2015年10月24日
『ジョン・ウィック』観てきました!
皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。
▲以前から公開を心待ちにしておりましたキアヌ・リーブス主演のアクション大作『ジョン・ウィック』(原題 JOHN WICK)を観て参りました!
▲アメリカ本国では昨年2014年の時点ですでに公開されており、ほぼ1年遅れの日本公開となった本作。こんな面白い作品を1年間も放ったらかしにしていた日本の配給会社に、小生憤りを禁じえないというくらい、近年のアクション映画の中では大傑作と言える作品だと思いまする!(小生の独断と偏見ですが。)
▲キアヌ・リーブスといえばMATRIXシリーズでの主演がとみに知られるところですが、古くは『ハートブルー』や『スピード』を始めとしたガンアクション映画の数々に出演しており、しっかりと基本を抑えたリアリティのあるガンファイトを魅せる俳優としても有名ですね。
ストーリーそのものは、かけがえのない『希望』を奪われた元殺し屋が、自分から全てを奪った者に復讐を誓うという、はっきり言えばこれまでに散々使い古されたパターンなのですが、魅力あふれるキャラクター描写と身がすくむような殺気溢れるハードアクションの連続で見る者を魅了します。
▲主人公ジョン・ウィックは、かつてロシアンマフィアに所属していた凄腕の殺し屋で、ボスであるヴィゴ・タラソフにも一目置かれていた男。愛する女性ヘレンとの出会いをきっかけに足を洗う事を決意し、ある困難な仕事を遂行する事を条件に引退を許されます。
しかし幸せな結婚生活も長くは続かず、病に倒れた妻ヘレンは闘病生活の甲斐なくジョンを残して先立つことに。最愛の人を無くし悲嘆に暮れていた葬儀当日の夜、へレンが生前手配していたある『贈り物』が彼の元に届けられたことで、生きる希望を少しづつ取り戻してゆくジョン。
ところがそのはかない希望を、かつて自分が仕えたヴィゴの息子ヨセフに理不尽に奪われ、ジョンは復讐鬼として裏社会に舞い戻ります。
ちなみにジョンの現役時代の通り名はバーバヤガー。(※ロシアの伝承に登場する魔女 ヤガー婆さんのことで、劇中ではブギーマン/魔物みたいな意味でこの言葉が使われております。)
▲劇中ジョンのサイドアームとして使用されるのが、H&K P30Lのコンペンセーター付きカスタムモデル。バックアップガンはグロック26ですね。両モデルとも予備も含めて2丁づつ用意している所がシブいです。
P30LはKSCさんあたりがブローバックガスガンで出してくれないかにゃ~?
▲ガンアクションのシーンはかなり派手目で、米国ではガンフー(ガンとカンフーを組み合わせた造語)と呼ばれているようですが、最新のコンバットシューティングのメソッドが巧みに取り込まれており、柔道をベースとしたボディアクションと相まって、手の届くような極至近距離におけるガンファイトが確かな説得力を伴って描写されております。
息子を守るためにヴィゴが差し向けた殺し屋に対しジョンは一切の容赦がなく、胴体への銃撃で動きを止めつつ、頭部に銃弾をぶち込んで確実に敵を無力化(と書いて必ず殺すと読む)する、エゲツな~い戦いぶりが特徴。
激しい銃撃戦の合間にタクティカルリロードもしっかり見せており、マガジンの上部に人差し指を添えてグリップに確実に叩きこむ動作に、キアヌ・リーブスがちゃんと専門的なトレーニング受けていることが伺えます。
極至近距離でのガンファイトの際に、肘を曲げて銃をコンパクトに構えるC.A.R(Center Axis Relock)システムというテクニックを多用しているところもプロいですね。
▲正面切った多対一の銃撃戦では、Coharie Arms社のCA-415をメインアームにチョイス。馴染みの薄い名前ですが、要するにHK416のアメリカ製クローンモデルであります。
オプティカルサイトはEo-TECHの553が乗っかってますね。
街中で目立たないよう、ナイロンのディスクリートケースに納めて携行しているのがこれまたリアル。
ハンドガンと同じように至近距離で発砲するときはC.A.R.システムのスタンスで相手の胸部を狙い、例によって止めは頭部にバースト射撃。おっかねえ~!
