2017年02月12日

『いつの日かと恐れていた。いつの日かと夢見ていた』!

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。

毎度恒例(?)『amazonでポチっていたことをすっかり忘れた頃に商品が届く』シリーズ。
今回のお題はコチラでございます!↓

『いつの日かと恐れていた。いつの日かと夢見ていた』!
『バンダイ HI-METAL R ダグラム』
バンダイさんのオッサンホイホイな完成品トイブランドHI-METALシリーズのラインナップとしてリリースされたアクションフィギュア!
1981年~1983年にかけて放映されたサンライズ(当時は日本サンライズ)製作のリアルロボットアニメ『太陽の牙 ダグラム』の主役メカ、コンバットアーマー ダグラムでございまする!
放映当時6歳のガキンチョだった小生は、明確な『顔』を持たないその思い切ったメカニックデザインに衝撃を受けたものでありました。(後番組である装甲騎兵ボトムズの3連ターレットレンズは更に衝撃的でしたが。)



『いつの日かと恐れていた。いつの日かと夢見ていた』!
▲代表作『装甲騎兵ボトムズ』でその名を知られた高橋良輔監督のロボットアニメデビュー作として知られる太陽の牙 ダグラムですが、地球の植民地という立場から独立を勝ち取ろうとする惑星デロイアの民族解放ゲリラ組織と、独立を阻止しようとする地球連邦軍の戦いを主軸に、重厚な政治ドラマ/人間ドラマが描かれた傑作SFアニメであります。
全75話という、大河ドラマ並みのエピソード数でも知られ、今だったら何シーズンかに分けて製作されるようなボリュームですね。



『いつの日かと恐れていた。いつの日かと夢見ていた』!
『機動戦士ガンダム』のヒットによるリアルロボットものの流行に乗る形で製作されたダグラムでは、ガンダムシリーズ以上に(当時としては)リアル路線なメカ描写が目指されることとなりました。まあ、バタ臭~い埃臭~い汗臭~いとも言うんですけどね。

ダグラムの世界におけるロボット兵器は『コンバット・アーマー』と呼称され、機甲部隊の運用効率化および兵器市場における新ジャンルの開拓による利益拡大という生臭~い意図をもって開発されたという設定がございます。

大まかな分類として、戦車に脚をつけたような多脚型の第1世代から、高い汎用性を備え、格闘戦にも臨機応変に対応できる2脚型の第2世代、デロイア星独特のXネブラ現象(2重太陽による電離層の乱れ)に起因する電子機器の著しい機能低下という従来型の弱点を克服した第3世代が存在。
ちなみにロボットの製造に関わる企業の名前がアニメの劇中で具体的に言及されたのは、実はダグラムが最初だったり致します。(ソルティック/アビテート/サバロフ/アイアンフットなどの架空企業から、シンメーワ(新明和)/ロールスロイス/マーチン・ベイカーなどの実在企業など。)



『いつの日かと恐れていた。いつの日かと夢見ていた』!
▲ダグラムは初のデロイア製コンバットアーマー(以下CBアーマー)であり、デロイア解放運動のシンボルとしての役割も期待されました。
連邦軍の配備するCBアーマーとの戦闘やXネブラへの対応、ゲリラ戦を設計段階から想定しており、耐弾性に優れた頑強な対リニアガン装甲や、生残性を重視して2機搭載されたジェネレーター(代わりに燃料消費が多く作戦行動時間が短い)、野戦状況下でも容易に分解整備の可能なモジュラー構造の導入、短時間の水中行動を可能とする防水シールド、連邦製CBアーマーの装甲を容易に貫通する高性能リニアガンといった性能が盛り込まれています。
要するにチート級の超高性能機(※開発当時)としてロールアウトしたわけですね。

ちなみに開発/製造に当たっては地球の企業であるアイアンフット社による極秘裏の支援を受けており、パーツのおよそ70パーセントが地球製であることが劇中で語られています。
それ以外にも、現政権に対して利害の対立する地球連邦内の一部勢力によるデロイア側への資金や兵器の提供(ちゃんとシリアルナンバーを消してたり!)といった妙にリアルな裏事情も描かれておりました。



『いつの日かと恐れていた。いつの日かと夢見ていた』!
▲初号機がロールアウトした時点で秘密工場が連邦軍に奇襲されたため、劇中の時点では量産が一時断念されましたが、独立戦争終結後に再設計が行われ、通称DM(ダム/ダグラム・マスプロダクション)と呼ばれる量産設計機の生産が実現、デロイア人民政府治安軍(旧地球連邦軍第8軍)に制式採用されています。(大河原オリジナルメカシリーズの解説より。)

物語の前半では素の機体にアームリニアガンだけを装備した状態で運用されていましたが、後半になると外部パワーユニットであるターボザックとリニアカノンを装備して強化され、更にどっかから拾ってきたショルダーミサイルポッドも追加されました。
このフル装備バージョンを、旧タカラ製プラモではヤクト・ダグラムと呼称しています。



『いつの日かと恐れていた。いつの日かと夢見ていた』!
▲CBアーマーのデザインコンセプトは地を這う戦闘ヘリだったそうで、ダグラムのコクピット周り(頭部)のデザインを見るとたしかにAH-1S コブラみたいな感じですね。
ちなみに連邦軍側の主力CBアーマーであるソルティックH8 ラウンドフェイサーOH-6 カイユースみたいなバブルキャノピーっぽいデザイン、ドライバー/ガンナーのタンデムシートを持つアビテートT10B/T10C ブロックヘッドはロシア系軍用ヘリがイメージソースだったとか。

側頭部のスモークディスチャージャーが、いかにも陸戦兵器っぽいイメージでエエ感じ!



『いつの日かと恐れていた。いつの日かと夢見ていた』!
▲2つ上の画像のようにキャノピーの開閉ギミックはライブですが、流石に頭頂部ハッチの開閉はスケールの関係で差し替えでの再現となっています。
ノンスケール扱いの製品ですが、付属するフィギュアのサイズ感を見るに、およそ1/72スケールくらいのボリュームでしょうか?



『いつの日かと恐れていた。いつの日かと夢見ていた』!
▲TV放送当時、メインスポンサーであったタカラからリリースされていたデュアルモデルという完成品トイも、設定に見られるメインフレームと外部装甲の2重構造や脚部サスペンション機構の再現等、当時の技術水準を考えると恐ろしく良くできた製品だったのですが、本製品を見ると30年間の技術の発展をまざまざと見せ付けられますねえ。
特に間接の可動範囲は、ガンプラなどで培われた設計手法がふんだんに活かされているという感じが致します。
ポージングがめんどくさかったので今回は見送りましたが、手首パーツの差し替えだけで劇中の体操座りポーズ、いわゆる朽ち果てたダグラムのポーズも再現可能だとか。



『いつの日かと恐れていた。いつの日かと夢見ていた』!
▲プロポーションやディテールに若干現代風のアレンジが加わっておりますが、元の大河原デザインの良さあってこその好アレンジという感じ!
このクオリティで、ラウンドフェイサーやブロックヘッドもぜひラインナップに加えて欲しいにゃ~!(ブロックヘッドはダグラムと一緒に並べると、スケール表示間違えてんじゃねえの?と思うくらいクソデカイ機体ですが。)



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以上、『小ネタ』でございました。

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Posted by フォートレスWEBショップ  at 22:30 │Comments(0)どーでもいいことスタッフ自己満足

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