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Posted by ミリタリーブログ  at 

2012年10月17日

タナ・セガール洋画劇場『コマンドー』

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。

小生が独断と偏見にまみれつつ選んだおススメ洋画(たまに邦画もあるかも)を、気が向いた時にのんべんだらりとご紹介する『タナ・セガール洋画劇場』

通算第6回目となります今宵のお題はコチラ!↓

『コマンドー(原題COMMANDO)』
1985年に公開された、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の脳筋系ハードアクション
ちなみに同時上映(若い人はご存じないかもしれませんが、当時は新作映画も2本立て上映が普通だったんですよ~)は、なぜか方向性が全く異なるゾンビホラー映画『バタリアン』(The Return of the Living Dead)でございました。




▲シュワちゃんが演じるのは、元米軍特殊部隊(所属は不明)の隊長という経歴を持つ退役軍人ジョン・メイトリクス大佐。ちなみにファミリーネームのメイトリクスは、マトリックス(MATRIX)と同じスペルです。
妻を亡くし、残された娘と心安らかに生きる為に軍を除隊し、山奥のログハウスで隠居生活しているという設定。まだ30代前半のはずなのに、うらやましいこったねえ。




▲一人娘のジェニー役を演じるのはあのアリッサ・ミラノ!この頃はホンマかわええ娘やったなあ。
あ、ちなみに小生ロリの気はございませんので、通報はご勘弁下さいまし。




▲物語はジョンの元部下達(退役済み)が、謎の武装集団に次々と暗殺されていく所から始まります。
ゴミ収集員に成りすました殺し屋にMAC10で蜂の巣にされる頭髪の寂しいおとっつぁんや、店の展示車で轢き殺されるカーディーラー、漁船ごと爆破される漁師さんと、殺され方のバラエティがヤケに豊富。
上の画像でMAC10ぶっ放している黒いお地蔵さんは、『プレデター』でもシュワちゃんと共演しているビル・デューク。本作では黒幕に雇われた元グリーンベレー(自称)のクック役を演じております。




▲ヘリでジョン親子の暮らすログハウスを訪れた元上官のカービー将軍(右)は、ジョンの部隊に所属していた元隊員たちが次々と殺害されている事実を伝え、彼に警戒を促します。しかしこれがまずかった!
実は将軍の動向は件の組織に監視されており、ジョンの居場所を突き止めるためにまんまと利用されていたのでした!駄目じゃん、このおっさん!




直後に襲撃してきた武装グループに娘ジェニーをさらわれ、自身も身柄を拘束されるジョン。
裏で糸を引いていたのは、かつてジョン達の手で独裁者の座から引きずりおろされた、南米の小国バルベルデの元大統領アリアス(ダン・ヘダヤ)。
関係ないけど、本作と同じジョエル・シルバープロデュースの『ダイハード3』にも、バルベルデって地名が登場しておりまする。




▲そのアリアスに傭兵として雇われていたのは、ジョンのかつての部下であり、戦闘中の不法行為をとがめられて追放された事を恨んでいたベネット元大尉!決して後期型フレディ・マーキュリーではありません!
演ずるバーノン・ウェルズは、マッドマックス2のモヒカン男ことウェズ役で有名な、オーストラリア出身の役者さんであります。




▲娘を人質にとられたジョンは、アリアスにバルベルデの現大統領の暗殺を命じられます。現大統領の信頼の厚いジョンなら、容易に接近できる事を見越しての事ですね。
しかし彼は暗殺を引き受けるふりをしつつ、バルベルデ行きの旅客機の機内で見張り役の男の首をへし折り、毛布を掛けて眠っているように見せかけると『スッチーさん、コイツ死ぬほど疲れてるから、到着まで起こさないでやってねと念を押しつつ、自身は滑走を始めた機内から脱出を敢行!




▲降着装置につかまりながら、おもむろに飛び降りるジョン!そして(いくら下が沼地だとは言え)無傷で着地に成功するジョン!
あんたの実家はサイバーダイン社かい!
ともあれ、ジョンは愛娘を救い出すべく行動を開始します!タイムリミットは飛行機がバルベルデに到着するまでの11時間




半ば無理やり協力者にさせられたスッチーのシンディ(レイ・ドーン・チョン)と共に、娘の居場所に関する手がかりを得る為、奔走するジョン。冷静に考えると、それって誘拐じゃあ…いえなんでもありません!
アリアスの部下の一人サリー(デイビッド・パトリック・ケリー)やクック締め上げ、というかぬっ殺しつつ、手がかりをつかんでいきます。

カーチェイスの果てにとっ捕まえたサリーを崖の上から片手でぶら下げて情報を聞き出し、最後は崖下に放り出すのですが、このシーンのやり取りが傑作!
ジョン『サリー、お前は最後に殺すといったな?』サリー『ああ、確かにそう言った!』ジョン『あれ、うっそぴょ~ん!』ポイッてな感じ。
そういや、サリーが持ってるキャリーガンがASPなんてレア物カスタムガンだったりするところが、さりげなくイカしてます。




▲娘の居場所を付き止めたジョンは、ショッピングと称して軍放出品点に押し入り、武器弾薬や装備品を調達!殴り込みの準備を整えていきます!
でも時間をかけ過ぎたせいか、駆けつけてきたお巡りさんに逮捕されます!当たり前や!
あんた、ホンマに元特殊部隊の隊長さんかい!というツッコミは、なるべく飲み込んで頂けると助かります。




▲先に店を出ていたおかげで逮捕を免れていたシンディが、護送車で運ばれていくジョンを救出するべく、勇ましくロケットランチャーを持ち出します!
でもこのおねいさん、ランチャーを前後逆に構えるというベタな事をやらかしてくれちゃったりいたします。(結果は想像付くよね。)
このランチャー、米軍がベトナム戦争なんかに少数投入したM202A1、通称FLASHFLame Assault SHoulder weaponのかなり強引な略称)という奴で、66mmの焼夷ロケット弾を4発発射できるという代物。射程が極端に短く、扱いづらい火炎放射器に替わる焼夷兵器として開発されたもんらしいです。




▲なんだかんだでシンディに助けられたジョンは、アリアスの組織が保有していた水上飛行機を奪取し、彼らの拠点となっている島に向かいます!
ど~でもいいけど、装填重量4kgを超えるUZIを、そんな軽々と片手撃ちしないように!




