2011年01月16日
フォートレス秘宝館その53
皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPの『アーノルド・ヴォスルー(ハムナプトラのミイラ男)』(意味不明)こと、タナ・セガールでございます。
本日は全国的に雪模様な地域が多く、名古屋もご多聞に漏れず雪模様であったり致します。
通勤時間が実質5分とは言え、このまま降雪が続くと行き帰りが結構往生こいちゃったりするななどと思うところの今週のお題はコチラ!↓

▲『コクサイ グロック17カスタム ブローバックガスガン』
業界初のモデルアップとなったMGC製グロックシリーズに引き続き、『リボルバーのコクサイ』がリリースしたブローバックガスガンであります!

▲画像のモデルはマズルにコンペンセーターが追加された『カスタムモデル』。中々まとまりの良いデザインで、(B級)SF映画のプロップガンにでも使えそうですね。
なんか、オリビエ・グラナーとかマーク・ダカスコスあたりが使いそう・・・。(誰も知らんわ、そんな連中!)

▲この銃、メカニズム的にはMGCグロック系に近く、トリガーに連動したノッカーでバルブを叩き、ガスを放出するというもの。この系統のメカは、構造上トリガーをガク引きさせる必要があり、精密射撃には向かないトリガープルでした。
コクサイ製グロックもトリガープルが異様に固く、木の枝を折るようなバキンバキンという感触で、引き金を引くのが怖くなるような代物でした。(壊れるんじゃねえかコレと思うくらい。)
ちなみにコストダウンの為か、ホールドオープン機構は実装されておっらず、全弾発射後もスライドはストップしません。(画像は裏側からテープで固定して、無理やりホールドオープンさせております。)

▲コンペンセーターは2スリットタイプで、前端部の面取りが後のG26系のスライドを思わせるデザインとなっております。
MGC製グロックにもサイドラーカスタムというカウンターウェイト搭載のロングバレルモデルがありましたが、こちらはかろうじてキャリーガンにでも使えそうなサイズですね。

▲リアサイトはアジャスタブル。と言ってもエレベーションのみで、左右の着弾修正は不可能でした。当時のブローバックガスガンはブローバックしてからBB弾が発射されるアフターシュート系のメカが主流だったため、実銃の外観をそのまま再現したサイトだと着弾が極端に下にずれる傾向がありました。それを是正するためのサイトですね。
サイトのデザイン/製造はTANIO-KOBAで、MGCグロック用に発売されたカスタムサイトがそのまま流用されたようです。

▲フレーム周りはフィンガーチャンネルやアクセサリーレイルの無い2nd系をモデルアップ。今見るとシンプルなフィーチャーがかえって新鮮です。
実は3rd以降のフィンガーチャンネル付グリップは、人によって好き嫌いがはっきりと別れるようで、米国でもわざわざ中古市場で古いグロックを探し出して愛銃にするユーザーも少なからず存在するとか。

▲マガジンは亜鉛合金の一体物。MGC製ではリアルな外観を再現するため、外装にプラ製カバーが被せられておりましたが、
それが仇となって冷えたときに温めにくいという欠点もありました。
その点コクサイ製は冷えても本体を握るなどして温めることができ、実用上便利であります。

思えばこのグロックシリーズが、コクサイ製品としては唯一のブローバックガスガンでございました。(ございましたよね?)
この製品をリリースした時期にはコクサイの経営もだいぶ傾いていたようで、ほどなくして活動を休止する事となりましたが、やはりバブル崩壊のあおりを食らったという側面もあるのでしょうね。
バブル期には出すもの全てがそれなりに売れるという状況があったと思いますが、その後は各メーカーともあまり冒険的なラインナップに手を出さなくなったように思います。一ユーザーとしては一抹の寂しさを感じるところですね。
それではまた、『秘宝館』にてお会いしましょう!
本日は全国的に雪模様な地域が多く、名古屋もご多聞に漏れず雪模様であったり致します。
通勤時間が実質5分とは言え、このまま降雪が続くと行き帰りが結構往生こいちゃったりするななどと思うところの今週のお題はコチラ!↓

▲『コクサイ グロック17カスタム ブローバックガスガン』
業界初のモデルアップとなったMGC製グロックシリーズに引き続き、『リボルバーのコクサイ』がリリースしたブローバックガスガンであります!

