フォートレス・ミリブロ出張所

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPの田中秀幸（意味不明）こと、タナ・セガールでございます。

今回もまた微妙なネタにつきあって頂きたく思うところの今週のお題はコチラ！↓

▲『MGC　キャリコM1000　セミオートガスガン』
同型のトイガンとしては、過去の秘宝館でトイテックのM100をご紹介しておりますが、それとほぼ同時期にMGCからリリースされたのが本製品。
トイテック製品がセミ/フル/3点バーストのセレクティブファイアであったのに対し、MGCのM1000はセミオートオンリーで、同社の固定スライドガスガンと同じようなオーソドックスなダブルアクション機構を採用しています。




▲いや～何度見ても、どこかとらえどころのないブッサイクさを醸し出してますねえ。他に類似の製品も見当たらず、まさにキャリコ味としか形容のしようがないスタイルでございます。
9mm口径のM900シリーズはもう少しマッチョなフォルムで、多少はカッコよくなっているのですが…。
でも嫌いぢゃないの、こういう変な銃。




▲実銃でいうヘリカルマガジンの位置にリザーブタンク式の固定マガジンが配置されており、900と数十発という驚異的な装弾数を誇ります！商品名の『M1000』というのはその辺にひっかけたネーミングですね。
なお、マガジンとボディが一体成型になっている為、実銃のようなマグチェンジはできません。




装填は後ろ側のキャップを外してBB弾を流し込むだけ。トリガーを引くと、内蔵されたベルト状のパーツがベルトコンベアーのようにBB弾をチャンバーに送り込むようになっています。
残弾数が少なくなってくると、たまにトリガーを引いても弾が発射されない事もあり、少々困ったちゃんなメカニズムであります。

ちなみにセミオートオンリーのこの銃で全弾一気に撃ち尽くすと、しまいにゃ人差し指が腱鞘炎になったりならなかったり。




▲マガジンのサイドにこれ見よがしに貼り付けられた星条旗が、何とも言えずアメリカン！ちなみにキャリコ社の旧社名がアメリカンインダストリーだったりします。日本の企業に例えれば、『大日本工業』とか名乗ってるようなもんですね。
トリガー後ろのレバーはセフティのみのシンプルな機能となっています。




▲メ〇タルギアの脚のような折りたたみ式ストック。あんましホールド感は良くありません。
実銃ではこのポジションからさらに一段延びるようになっているのですが、MGC/トイテック共に伸縮機能は再現されていませんでした。




▲まるでM16のフロントサイトを前後逆にくっ付けたようなサイトポスト。フラッシュハイダーと一体成型となっており、なんとなくSF映画のブラスターを思わせます。まあ、実際には非力な22口径なんだけんどね。
フロントサイトは下側のノブを回すことで、工具なしでエレベーションの調整ができるようになっています。リアサイト側でウィンデージの調整も可能。




▲グリップ内にリキッドチャージ用のガスタンクも内蔵されていますが、これだけで900発超という装弾数を消化しきれるはずも無く、ガス缶を直接グリップにねじ込んで使えるよう専用アダプターも用意されておりました。
これによりガス容量の問題を解決したわけですが、はたから見るとなんかシュールな光景でございます。
まあ、旧MGCの純正ガスボンベはODカラーだったので、ここまで違和感はございませんが…。

今回の銃は中古買取で入荷してきたものだったのですが、実際にボンベを繋いだら今でも立派に発射できました。
初速も80m/sec前後は出ており、これでホップ付きだったら充分サバゲに投入できそう。ちょっとそそるやんけ！



それではまた、『秘宝館』にてお会いしましょう！