2010年02月27日
フォートレス秘宝館【番外編】
『FORTRESS フォートレス』
皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのストロングバックス(意味不明)こと、タナ・セガールでございます。
今回は【秘宝館番外編】と称しまして、少々毛色の変ったネタを…。↓

▲『バンダイ 電動ブローバック ディクテイター』
『何じゃこれは?』とお思いの方も多々おられると思いますが、94年頃にテレ朝系で放映していた東映メタルヒーローシリーズの1作『ブルースワット』の劇中、主人公たちが使用していたハンドガンであります。

▲この手のヒーロー物としては珍しく、荒唐無稽さを出来る限り抑えたリアル路線の作風(地味とも言う)で、メインターゲットであるはずのガキンチョどもには全く受け入れて貰えなかったという、ある意味伝説的な作品。
主人公たちは地球侵略を狙うエイリアン集団と戦う秘密組織『ブルースワット』の隊員という設定ですが、第一話でいきなり組織が壊滅させられるという体たらく…。
間違いなく、東映ヒーロー史上最弱の組織といえます。

まあ、それはともかく、銃器関係は中々凝った描写がなされており、ハンドガン、ロケットランチャー、グレネードランチャー等、主人公たちの使用する武器のほとんどが実弾系の火器という拘りっぷり。

▲このディクテイターも9mm口径の実体弾使用で、セミフル切り替え可能なマシンピストルという設定。
使用弾は人造ルビーの弾芯にチタンコーティングを施したアーマーピアシング弾で、チャンバー部分のチャージングユニットを通過することで弾頭にエネルギーコーティングが施され、強固な体組織を持つエイリアンに対して大ダメージを与えられるというもの。
劇中使用された発砲用のプロップガンはMGC製のベレッタM92Fモデルガンをベースに製作されていたそうで、ブローバック&排莢というリアルなギミックを見せてくれておりました。

▲放送当時、スポンサーであったバンダイから発売されていたのが、この電動ブローバックディクテイター。
モーター駆動でスライドを動かし、ダミーカートを排莢するという、いわば『電動モデルガン』とでもいうべき商品です。
商品としては完全におっきなお友達向けだったようで、実際の撮影に使用されたプロップガンとほぼ同じサイズで製作されておりました。
ちなみに銃本体のサイズがどれくらいかというと…。↓

▲デザートイーグルと比較すると一目瞭然。こんなもん、絶対に子供向けじゃねえ!
もっともグリップサイズは22口径のウッズマン並みなので、手の小さい人間でも握りにくくはありません。

▲メカニズムとしては、スプリングの力でスライドを後退させ、モーター駆動で前進させるというもの。
それにともない、実銃同様エキストラクターとエジェクターによってダミーカートを排莢するというシステムで、フルオートでもジャミングすることなく非常に快調に作動します。
まあ、スライドの動き自体は、非常にもっさりしておりますが…。

▲ちなみにセミフル切り替え用のセレクターやマガジンキャッチもライブで、恐ろしく凝った作りです。
全弾撃ちつくすとちゃんとスライドがホールドオープンするところもマニアック。

▲パワーソースは単3乾電池3本で、設定でいうLAM(レーザーエイミングモジュール)部分が電池ボックスとなっております。
ちなみにこのLAM、スイッチが入った状態だと常時赤外線が照射されており、専用のターゲットも企画されていたとか。結局発売されませんでしたが…。

▲メインスイッチはグリップエンドの丸いパーツ。これを回転させることでON/OFFの切り替えを行います。
劇中の設定では、確かこの部分がフラッシュライトになっていたような…。

