用のブースターも付属。ブースターは二又になった本体の片方に生ガス、もう一方に空の缶をセットするようになっており、空缶の方に一度生ガスを送り込んで気化させ、効率よく発射できるように考えられていました。
もっともその性能は本格的なエアタンクに比べるとお粗末なもので、夏場はともかく気温の低い季節はほとんど使い物にならないという始末。
思い起こせば、電動ガンが登場するまでの間、冬場のゲームは非常にツライものがございました。
しかしながら当時のパワーソースとしては格段に小型かつ軽量で、特にこのM12Sの場合付属のブースターをマズル部分に装着できるようになっていたこともあって、現在の電動ガンのようなスタンドアローン型トイガンに近い感覚で使用できる利点もありました。
『ペネトレーター』という商品名はM76の『インターセプター』同様にMGCが独自に名付けたもので、翻訳すれば『貫通するもの』ってな意味合いでせうか。なかなかに不穏当なニックネームであります。
蛇足ながら、インターネットでベレッタM12S(実銃)を検索していると、たまにこの銃の正式名称を『M12Sペネトレーター』と紹介している日本語サイトがあったりしますが、うっかり専門家の前でこの名前を口にすると大恥こく羽目になりますので、皆様もお気を付け下さいまし。
それではまた、秘宝館でお会いしましょう!(あと何回続くかな~)
皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのスコープドッグSTTC(ターボカスタム)(意味不明)こと、タナ・セガールでございます。
前回の予告で『来週もまた、タナ・セガールと一緒にぢごくへ付き合ってもらう!』などとのたまっておきながら、舌の根も乾かぬうちにまたまた秘宝館のお時間でございます(昨日の今日やんけ!)。
第7回目となる今回のお題は、予告どおりこちら!↓

▲『MGC ベレッタM12S ペネトレーター』
こいつもまたフォートレス人外魔境からの出土品。前回のM76と同様に、モデルガンのガワにエアユニットを組み込んで開発されたフルオートガスガンであります。80年代半ばくらいの発売ですね。
ベースとなったモデルガンは、マルイの『作るモデルガンシリーズ』に影響を受けて発売されたもので、メインフレームが左右分割のモナカ方式だったり、外装パーツの多くがプラ製っだったりと、価格を抑えるための工夫が随所に見られた製品。
その構造からいっても、エアガン用ユニットの組み込みに好都合だったであろうことは想像に難くありません。
しかし、機能面で見るとM76から格段の進化を遂げた感があり、フルオートオンリーだったM76に対して、このM12Sはセミ/フルのセレクティブファイア仕様となっていました。
当時としてはセレクターの操作だけで確実にセミ/フルの切り替えが出来るエアガンは少数派で、その点プレイバリューが高かったモデルといえるでしょう。
扱いにくかったM76のねじ込み式マガジンも、マガジンキャッチを押すだけで着脱可能な形式に改良され、サバゲの時も格段に使いやすくなっておりました。
パワーソースのエアタンクやブースターはレシーバーエンドのカプラーを介して接続するようになっており、専用のブースターも付属。ブースターは二又になった本体の片方に生ガス、もう一方に空の缶をセットするようになっており、空缶の方に一度生ガスを送り込んで気化させ、効率よく発射できるように考えられていました。
もっともその性能は本格的なエアタンクに比べるとお粗末なもので、夏場はともかく気温の低い季節はほとんど使い物にならないという始末。
思い起こせば、電動ガンが登場するまでの間、冬場のゲームは非常にツライものがございました。
しかしながら当時のパワーソースとしては格段に小型かつ軽量で、特にこのM12Sの場合付属のブースターをマズル部分に装着できるようになっていたこともあって、現在の電動ガンのようなスタンドアローン型トイガンに近い感覚で使用できる利点もありました。
『ペネトレーター』という商品名はM76の『インターセプター』同様にMGCが独自に名付けたもので、翻訳すれば『貫通するもの』ってな意味合いでせうか。なかなかに不穏当なニックネームであります。
蛇足ながら、インターネットでベレッタM12S(実銃)を検索していると、たまにこの銃の正式名称を『M12Sペネトレーター』と紹介している日本語サイトがあったりしますが、うっかり専門家の前でこの名前を口にすると大恥こく羽目になりますので、皆様もお気を付け下さいまし。
それではまた、秘宝館でお会いしましょう!(あと何回続くかな~)