▲画像のモデルはマズルにコンペンセーターが追加された『カスタムモデル』。中々まとまりの良いデザインで、(B級)SF映画のプロップガンにでも使えそうですね。
なんか、オリビエ・グラナーとかマーク・ダカスコスあたりが使いそう・・・。(誰も知らんわ、そんな連中!)

▲この銃、メカニズム的にはMGCグロック系に近く、トリガーに連動したノッカーでバルブを叩き、ガスを放出するというもの。この系統のメカは、構造上トリガーをガク引きさせる必要があり、精密射撃には向かないトリガープルでした。
コクサイ製グロックもトリガープルが異様に固く、木の枝を折るようなバキンバキンという感触で、引き金を引くのが怖くなるような代物でした。(壊れるんじゃねえかコレと思うくらい。)
ちなみにコストダウンの為か、ホールドオープン機構は実装されておっらず、全弾発射後もスライドはストップしません。(画像は裏側からテープで固定して、無理やりホールドオープンさせております。)

▲コンペンセーターは2スリットタイプで、前端部の面取りが後のG26系のスライドを思わせるデザインとなっております。
MGC製グロックにもサイドラーカスタムというカウンターウェイト搭載のロングバレルモデルがありましたが、こちらはかろうじてキャリーガンにでも使えそうなサイズですね。

▲リアサイトはアジャスタブル。と言ってもエレベーションのみで、左右の着弾修正は不可能でした。当時のブローバックガスガンはブローバックしてからBB弾が発射されるアフターシュート系のメカが主流だったため、実銃の外観をそのまま再現したサイトだと着弾が極端に下にずれる傾向がありました。それを是正するためのサイトですね。
サイトのデザイン/製造はTANIO-KOBAで、MGCグロック用に発売されたカスタムサイトがそのまま流用されたようです。

▲フレーム周りはフィンガーチャンネルやアクセサリーレイルの無い2nd系をモデルアップ。今見るとシンプルなフィーチャーがかえって新鮮です。
実は3rd以降のフィンガーチャンネル付グリップは、人によって好き嫌いがはっきりと別れるようで、米国でもわざわざ中古市場で古いグロックを探し出して愛銃にするユーザーも少なからず存在するとか。

▲マガジンは亜鉛合金の一体物。MGC製ではリアルな外観を再現するため、外装にプラ製カバーが被せられておりましたが、
それが仇となって冷えたときに温めにくいという欠点もありました。
その点コクサイ製は冷えても本体を握るなどして温めることができ、実用上便利であります。

思えばこのグロックシリーズが、コクサイ製品としては唯一のブローバックガスガンでございました。(ございましたよね?)
この製品をリリースした時期にはコクサイの経営もだいぶ傾いていたようで、ほどなくして活動を休止する事となりましたが、やはりバブル崩壊のあおりを食らったという側面もあるのでしょうね。
バブル期には出すもの全てがそれなりに売れるという状況があったと思いますが、その後は各メーカーともあまり冒険的なラインナップに手を出さなくなったように思います。一ユーザーとしては一抹の寂しさを感じるところですね。
それではまた、『秘宝館』にてお会いしましょう!
『こんだけ綺麗に残ってるのは珍しいわ~』!
『今見ても問答無用でカッコエエよね』!
『ある意味S&W M945のご先祖様』?
『幻の45口径ハイパワー発見!』(嘘です!)
『忘れた頃の秘法館』ちょこっと復活!
『コイツの実物は初めて見たわ』!
『今見ても問答無用でカッコエエよね』!
『ある意味S&W M945のご先祖様』?
『幻の45口径ハイパワー発見!』(嘘です!)
『忘れた頃の秘法館』ちょこっと復活!
『コイツの実物は初めて見たわ』!
この記事へのコメント
長物ですがニューコンセプト・ガスブローバック・シリーズが・・・
Posted by 通りすがり at 2011年01月16日 21:14