▲ダミーカートは20発付属。装弾数が10発なので、ちょうど2マガジン分ですね。
劇中の設定を反映してか、弾頭部分がルビーカラーのプラスティック製で、カート本体は真鍮製となっています。底部にはプライマーまで再現されています。
重ねて言わせて頂きますが、『こんなもん絶対ガキンチョ向けじゃねえ!』
特撮ヒーロー物の小道具としては異常なまでにリアル志向で、ある意味ロボコップのオート9や、エイリアン2のパルスライフル辺りとも充分タメを張れる秀逸なデザインかと思います(いやマジで…)。
はっきりいって、もう2度とこんなおもちゃは出てこないでしょうね。なんか寂しいような気も致します。
それではまた、『秘宝館』でお会いしましょう!
皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのストロングバックス(意味不明)こと、タナ・セガールでございます。
今回は【秘宝館番外編】と称しまして、少々毛色の変ったネタを…。↓
▲『バンダイ 電動ブローバック ディクテイター』
『何じゃこれは?』とお思いの方も多々おられると思いますが、94年頃にテレ朝系で放映していた東映メタルヒーローシリーズの1作『ブルースワット』の劇中、主人公たちが使用していたハンドガンであります。
▲この手のヒーロー物としては珍しく、荒唐無稽さを出来る限り抑えたリアル路線の作風(地味とも言う)で、メインターゲットであるはずのガキンチョどもには全く受け入れて貰えなかったという、ある意味伝説的な作品。
主人公たちは地球侵略を狙うエイリアン集団と戦う秘密組織『ブルースワット』の隊員という設定ですが、第一話でいきなり組織が壊滅させられるという体たらく…。
間違いなく、東映ヒーロー史上最弱の組織といえます。
まあ、それはともかく、銃器関係は中々凝った描写がなされており、ハンドガン、ロケットランチャー、グレネードランチャー等、主人公たちの使用する武器のほとんどが実弾系の火器という拘りっぷり。
▲このディクテイターも9mm口径の実体弾使用で、セミフル切り替え可能なマシンピストルという設定。
使用弾は人造ルビーの弾芯にチタンコーティングを施したアーマーピアシング弾で、チャンバー部分のチャージングユニットを通過することで弾頭にエネルギーコーティングが施され、強固な体組織を持つエイリアンに対して大ダメージを与えられるというもの。
劇中使用された発砲用のプロップガンはMGC製のベレッタM92Fモデルガンをベースに製作されていたそうで、ブローバック&排莢というリアルなギミックを見せてくれておりました。
▲放送当時、スポンサーであったバンダイから発売されていたのが、この電動ブローバックディクテイター。
モーター駆動でスライドを動かし、ダミーカートを排莢するという、いわば『電動モデルガン』とでもいうべき商品です。
商品としては完全におっきなお友達向けだったようで、実際の撮影に使用されたプロップガンとほぼ同じサイズで製作されておりました。
ちなみに銃本体のサイズがどれくらいかというと…。↓
▲デザートイーグルと比較すると一目瞭然。こんなもん、絶対に子供向けじゃねえ!
もっともグリップサイズは22口径のウッズマン並みなので、手の小さい人間でも握りにくくはありません。
▲メカニズムとしては、スプリングの力でスライドを後退させ、モーター駆動で前進させるというもの。
それにともない、実銃同様エキストラクターとエジェクターによってダミーカートを排莢するというシステムで、フルオートでもジャミングすることなく非常に快調に作動します。
まあ、スライドの動き自体は、非常にもっさりしておりますが…。
▲ちなみにセミフル切り替え用のセレクターやマガジンキャッチもライブで、恐ろしく凝った作りです。
全弾撃ちつくすとちゃんとスライドがホールドオープンするところもマニアック。
▲パワーソースは単3乾電池3本で、設定でいうLAM(レーザーエイミングモジュール)部分が電池ボックスとなっております。
ちなみにこのLAM、スイッチが入った状態だと常時赤外線が照射されており、専用のターゲットも企画されていたとか。結局発売されませんでしたが…。
▲メインスイッチはグリップエンドの丸いパーツ。これを回転させることでON/OFFの切り替えを行います。
劇中の設定では、確かこの部分がフラッシュライトになっていたような…。
▲ダミーカートは20発付属。装弾数が10発なので、ちょうど2マガジン分ですね。
劇中の設定を反映してか、弾頭部分がルビーカラーのプラスティック製で、カート本体は真鍮製となっています。底部にはプライマーまで再現されています。
重ねて言わせて頂きますが、『こんなもん絶対ガキンチョ向けじゃねえ!』
特撮ヒーロー物の小道具としては異常なまでにリアル志向で、ある意味ロボコップのオート9や、エイリアン2のパルスライフル辺りとも充分タメを張れる秀逸なデザインかと思います(いやマジで…)。
はっきりいって、もう2度とこんなおもちゃは出てこないでしょうね。なんか寂しいような気も致します。
それではまた、『秘宝館』でお会いしましょう!
『こんだけ綺麗に残ってるのは珍しいわ~』!
『今見ても問答無用でカッコエエよね』!
『ある意味S&W M945のご先祖様』?
『幻の45口径ハイパワー発見!』(嘘です!)
『忘れた頃の秘法館』ちょこっと復活!
『コイツの実物は初めて見たわ』!
『今見ても問答無用でカッコエエよね』!
『ある意味S&W M945のご先祖様』?
『幻の45口径ハイパワー発見!』(嘘です!)
『忘れた頃の秘法館』ちょこっと復活!
『コイツの実物は初めて見たわ』!
実はこれ私も持ってまして、唯一ヒーロー物の中で所有している武器です。
ブルースワットという番組そのものやディクテイター以外の武器も本当にリアル志向で
あまりにも早過ぎた内容だったのか途中で完全に設定が低年齢向けに変更されて残念な内容になってしまったのが本当に残念です。
購入当時、エエ歳こいた大人(といってもまだ20代でしたが)がおもちゃ屋にコイツを買いに行くのがこっ恥ずかしくて、『甥っこの誕生日プレゼントなんですよ~。ラッピングもお願いしますゥ!』と店員さんに嘘こいた覚えがございます。
色々調べてみると、設定にほぼ忠実なサイズで製作されていたバンダイ製電動ブローバックディクテイターも、若干のディテールアップを施して主にアップシーン用プロップとして撮影に使用されていたようですね。
MGC製M9ベースのブローバック発砲用プロップガンはグリップの角度が露骨に違ってましたし。
グリップの角度が近いMGC製ウッズマンを組み込んでブローバックモデルガン化出来ないかなと考えた事もございますが、今や中古市場においてかなりのプレミア価格で取引される貴重品を切り刻むのももったいないので、FORTRESS名古屋店の『秘宝館常設展示コーナー』の所蔵品となっております。