フォートレス・ミリブロ出張所

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。

久々の大物新製品となるLCT製電動マシンガン『RPD』が、遂に新発売と相成りましてございまする！↓


▲『LCT: 電動ガン本体 lct-rpd RPD』
旧ソ連で1950年代に開発され、分隊支援火器として使用されたルチノーイ・プレミョート・デグチャレバ（デグチャレフ軽機関銃）！
フルサイズの多用途機関銃であるPK系（口径7.62mmx54R）とは異なり、AK47やSKSカービンと同じ7.62mmx39弾薬を使用するモデルですね。




▲非分離式リンクによるベルト給弾方式を採用し、通常100発の弾薬をレシーバー下部に装着されたアモケースに収納して運用されます。
フル装填のアモケース込みで約8kg程度と、このクラスの機関銃としては比較的軽量な部類に入りますが、実銃とほぼ同じ重量であるLCT製電動ガンを実際に手にとって見ると、やっぱ重たいもんは重たいよ～！
自重約10kgのM60が、米兵たちの間でPIG（ブタちゃん）なんて呼ばれてたのも頷けます。




▲バレル周りは意外に細身で肉厚もAKライフルなんかと大差なく、機関銃としてはやや華奢な印象さえ受けますね。
RPDには銃身交換機能がないので連続射撃時の銃身の冷却に関しては難点もあったようですが、軽量化による運用上の利便性を優先したという事なのでしょう。
バイポッドは銃身に直接装着されています。




▲リアサイトは旧ソ連系小火器ではお馴染みのタンジェントタイプですが、AKライフルと違ってエレベーション（上下偏差）だけでなくウィンデージ（左右偏差）の調整も可能。
エジェクションポートにはダストカバーが装備されており、コッキングに連動して開きます。
実銃だと空薬莢と共に使用済みのリンクも排出されるようになっていますが、リンクが非分離式なため挽肉機にかけたミンチのようにズズズっと繋がって出てくるのが特徴。




▲アモケース電動型ドラムマガジンはレシーバー下部にあるマウントに後ろ側からスライドさせて装着し、ロックレバーを倒して固定します。ドレスアップ用にダミーカートのベルトリンクも欲しいところですね。
7.62mmx39弾のベルトリンクなんかサープラス屋さんでも中々扱ってないから、LCTで純正品を作ってくれるとあり難いにゃ～。




▲グリップは『THE 木の板』！という感じの、色気もへったくれもないかまぼこ板状シェイプ。握れりゃいいだろ！的な共産圏式合理主義みたいなものが滲み出てますねえ。（←独断と偏見です。）
グリップ内にモーターが内蔵されていないので、実銃同様のスリムなサイズとなっています。




▲ストックのバットプレート部にはクリーニングキットを収納するための回転式ドアが設けられており、内部にバッテリーを収納。
ハンドガードやストックの断面を見ると、生産コストの低減と強度アップのために単材ではなく合板が用いられているのが分かります。これも実銃に忠実なフィーチャーですね！
下部のふくらみは、バイポッドを使用した依託射撃の際に片手を添えて反動をコントロールしやすくするためのもの。




▲後部のロックを前にスライドさせると、フィードカバーが開きます。ロック機構はMG42なんかと良く似た形式ですね。

本家ソ連軍では比較的早期に後継機種であるRPKに更新されたため、極短期間の運用に留まったRPDですが、旧ソ連が軍事援助を行っていた共産圏諸国やゲリラ組織ではその後も長きに渡って運用され続けました。
ヴェトナム戦争時には北ヴェトナム軍やヴェトコンのゲリラからの鹵獲品が米軍特殊部隊で使用された記録があり、軽量化とジャングルでの取り回しの向上のために銃身を切り詰めたカスタムモデルも製作されました。現在も中東の民兵組織なんかで使用されているのを良く見かけますねえ。

なんにせよ、マシンガン系電動ガンの選択肢がまた一つ広がったのは嬉しいところであります！



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