2019年07月05日
『ヒートって、もう24年前の映画なんですねえ』？
皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS名古屋店のタナ・セガールでございます。
▲マイケル・マン監督、アル・パチーノ/ロバート・デニーロのダブル主演で現在も尚根強い人気を誇るクライムサスペンスアクション映画『ヒート』（原題 HEAT）に痺れた方には堪らないG&G製ハイエンド電動ガンが、久々にちょこっと入荷してきておりまする！
▲『G&G: 電動ガン(H) TGF-F76-SHT-BNB GF76-S』
大人の事情で製品名はGF76となっておりますが、FN社の隠れた名作アサルトライフル『FNC』の後期型をモデルアップしております！
▲実銃は60年代～70年代の西側諸国における、小口径アサルトライフル採用というトレンドに乗る形で、ベルギーの老舗銃器メーカーFN HERSTAL社が開発した5.56mmx45口径自動小銃。
FN社ではFNC以前にも同社のベストセラーバトルライフルFALをスケールダウンしたような5.56mm口径アサルトライフルCALが開発されていますが、過剰なまでに軽量化を推し進めるあまりレシーバーが強度不足に陥り、トライアル中に破損事故が発生するなどの問題が発生したため、極短期間で生産が中止されています。
FNCはそのあたりの反省点を反映させ、より信頼性が高く低価格な製品を目指して開発されました。
▲FNC自体も本国ベルギー以外での大口採用はスウェーデン（※ライセンス生産のAk5）とインドネシア（※同じくライセンス生産品のピンダットSSV-V1）くらいしかなく、商業的には成功作とは言いがたい銃ですが、寒冷な北欧と高温多湿な東南アジアという対極的な環境にある2つの国々に採用されたということで、信頼性の高さについては一定の評価があるようです。
米特殊作戦軍（U.S.SOCOM）に限定採用されたSCAR-L（MK16）/SCAR-H（MK17）も、FNCの近代化バージョンといえる製品でございますね。
▲GF76-SはFNCの数少ないバリエーションの一つであるFNC Paraをモデルアップしており、空挺降下の際に邪魔にならないよう、バレルが短縮されています。
フロントサイト部には可倒式のグレネードサイト兼ガスカットオフレバーが装備されていますが、これはNATO標準規格の22mmライフルグレネードを射撃する際に使用するもの。（※ただし、短銃身のFNC Paraではライフルグレネードの使用はできないようです。）
ガスチューブの後部にはノブが設けられ、実銃の場合ガス・レギュレーターに流れ込む燃焼ガスの量を調整できるようになっています。
両方とも電動ガンとしては機能的な意味のないパーツですが、実銃に備わっているギミックをしっかりと再現してくれるのは嬉しいところですね！
▲ストックはFALのパラトルーパーカービンバージョンから引き継がれた、スケルトンスタイルのフォールディングストック。ちなみにFNCにはフィクスドストックバージョンの設定がなく、フォールディングストックが標準装備となっています。
日本人の基準、というか身長170cmの小生の主観からすると、少しばかり全長が長すぎるという気も致しますが、身長180～190cmぐらいの兵士がゴロゴロしているヨーロッパ圏では、これぐらいのサイズの方がしっくり来るのかも知れませんねえ。
▲ちなみにヒートの主人公の一人ヴィンセント・ハナ警部（演 アル・パチーノ）が使用していたFNCは、警察/法執行機関向けに少数のみ生産された、ショートバレル/セミオートオンリーのバリアントだそうで、画面栄えする派手なマズルフラッシュを撮影するためにフラッシュハイダーがM16A1の物に交換されています。
世界最大の銃器市場である米国ですら、FNC（※セミオートのコマーシャルモデル）は極少数しか流通しなかったそうで、そんなレアものを登場させたところに、ガンマニアとしても知られるマイケル・マン監督のこだわりを感じます。
それにしても、ヒートってもう24年も前の映画なんですねえ。学生時代に京都の映画館で観た覚え（たしか封切り初日だった！）がございますが、そこから24年って、そりゃ小生も歳とるはずだわ！
