フォートレス・ミリブロ出張所

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのアーネスト・ボーグナイン（あれ、まだ生きてた？）（意味不明）こと、タナ・セガールでございます。

今回の大地震、名古屋市内では震度3程度に留まっており、当初それほどの危機感も抱いていなかったのですが、改めてニュース情報を目の当たりにすると凄まじいものですね。
阪神淡路大震災の際、ボランティア活動で被災地入りした時も、その悲惨な有様にただただ唖然とする他なかったものでしたが、自然の持つ力が一度人間に牙をむくと、やはり恐ろしいものです。
なにはともあれ、一刻も早く自体が収拾されるよう、及ばずながらお祈りしたいと思います。

こんな時に駄ブログを書き綴るのも何とはなしに気が咎めますが、被災者の方々へのエールの意味も込めつつ今週のお題はコチラ！↓

▲『MGC　GM-5　スタビライザーカスタム　モデルガン』
正式な商品名は失念いたしましたが、旧MGCが直営店限定カスタムとして少数製作した、GM-5（ガバメント系）モデルガンであります！
当時、そのSFチックな武骨さに一目ぼれして購入に至りました。




▲その昔小生が入り浸っていたMGC名古屋店で購入した物。当時学生だった小生、ユニモール地下街にあったMGCに月一で顔を出すのが楽しみでありました。MGC製品のばら売りパーツも在庫が豊富で、ホントにお世話になりましたねえ。




▲ベースになっているのはおそらくMAXI-COMP系のレースガンでしょう。仰々しいスタビライザーは本来GM-6系（フィクスドガスガン）対応のカスタムパーツとしてばら売りされていたものに、マシニングで後加工を施して装着されています。
バレルは本来発火用のABS製黒バレルでしたが、ディスプレイ用にメッキバレルを後から組み込みました。バレル長が5.5inという特殊なサイズの為、6inバレルを切り詰めて寸法を合わせた覚えがございます。




▲スタビライザーはフレーム側にねじ止めされております。フレームには真鍮製のカラーが埋め込まれており、取り付け強度もしっかりと確保。
スライドの長さはいわゆるコマンダーサイズ近くまで切り詰められ、フロント両サイドには機械加工でコッキング用セレーションが追加されるなど、非常にいい仕事しております！




▲リアサイトは定番のBO-MAR。スライドトップには乱反射防止用のセレーションが刻まれています。
スライド上の刻印は『MK-IV SERIES70』仕様。ゴッツイシルエットがパックマイヤーガンワークスのモジュラーピストルを思わせます。




▲画像ではわかりにくいと思いますが、マズル部分は2ポートのコンペンセーター仕様となっております。CPカートで発火させると、このポートから火花が飛び散り、非常にエエ感！（まあ、もったいなくて1マガジンくらいしか撃ったことないけど。）
フロントサイトはサイトピクチャーのシャープなパートリッジタイプ。




▲グリップはウレタン仕上げの木製を標準装備。木目がきれいすぎて、逆にプラグリップみたいに見えますね。
各カスタムパーツのフィーチャーは標準的なレースガンに準じたもので、アンビセフティ/ビーバーテイルグリップセフティ/3ホールトリガー/エッグホールタイプハンマー/チェッカードフロントストラップなどが盛り込まれた豪華なものとなっています。
これらはベースとなったMAXI-COMPとほぼ同じパーツ構成です。




▲メインスプリングハウジングと一体になったマガジンファンネルも装備。これもMAXI-COMPのパーツですね。おかげでマガジンの導入も非常にスムーズです。

MGC製カスタムガバのラインナップには、少なからずカタログ非掲載モデルが存在しており、このスタビライザーカスタムもその一つだったと思います。実在するカスタムガンのみならず、オリジナルデザインの限定モデルを精力的にリリースしていたMGCですが、ほどなくして活動を停止し、その後新日本模型ブランドで旧MGC製モデルガンが再販された際も、こうしたカスタムガンが復活する事はありませんでした。

MGCがラインナップしていたカスタムガバの多くが、WAによってブローバックガスガンとしてリメイクされている昨今、このスタビライザーカスタムもマグナ系ガスガンとしてリメイクして欲しいと思う今日この頃であります！



それではまた、『秘宝館』にてお会いしましょう！