2010年01月26日
フォートレス秘宝館その1
『FORTRESS フォートレス』
皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのロイ・キャンベル(意味不明)こと、タナ・セガールでございます。
長い間ガンショップに勤務しておりますと、スタッフの私物や中古買取などで思いがけず懐かしの製品にお目にかかることがございます。
こうした店内で発見したゴミ、もとい貴重なお宝の数々を、『FORTRESS秘宝館』と題し、ネタが無くなった頃を見計らってご紹介して行きたいと思います。
栄えある第1回はこちら!↓
▲ウェスタンアームズ製フルオートガスガン『ヤティマチック』
当店スタッフ『たなっち2曹』の私物であります。ちなみに完動品。物持ちええなあ~。
リアルタイムにこいつで遊んだことのある方は、間違いなく三十路半ば。ブローバックガスガンや電動SMGに慣れ親しんだ若い世代の方々には想像し難いかも知れませんが、こいつは所謂電動フルオートガスガンというヤツです。
簡単に言えば、固定スライド式ガスガンをベースに、モーター駆動で連続してバルブを叩くメカを組み合わせた物で、発売された1980年代半ば当時としては画期的と言えるメカニズムでした。
実銃はフィンランドのタンペラン・アセパヤというメーカーが開発した小型SMGで、はっきり言ってマイナーな部類に入る代物。しかしながら、シルベスター・スタローン主演の映画『コブラ』で使用されたところから、一部で有名になってしまいました(残念そうに言うな…)。
現在で言うPDW的なコンセプトで開発されたモデルで、大型拳銃並みのサイズとわずか1.8kgという重量が特徴。要人警護などの任務に就くセキュリティ要員に向いた小型自動火器として宣伝されていたようです。
▲面白いのが前部に装備されたフォアグリップ。コッキングハンドルを兼用しており、更に折りたたむことでセフティが掛かるという、1人3役のおりこうさんです。
WAのガスガンでも、ちゃんとセフティとして機能していました。
ちなみにセレクターレバーの類も無く、セミ/フルの切り替えはトリガーの引き具合で行います(AUGなんかと同じシステム)。
▲MP7A1と比較すると、サイズが想像しやすいと思います。
▲パワーソースはグリップ内のタンクに充填されたガスと、マガジンに内蔵された単3乾電池4本。バッテリー一本で動いてしまう昨今の電動ガンとは比較にならない運用コストが玉に瑕。
1日遊ぶと、電池代で結構散財させられたものです。
今見るとなんか間抜けなシステムではありますが、背中にクソでかいエアタンクしょっ担いで使用することが当たり前だった当時のフルオートガスガンの常識から考えると、コンパクトさと言う点ではアドバンテージがありました。
モーター駆動システムのおかげで、発射サイクルがやたらと規則正しいのが特徴。一応メーカー公称の発射サイクルは実銃と同じ600発/分とのことでしたが、電池が弱ってくると露骨に発射サイクルが低下してしまうのが何だかお茶目…。
こうした試行錯誤があってこそ、現在のような精巧な製品が世に出ているのだと言うことを考えると、なかなかに感慨深いものがございます。
それではまた、小ネタブログでお会いしましょう!
皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのロイ・キャンベル(意味不明)こと、タナ・セガールでございます。
長い間ガンショップに勤務しておりますと、スタッフの私物や中古買取などで思いがけず懐かしの製品にお目にかかることがございます。
こうした店内で発見したゴミ、もとい貴重なお宝の数々を、『FORTRESS秘宝館』と題し、ネタが無くなった頃を見計らってご紹介して行きたいと思います。
栄えある第1回はこちら!↓
▲ウェスタンアームズ製フルオートガスガン『ヤティマチック』
当店スタッフ『たなっち2曹』の私物であります。ちなみに完動品。物持ちええなあ~。
リアルタイムにこいつで遊んだことのある方は、間違いなく三十路半ば。ブローバックガスガンや電動SMGに慣れ親しんだ若い世代の方々には想像し難いかも知れませんが、こいつは所謂電動フルオートガスガンというヤツです。
簡単に言えば、固定スライド式ガスガンをベースに、モーター駆動で連続してバルブを叩くメカを組み合わせた物で、発売された1980年代半ば当時としては画期的と言えるメカニズムでした。
実銃はフィンランドのタンペラン・アセパヤというメーカーが開発した小型SMGで、はっきり言ってマイナーな部類に入る代物。しかしながら、シルベスター・スタローン主演の映画『コブラ』で使用されたところから、一部で有名になってしまいました(残念そうに言うな…)。
現在で言うPDW的なコンセプトで開発されたモデルで、大型拳銃並みのサイズとわずか1.8kgという重量が特徴。要人警護などの任務に就くセキュリティ要員に向いた小型自動火器として宣伝されていたようです。
▲面白いのが前部に装備されたフォアグリップ。コッキングハンドルを兼用しており、更に折りたたむことでセフティが掛かるという、1人3役のおりこうさんです。
WAのガスガンでも、ちゃんとセフティとして機能していました。
ちなみにセレクターレバーの類も無く、セミ/フルの切り替えはトリガーの引き具合で行います(AUGなんかと同じシステム)。
▲MP7A1と比較すると、サイズが想像しやすいと思います。
▲パワーソースはグリップ内のタンクに充填されたガスと、マガジンに内蔵された単3乾電池4本。バッテリー一本で動いてしまう昨今の電動ガンとは比較にならない運用コストが玉に瑕。
1日遊ぶと、電池代で結構散財させられたものです。
今見るとなんか間抜けなシステムではありますが、背中にクソでかいエアタンクしょっ担いで使用することが当たり前だった当時のフルオートガスガンの常識から考えると、コンパクトさと言う点ではアドバンテージがありました。
モーター駆動システムのおかげで、発射サイクルがやたらと規則正しいのが特徴。一応メーカー公称の発射サイクルは実銃と同じ600発/分とのことでしたが、電池が弱ってくると露骨に発射サイクルが低下してしまうのが何だかお茶目…。
こうした試行錯誤があってこそ、現在のような精巧な製品が世に出ているのだと言うことを考えると、なかなかに感慨深いものがございます。
それではまた、小ネタブログでお会いしましょう!
『こんだけ綺麗に残ってるのは珍しいわ~』!
『今見ても問答無用でカッコエエよね』!
『ある意味S&W M945のご先祖様』?
『幻の45口径ハイパワー発見!』(嘘です!)
『忘れた頃の秘法館』ちょこっと復活!
『コイツの実物は初めて見たわ』!
『今見ても問答無用でカッコエエよね』!
『ある意味S&W M945のご先祖様』?
『幻の45口径ハイパワー発見!』(嘘です!)
『忘れた頃の秘法館』ちょこっと復活!
『コイツの実物は初めて見たわ』!