▲Kel-Techの最新ブルパップショットガンKSGも登場。ジョン自身の銃では無く、敵から奪って使用する武器ですが、発砲時にしっかり目を開けている所がエライ!銃に慣れてない俳優だと、大抵音とマズルフラッシュにビビって目をつぶっちゃいますから。
▲DTA(Desert Tech Arms)社のブルパップ式ボルトアクションスナイパーライフルSRS(Stealth Recon Scout)の22インチバレルバージョンもいち早く登場。これも敵から奪ったものですね。
ヨセフのボディガード達に反撃する暇も与えず、ヘッドショットで次々に射殺していくシーンがこれまたおっかねえ~!
▲脇を固める俳優陣がまた豪華で、ジョンの親友でありヴィゴに彼の抹殺を依頼されるベテランの殺し屋マーカス役にあのウィレム・デフォーが!彼がジョン抹殺の依頼を引き受けた真意は、ぜひ劇場でご確認下さいまし。
腕のいい狙撃屋らしく、使用銃はルガーM77をテイクダウンタイプにカスタマイズし、サプレッサーを装着したもの。ビルの屋上でアタッシュケースから取り出したライフルを組み立てる、ある意味ベタなお約束シーンも有り。
発砲したライフルを片付ける際、加熱したサプレッサーで火傷しないようペロリと指を舐めるシーンが芸コマです!
▲古株の殺し屋らしく、サイドアームも新しめなポリマーフレームオートでは無く、オールドファッションなブラウニングハイパワーを愛用。仕事に取り掛かる前に銃をしっかりメンテナンスする所が、いかにも職人気質という感じですね。
バックアップガンもしっかり用意してますが、劇中ハイパワーを抜くシーンが無かったのが残念であります。
▲マーカス同様ジョンの古馴染みで、同じくジョン抹殺をヴィゴに依頼されたミス・パーキンス。劇中なぜか必ずミスを付けて呼ばれているのがなんか可笑しいです。
演じるエイドリアンヌ・パリッキは身長が180cmあるそうで、キアヌ・リーブスとの格闘シーンでも全く引けを取っておりませんでした。
金の為なら仁義もへったくれもないという悪女系キャラですが、その行いのせいで最後は自分の首を絞める事に…。使用銃はサプレッサー付きのワルサーP99。
▲ヴィゴの腹心の部下であり、格闘の達人キリール。劇中ジョンを最も苦しめる宿敵のようなポジションのキャラクターで、格闘のスタイルはロシア系武術を意識したらしくサンボやシステマっぽい感じで、繰り出す技の一つ一つがいちいち痛そうです!
演ずるはキアヌ・リーブス主演のマトリックス・リローデッドでエージェント・ジョンソン役を演じたダニエル・バーンハードですね。
使用銃はセイリエントアームズのグロック17カスタムTier1。構えが素人くさいカップ&ソーサーなのはちょっとかっこ悪いかにゃ~?
▲マフィア側の連中の使用銃はグロック系が多いのですが、ちょこっと珍しかったのがFAB Defense社のKPOSカービンコンバージョンキットを組み込んだバージョン。昔中華製で出てましたね。
フルオートで景気よく弾をばら撒いてましたが、よく見るとサイトが付いてませんね、この銃。
▲ジョンの復讐がマフィア側の報復を呼ぶ負の連鎖で、最後は泥沼の殺し合いに突入していきます。ある意味かわいそうなのがロシアンマフィアのボスヴィゴで、バカ息子が粋がって余計なことしでかさなけりゃ、おっかないバーバヤガー(ブギーマン)を敵に回さずに済んだんですよねえ。
ヴィゴ自身は仁義を守るタイプの極道らしく、長年組織に貢献したジョンに対して、畏敬の念と共にある種の親愛の情も抱いていたようですが、息子の育て方を間違っちゃったんだねえ。
なんにせよ、アクションスターとしてのキアヌ・リーブス完全復活!という感じで、ぜひ劇場でやってるうちに見てもらいたい傑作であります!
そういえばキアヌ・リーブスの主演が決まったというアメリカのTVドラマジョン・レインシリーズって、今どうなってんだろ?同じ原作が椎名桔平主演で映画化(大駄作!)された時より遥かに期待が持てるんで、ポシャッちゃうような事があったら悲しんですが。
エアガン、電動ガン、サバイバルゲームの事なら『FORTRESS WEB SHOP』へ♪
それではまた、『タナ・セガール洋画劇場』でお会いしましょう!サヨナラ!サヨナラ!サヨナラ!