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▲マイケル・マン監督、アル・パチーノ/ロバート・デニーロのダブル主演で現在も尚根強い人気を誇るクライムサスペンスアクション映画『ヒート』（原題 HEAT）に痺れた方には堪らないG&G製ハイエンド電動ガンが、久々にちょこっと入荷してきておりまする！
▲『G&G: 電動ガン(H) TGF-F76-SHT-BNB GF76-S』
大人の事情で製品名はGF76となっておりますが、FN社の隠れた名作アサルトライフル『FNC』の後期型をモデルアップしております！
▲実銃は60年代～70年代の西側諸国における、小口径アサルトライフル採用というトレンドに乗る形で、ベルギーの老舗銃器メーカーFN HERSTAL社が開発した5.56mmx45口径自動小銃。
FN社ではFNC以前にも同社のベストセラーバトルライフルFALをスケールダウンしたような5.56mm口径アサルトライフルCALが開発されていますが、過剰なまでに軽量化を推し進めるあまりレシーバーが強度不足に陥り、トライアル中に破損事故が発生するなどの問題が発生したため、極短期間で生産が中止されています。
FNCはそのあたりの反省点を反映させ、より信頼性が高く低価格な製品を目指して開発されました。
▲FNC自体も本国ベルギー以外での大口採用はスウェーデン（※ライセンス生産のAk5）とインドネシア（※同じくライセンス生産品のピンダットSSV-V1）くらいしかなく、商業的には成功作とは言いがたい銃ですが、寒冷な北欧と高温多湿な東南アジアという対極的な環境にある2つの国々に採用されたということで、信頼性の高さについては一定の評価があるようです。
米特殊作戦軍（U.S.SOCOM）に限定採用されたSCAR-L（MK16）/SCAR-H（MK17）も、FNCの近代化バージョンといえる製品でございますね。
▲GF76-SはFNCの数少ないバリエーションの一つであるFNC Paraをモデルアップしており、空挺降下の際に邪魔にならないよう、バレルが短縮されています。
フロントサイト部には可倒式のグレネードサイト兼ガスカットオフレバーが装備されていますが、これはNATO標準規格の22mmライフルグレネードを射撃する際に使用するもの。（※ただし、短銃身のFNC Paraではライフルグレネードの使用はできないようです。）
ガスチューブの後部にはノブが設けられ、実銃の場合ガス・レギュレーターに流れ込む燃焼ガスの量を調整できるようになっています。
両方とも電動ガンとしては機能的な意味のないパーツですが、実銃に備わっているギミックをしっかりと再現してくれるのは嬉しいところですね！
▲ストックはFALのパラトルーパーカービンバージョンから引き継がれた、スケルトンスタイルのフォールディングストック。ちなみにFNCにはフィクスドストックバージョンの設定がなく、フォールディングストックが標準装備となっています。
日本人の基準、というか身長170cmの小生の主観からすると、少しばかり全長が長すぎるという気も致しますが、身長180～190cmぐらいの兵士がゴロゴロしているヨーロッパ圏では、これぐらいのサイズの方がしっくり来るのかも知れませんねえ。
▲ちなみにヒートの主人公の一人ヴィンセント・ハナ警部（演 アル・パチーノ）が使用していたFNCは、警察/法執行機関向けに少数のみ生産された、ショートバレル/セミオートオンリーのバリアントだそうで、画面栄えする派手なマズルフラッシュを撮影するためにフラッシュハイダーがM16A1の物に交換されています。
世界最大の銃器市場である米国ですら、FNC（※セミオートのコマーシャルモデル）は極少数しか流通しなかったそうで、そんなレアものを登場させたところに、ガンマニアとしても知られるマイケル・マン監督のこだわりを感じます。
それにしても、ヒートってもう24年も前の映画なんですねえ。学生時代に京都の映画館で観た覚え（たしか封切り初日だった！）がございますが、そこから24年って、そりゃ小生も歳とるはずだわ！
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