フォートレス・ミリブロ出張所

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS名古屋店のタナ・セガールでございます。

M203の後継機種として近年米陸軍を中心に配備が進められている新世代グレネードランチャーが、ちょこっと入荷してきておりまする！↓


▲『ARES: M320グレネードランチャー 各色』
実銃はドイツの大手銃火器メーカーH&K（ヘッケラー＆コッホ）社が米陸軍の要請に基づいて開発した、40mmx46グレネード弾使用の汎用擲弾発射機！
ベースとなったのはG36ライフル用のアッドオン（※小銃装着型）グレネードランチャーであるAG36で、同じくAG36ベースをベースに開発された英軍のL85A2用ランチャーモジュール『L123A2』とは姉妹機種のような関係となっています。




▲AG36やL123A2が基本的にアッドオンモードでのみ運用されるのに対し、M320はM16ライフル/M4カービン用のアッドオンランチャーとしての運用のみならず、専用のリトラクタブルストックを装着して折りたたみ式のフォアグリップを展開することで、スタンドアローン型ランチャーとしても使用可能。
米陸軍における実際の運用例を見ると、重量のかさむアッドオンモードよりもスタンドアローンモードで使用されていることが多いようです。




▲M203はバレルユニットを前方に押し出して装填と内蔵ハンマーのコッキングを行うスライドアクション方式を採用していますが、M320は原型であるAG36同様、バレルを側面にスイングアウトして装填を行うサイドローディング方式を採用。これにより照明弾や発煙弾などの全長の長い弾薬の装填も支障なく行えます。
また撃発機構がダブルアクションとなっているので、不発が発生した際の再撃発に対応しやすい所もM203にはない利点ですね。（※本製品は安全対策のため、ハンマーなどの撃発機構を持たない機構にアレンジされています。）




▲サイトがホストとなるライフル側に装着されていたため、照準の精度に問題のあったM203とは異なり、M320はスタンドアローンでの運用を見越してランチャー本体に折りたたみ式サイトが組み込まれています。
ちなみに折りたたみ式のフォアグリップはMP7A1のものがそのまま流用されています。




▲マズル部分には砲身への異物の侵入を防止するためのゴム製キャップが装備されています。脱落防止のためにワイヤーで繋がれているので、不用意にキャップを紛失してしまうこともありません。




▲M4カービン用アッドオンランチャーとして使用する場合は、ロックレバーを押しながらストックを後方に引き抜き、レイルハンドガードにスライドさせて装着します。東京マルイ製次世代電動ガンSOPMOD M4のRASハンドガードには、無加工でポン付けOKでございました。
銃本体のメーカーやレイル寸法の個体差によっては、きつかったり緩かったりがあるかもしれませんね。（※同じマルイ製のHK416用ハンドガードにはきつくて入りにくかったですし。）

東京マルイからもM320A1の名称で同型のランチャーがリリースされていますが、あちらはランチャー側にガスタンクを備えた独自設計で、カートも専用品しか使用出来ないという難点がございました。
その点本製品は各社製40mmガスランチャー用カートがそのまま使用できるので、汎用性も抜群です！



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