フォートレス・ミリブロ出張所

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPの合体兵士 デバスター（ほんとはデバステーターって言うのよ）（意味不明）こと、タナ・セガールでございます。

今回は小生の青春時代の1ページを切り取っちゃたりなんかしちゃったり致しつつ今週のお題はコチラ！↓

▲『MGC　GM-5　タナ・セガールカスタム』
モデルガン全盛の80年代半ば頃にMGCがリリースしたガバメントモデルガンの傑作シリーズ『GM-5』（MGC製ガバメントトイガンの第五世代の意味）系をベースに、高校生時代の小生が雀の涙のような小遣いを遣り繰りしつつ製作した、オリジナルカスタムであります！




▲GM-5系はそれまで主流だったGM-2系とは異なり、構造やサイズにリアルさと、ブローバックの快調さを高い次元で両立させており、ご覧の通りフィールドストリッピングも実銃と同様に行えます。
ここまでは一切工具なしで分解できるので、発火後のお手入れも非常に楽チンでした。




▲GM-5系は少数生産の限定カスタムも含めれば、膨大な数のバリエーションがラインナップされており、カスタムパーツも純正/サードパーティを問わず多種類がリリースされておりました。
そうしたパーツを一つ一つ買い集め、寄せ集めて作ったのが本銃でございます。ほんまフランケンシュタインの怪物を地で行く継ぎ接ぎ状態。
ちなみにスライドやフレームは、知り合いのガラス屋さんに持ち込んで、サンドブラスト加工をしてもらいました。




▲今見ると70年代後半テイスト丸出しな部品構成。昔はMGCの直営店に行くと、欲しいパーツがその場で買えたので、なにかと便利でありました。ああ、懐かしきNEW MGC名古屋店。
時たま工場サイドで出荷前に没にしたワンオフ物のパーツなんかが出てくる事も有り、毎週のように顔を出してはパーツコーナーの籠を漁っておりましたねえ。
コイツのスライドは、ピンガン系のボーマーサイト対応スライドにフロントサイト装着用の溝加工と、トップセレーションの追加が施された1品物であります。




▲ハンマーはコマンダー用のリングタイプで、それに合わせてグリップセフティも上部がカットされたタイプをチョイス。
セフティレバーはWAのガスガン用を流用していますが、規格がMGCと同じなので無加工で付いています。




▲グリップはメダリオンの無い、オールドスタイルのパックマイヤーGM-45Cを装着。今やこいつも貴重品であります。購入から18年近く経過しているので、さすがにあちこち劣化しておりますが、この渋い雰囲気が辛抱堪りません！
なんで現行品は、あんな無粋なメダリオンを入れるようになっちゃったんでしょうねえ？こっちのが絶対カッコええのに！（独断。）




▲バレルは観賞用にサテライトクロームメッキ仕上げの物を入れてありますが、ブローバック発火させる場合は流石にABSの黒バレルに入れ替える必要がございます。もっとも、こないだメンテナンスの為にバラしたら、フレームにクラックが入っていたので、もう発火させるのはやばいかも知れませぬ。
シリーズ70がベースなので、スライドやチャンバー部の刻印がにぎやかでエエ感じです。




▲メーカー自身がユーザーサイドでのカスタマイズを推奨し、パーツ供給でそれを後押ししていたという、今考えるとホントに良い時代でありました。サードパーティ任せの今どきのメーカーに、爪の垢でも煎じて飲ませたい所ですね。
（まあ、そんなMGCもとっくの昔に無くなっちゃったんですが。）

所で、長々と続いて参りました当『秘宝館』シリーズも、来週でいよいよ100回目を迎える事と相成りました！
次回は記念すべき100回目にふさわしいドデカいネタをご用意！…出来るかどうかは分かりませんが、まああんまし期待しないでご期待頂けますと、小生恐悦至極でございます。



それではまた、『秘宝館』にてお会いしましょう！