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▲以前から公開を心待ちにしておりましたキアヌ・リーブス主演のアクション大作『ジョン・ウィック』(原題 JOHN WICK)を観て参りました!
▲アメリカ本国では昨年2014年の時点ですでに公開されており、ほぼ1年遅れの日本公開となった本作。こんな面白い作品を1年間も放ったらかしにしていた日本の配給会社に、小生憤りを禁じえないというくらい、近年のアクション映画の中では大傑作と言える作品だと思いまする!(小生の独断と偏見ですが。)
▲キアヌ・リーブスといえばMATRIXシリーズでの主演がとみに知られるところですが、古くは『ハートブルー』や『スピード』を始めとしたガンアクション映画の数々に出演しており、しっかりと基本を抑えたリアリティのあるガンファイトを魅せる俳優としても有名ですね。
ストーリーそのものは、かけがえのない『希望』を奪われた元殺し屋が、自分から全てを奪った者に復讐を誓うという、はっきり言えばこれまでに散々使い古されたパターンなのですが、魅力あふれるキャラクター描写と身がすくむような殺気溢れるハードアクションの連続で見る者を魅了します。
▲主人公ジョン・ウィックは、かつてロシアンマフィアに所属していた凄腕の殺し屋で、ボスであるヴィゴ・タラソフにも一目置かれていた男。愛する女性ヘレンとの出会いをきっかけに足を洗う事を決意し、ある困難な仕事を遂行する事を条件に引退を許されます。
しかし幸せな結婚生活も長くは続かず、病に倒れた妻ヘレンは闘病生活の甲斐なくジョンを残して先立つことに。最愛の人を無くし悲嘆に暮れていた葬儀当日の夜、へレンが生前手配していたある『贈り物』が彼の元に届けられたことで、生きる希望を少しづつ取り戻してゆくジョン。
ところがそのはかない希望を、かつて自分が仕えたヴィゴの息子ヨセフに理不尽に奪われ、ジョンは復讐鬼として裏社会に舞い戻ります。
ちなみにジョンの現役時代の通り名はバーバヤガー。(※ロシアの伝承に登場する魔女 ヤガー婆さんのことで、劇中ではブギーマン/魔物みたいな意味でこの言葉が使われております。)
▲劇中ジョンのサイドアームとして使用されるのが、H&K P30Lのコンペンセーター付きカスタムモデル。バックアップガンはグロック26ですね。両モデルとも予備も含めて2丁づつ用意している所がシブいです。
P30LはKSCさんあたりがブローバックガスガンで出してくれないかにゃ~?
▲ガンアクションのシーンはかなり派手目で、米国ではガンフー(ガンとカンフーを組み合わせた造語)と呼ばれているようですが、最新のコンバットシューティングのメソッドが巧みに取り込まれており、柔道をベースとしたボディアクションと相まって、手の届くような極至近距離におけるガンファイトが確かな説得力を伴って描写されております。
息子を守るためにヴィゴが差し向けた殺し屋に対しジョンは一切の容赦がなく、胴体への銃撃で動きを止めつつ、頭部に銃弾をぶち込んで確実に敵を無力化(と書いて必ず殺すと読む)する、エゲツな~い戦いぶりが特徴。
激しい銃撃戦の合間にタクティカルリロードもしっかり見せており、マガジンの上部に人差し指を添えてグリップに確実に叩きこむ動作に、キアヌ・リーブスがちゃんと専門的なトレーニング受けていることが伺えます。
極至近距離でのガンファイトの際に、肘を曲げて銃をコンパクトに構えるC.A.R(Center Axis Relock)システムというテクニックを多用しているところもプロいですね。
▲正面切った多対一の銃撃戦では、Coharie Arms社のCA-415をメインアームにチョイス。馴染みの薄い名前ですが、要するにHK416のアメリカ製クローンモデルであります。
オプティカルサイトはEo-TECHの553が乗っかってますね。
街中で目立たないよう、ナイロンのディスクリートケースに納めて携行しているのがこれまたリアル。
ハンドガンと同じように至近距離で発砲するときはC.A.R.システムのスタンスで相手の胸部を狙い、例によって止めは頭部にバースト射撃。おっかねえ~!
