2011年02月27日
フォートレス秘宝館その59
皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのマーク・ダカスコス(別名ハワイの村上弘明)(意味不明)こと、タナ・セガールでございます。
このところ慢性的なネタ不足に陥っておりました当『秘宝館シリーズ』ですが、先日岐阜県某所のセガール空間(実家の押入れともいう)から大量の秘宝を発掘して参りましたので、しばらくは安泰かななどと思いつつ今週のお題はコチラ!↓
▲『MGC S&W M76 モデルガン』
過去の秘宝館にてご紹介したMGCのフルオートガスガン『M76 インターセプター』のベースとなったブローバックモデルガンであります!
▲実銃はかつてS&W社の公用部門が製造していた9mmパラべラム口径のSMG。もとはベトナム戦争中、SEALがいけない作戦用に使用していたスウェディッシュKことカールグスタフM45がスウェーデン政府の意向で禁輸となったため、海軍の依頼によりM45のコピーに近い仕様で生産されたという経緯があります。
70年代SWAT装備の定番でもありますね。
▲設計は非常に保守的で、これより設計年代の古いUZIよりも古臭く見えます。大戦中のMP40やグリスガンに近い構造ですね。反面、単純な構造のおかげで信頼性は非常に優れていたとの事。
そういえば、新生バットマンシリーズの第2作目『ダークナイト』の劇中、ヒース・レジャー扮するジョーカーがこの銃をぶっ放すシーンがありましたが、発射音としてミニガンの銃声をサンプリングしていたそうで、エラく景気のいい音を響かせておりました。
▲撃発システムはオーソドックスなオープンボルトブローバック。ボルトの作動ストロークが長い為、ブローバックのサイクルは結構遅めでありました。同じMGC製のイングラムとは対照的ですね。
ちなみに初期の製品はオープンデトネーター(開放式)カートを使用していましたが、こちらの製品はCPカート(閉鎖式)を使用する後期型です。
▲セレクターレバーはレシーバーの中央に配置されており、お世辞にも使い易いとは言えません。
外装周りの材質はABS樹脂製で、サンドブラスト加工による艶消し処理が施され、ざらついたパーカライジング風に仕上げられております。
▲カートは同社のM59シリーズと共用となっており、両方持っているユーザーには便利でありました。
実銃のマガジンはパーカライジングだったようですが、モデルガンはブルーフィニッシュなので、発火後のお手入れは必須です。
▲実銃と同様の手順でフィールドストリッピングが可能。発火後のお手入れも楽チンです!
こうして見ると、全長の割に銃身長が短いのが判りますね。UZIやイングラムのように銃身に覆いかぶさるラップアラウンド式ボルトを採用していない為、どうしてもレシーバーが胴長になってしまうわけで、こういうところにも保守的な設計思想が見て取れます。
▲バレルを外すと、チャンバー部分にデトネーターがセットされているのが判ります。Cリングでレシーバーに固定されているため、デトネーターそのものを外すのはちょっぴり面倒。
このパーツを交換する事でCP式/オープンデトネーター式双方にコンバートする事も可能で、小生のM76も元はオープンデトネーター式だったものを途中でCP式に換装しております。(カートの入手が難しくなったため。)
もっとも、生産中止になって20年近くたつモデルガンであり、今となっては予備パーツの供給もございませんので、90年代の半ばを最後に発火はしておりません。だってぶっ壊れたらショックだもん!(このしみったれが!)
それではまた、『秘宝館』にてお会いしましょう!
このところ慢性的なネタ不足に陥っておりました当『秘宝館シリーズ』ですが、先日岐阜県某所のセガール空間(実家の押入れともいう)から大量の秘宝を発掘して参りましたので、しばらくは安泰かななどと思いつつ今週のお題はコチラ!↓
▲『MGC S&W M76 モデルガン』
過去の秘宝館にてご紹介したMGCのフルオートガスガン『M76 インターセプター』のベースとなったブローバックモデルガンであります!
▲実銃はかつてS&W社の公用部門が製造していた9mmパラべラム口径のSMG。もとはベトナム戦争中、SEALがいけない作戦用に使用していたスウェディッシュKことカールグスタフM45がスウェーデン政府の意向で禁輸となったため、海軍の依頼によりM45のコピーに近い仕様で生産されたという経緯があります。
70年代SWAT装備の定番でもありますね。
▲設計は非常に保守的で、これより設計年代の古いUZIよりも古臭く見えます。大戦中のMP40やグリスガンに近い構造ですね。反面、単純な構造のおかげで信頼性は非常に優れていたとの事。
そういえば、新生バットマンシリーズの第2作目『ダークナイト』の劇中、ヒース・レジャー扮するジョーカーがこの銃をぶっ放すシーンがありましたが、発射音としてミニガンの銃声をサンプリングしていたそうで、エラく景気のいい音を響かせておりました。
▲撃発システムはオーソドックスなオープンボルトブローバック。ボルトの作動ストロークが長い為、ブローバックのサイクルは結構遅めでありました。同じMGC製のイングラムとは対照的ですね。
ちなみに初期の製品はオープンデトネーター(開放式)カートを使用していましたが、こちらの製品はCPカート(閉鎖式)を使用する後期型です。
▲セレクターレバーはレシーバーの中央に配置されており、お世辞にも使い易いとは言えません。
外装周りの材質はABS樹脂製で、サンドブラスト加工による艶消し処理が施され、ざらついたパーカライジング風に仕上げられております。
▲カートは同社のM59シリーズと共用となっており、両方持っているユーザーには便利でありました。
実銃のマガジンはパーカライジングだったようですが、モデルガンはブルーフィニッシュなので、発火後のお手入れは必須です。
▲実銃と同様の手順でフィールドストリッピングが可能。発火後のお手入れも楽チンです!
こうして見ると、全長の割に銃身長が短いのが判りますね。UZIやイングラムのように銃身に覆いかぶさるラップアラウンド式ボルトを採用していない為、どうしてもレシーバーが胴長になってしまうわけで、こういうところにも保守的な設計思想が見て取れます。
▲バレルを外すと、チャンバー部分にデトネーターがセットされているのが判ります。Cリングでレシーバーに固定されているため、デトネーターそのものを外すのはちょっぴり面倒。
このパーツを交換する事でCP式/オープンデトネーター式双方にコンバートする事も可能で、小生のM76も元はオープンデトネーター式だったものを途中でCP式に換装しております。(カートの入手が難しくなったため。)
もっとも、生産中止になって20年近くたつモデルガンであり、今となっては予備パーツの供給もございませんので、90年代の半ばを最後に発火はしておりません。だってぶっ壊れたらショックだもん!(このしみったれが!)
それではまた、『秘宝館』にてお会いしましょう!
『こんだけ綺麗に残ってるのは珍しいわ~』!
『今見ても問答無用でカッコエエよね』!
『ある意味S&W M945のご先祖様』?
『幻の45口径ハイパワー発見!』(嘘です!)
『忘れた頃の秘法館』ちょこっと復活!
『コイツの実物は初めて見たわ』!
『今見ても問答無用でカッコエエよね』!
『ある意味S&W M945のご先祖様』?
『幻の45口径ハイパワー発見!』(嘘です!)
『忘れた頃の秘法館』ちょこっと復活!
『コイツの実物は初めて見たわ』!