▲シンディにカービー将軍とのコンタクトを託すと、ジョンは目立たないよう水上からボートで島に接近。調達した装備を海岸で身に着け、多数の兵士が守りを固めるアリアスの拠点に乗り込んでいきます!このシークエンスはいつ見ても燃えるぢぇい!
ちなみに装備の内訳はヴァルメM78アサルトライフル、UZIサブマシンガン、レミントンM870ショットガン、デザートイーグルMK-1 357マグナム、ライフサポートシステム・サバイバルナイフ、スコーピオン・スローイングナイフ(少なくとも2本)、スペツナズナイフ、M18クレイモア対人指向性地雷4個、M67対人破片手榴弾4個、M202A1ロケットランチャーという充実ぶり!総重量は軽く30kgを超えております!
名付けて、フルアーマーお父さん




▲一人編成の1個中隊(?)ぐらいの勢いで大量虐殺ジェニー救出を開始するジョン!映画史上まれにみる、究極の親バカ、というかバカ親ですね!
将来ジェニーが恋人を連れてきて『お父さん、ジェニーさんを僕に下さい!』とか言われたら、即座に射殺しそうなレベルの子煩悩っぷりです。




▲手にした銃の弾が切れる度にそれをポイ捨てして、新しい武器に切り替えるという贅沢な戦いっぷり!銃をいっぱい持つより、弾薬の携行数を増やした方が良いんじゃ…ああいえなんでもありません!




▲調子こいて撃ちまくってたら、敵兵の一人に手榴弾を投げつけられてドッカ~ン!(でもかすり傷。)傷ついたジョンが逃げ込んだ物置めがけて兵士たちが集中砲火を喰わせます!
まあしかし、そんなもんでくたばるようなお父ちゃんでは無い訳で、物置にあった丸鋸の刃やマチェット、斧などを駆使して周囲の敵兵を蹴散らし、M60E3マシンガンを奪って反撃に出ます!
どうでもいいけど、タクティカルベストを着込んでから迷彩ペイントを塗ったはずなのに、このシーンでベストを脱いだ時に体にまでペイントが塗られているのは変だというツッコミも、出来れば飲み込んで頂けると助かります。




▲ザコ兵士たちがあらかた倒されてしまい、仕方ないから元大統領が直々に応戦!へっぴり腰でステアーAUGを撃ちまくります!
ちなみにステアーAUGは、この作品が映画初登場だったり致します。(※訂正 83年公開の『007 オクトパシー』で既に登場してました。)




▲アリアスに向けて、敵から奪ったM16を撃ちまくるジョン!だからお父ちゃん、長物はそんなシレッと片手で撃つもんやない言うてるやろ!
前の年までターミネーターやってた時の癖が抜けんのかいな?




▲屋敷の奥に逃げこむアリアスを、ショットガンでさらに追撃!取り敢えずキューピー3分クッキングくらいの所要時間でアリアスをぬっ殺し、ジェニーを探します。




▲一方ジェニーは必死こいて監禁場所から逃げ出しはしたものの、ブチ切れた後期型フレディ・マーキュリー、もといベネットさんの手に落ちてしまい、お父さん最後の最後で大ピンチに陥ってしまいます。
しかし根が単純なベネットさん、ジョンの口車に乗せられて逆上!せっかく人質にした小娘を放り出し、銃も捨ててナイフファイトに突入する事に。なんか、色々と残念な人だねえ。
画像では見切れちゃってますが、ベネットのサイドアームはデトニクス社製M1911クローンのスコアマスターですね。




▲ナイフファイトから始まった戦いは次第にグダグダな素手のドツキ合いに推移し、最後は汗臭いオヤジ同士のキャッキャウフフ状態に!
火事場のクソ力で発奮したお父さんにボコリ倒されたベネットは、そういえば脇に吊るしたままだったUZIピストルでジョンを射殺しようとしますが、ジョンはすかさず壁からスティールパイプをもぎ取ると、ベネットに向かって投擲!ベネットはあえなく串刺しに。子供の前でも、お父ちゃんやる事はやっちゃいます!

それにしてもこのお父ちゃん、旅客機から飛び降りるは、素手でチェーンは引きちぎるはで、人間やめるのもええ加減にせいよと言いたくなりますが、こうしたご意見も出来れば飲み込んで頂けると助かります。



まあ、色々とツッコミ所は満載なのですが、サバゲ前夜に見るとテンションが上がりまくること間違いなし!脳みそ空っぽにしつつ見るにはもってこいの大傑作です!
聞くところによると本作品にもリメイク(ロシア版リメイクの『コマンドーR』とはまた別口)の話が持ち上がっているようですが、ええ加減安直なリメイク路線から離れろと、小生ハリウッドのボンクラ脚本家連中に声を大にして言いたい!

それではまた、ネタが集まったころに『タナ・セガール洋画劇場』でお会いしましょう!サヨナラ!サヨナラ!サヨナラ!




  

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Posted by フォートレスWEBショップ  at 17:00Comments(5)タナ・セガール洋画劇場