▲Kel-Techの最新ブルパップショットガンKSGも登場。ジョン自身の銃では無く、敵から奪って使用する武器ですが、発砲時にしっかり目を開けている所がエライ!銃に慣れてない俳優だと、大抵音とマズルフラッシュにビビって目をつぶっちゃいますから。
▲DTA(Desert Tech Arms)社のブルパップ式ボルトアクションスナイパーライフルSRS(Stealth Recon Scout)の22インチバレルバージョンもいち早く登場。これも敵から奪ったものですね。
ヨセフのボディガード達に反撃する暇も与えず、ヘッドショットで次々に射殺していくシーンがこれまたおっかねえ~!
▲脇を固める俳優陣がまた豪華で、ジョンの親友でありヴィゴに彼の抹殺を依頼されるベテランの殺し屋マーカス役にあのウィレム・デフォーが!彼がジョン抹殺の依頼を引き受けた真意は、ぜひ劇場でご確認下さいまし。
腕のいい狙撃屋らしく、使用銃はルガーM77をテイクダウンタイプにカスタマイズし、サプレッサーを装着したもの。ビルの屋上でアタッシュケースから取り出したライフルを組み立てる、ある意味ベタなお約束シーンも有り。
発砲したライフルを片付ける際、加熱したサプレッサーで火傷しないようペロリと指を舐めるシーンが芸コマです!
▲古株の殺し屋らしく、サイドアームも新しめなポリマーフレームオートでは無く、オールドファッションなブラウニングハイパワーを愛用。仕事に取り掛かる前に銃をしっかりメンテナンスする所が、いかにも職人気質という感じですね。
バックアップガンもしっかり用意してますが、劇中ハイパワーを抜くシーンが無かったのが残念であります。
▲マーカス同様ジョンの古馴染みで、同じくジョン抹殺をヴィゴに依頼されたミス・パーキンス。劇中なぜか必ずミスを付けて呼ばれているのがなんか可笑しいです。
演じるエイドリアンヌ・パリッキは身長が180cmあるそうで、キアヌ・リーブスとの格闘シーンでも全く引けを取っておりませんでした。
金の為なら仁義もへったくれもないという悪女系キャラですが、その行いのせいで最後は自分の首を絞める事に…。使用銃はサプレッサー付きのワルサーP99。
▲ヴィゴの腹心の部下であり、格闘の達人キリール。劇中ジョンを最も苦しめる宿敵のようなポジションのキャラクターで、格闘のスタイルはロシア系武術を意識したらしくサンボやシステマっぽい感じで、繰り出す技の一つ一つがいちいち痛そうです!
演ずるはキアヌ・リーブス主演のマトリックス・リローデッドでエージェント・ジョンソン役を演じたダニエル・バーンハードですね。
使用銃はセイリエントアームズのグロック17カスタムTier1。構えが素人くさいカップ&ソーサーなのはちょっとかっこ悪いかにゃ~?
▲マフィア側の連中の使用銃はグロック系が多いのですが、ちょこっと珍しかったのがFAB Defense社のKPOSカービンコンバージョンキットを組み込んだバージョン。昔中華製で出てましたね。
フルオートで景気よく弾をばら撒いてましたが、よく見るとサイトが付いてませんね、この銃。
▲ジョンの復讐がマフィア側の報復を呼ぶ負の連鎖で、最後は泥沼の殺し合いに突入していきます。ある意味かわいそうなのがロシアンマフィアのボスヴィゴで、バカ息子が粋がって余計なことしでかさなけりゃ、おっかないバーバヤガー(ブギーマン)を敵に回さずに済んだんですよねえ。
ヴィゴ自身は仁義を守るタイプの極道らしく、長年組織に貢献したジョンに対して、畏敬の念と共にある種の親愛の情も抱いていたようですが、息子の育て方を間違っちゃったんだねえ。
なんにせよ、アクションスターとしてのキアヌ・リーブス完全復活!という感じで、ぜひ劇場でやってるうちに見てもらいたい傑作であります!
そういえばキアヌ・リーブスの主演が決まったというアメリカのTVドラマジョン・レインシリーズって、今どうなってんだろ?同じ原作が椎名桔平主演で映画化(大駄作!)された時より遥かに期待が持てるんで、ポシャッちゃうような事があったら悲しんですが。
それではまた、『タナ・セガール洋画劇場』でお会いしましょう!サヨナラ!サヨナラ!サヨナラ!
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