2018年01月16日

タナ・セガール洋画劇場『ウォンテッド』

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。

小生が独断と偏見にまみれつつ選んだおススメ洋画(たまに邦画もあるかも)を、気が向いた時にのんべんだらりとご紹介する『タナ・セガール洋画劇場』

今回のお題はちょっぴりマイナー気味な80年代B級アクション映画でございますところのコチラでございまする!↓


『ウォンテッド』(原題 Wanted Dead or Alive)
ウォンテッドと言っても、アンジェリーナ・ジョリーが出たヤツじゃありませんよ~?1987年に日本公開された、ルトガー・ハウアー主演のB級(※大事な事なので2度言いました)アクションムービーであります!
ルトガー・ハウアーといえば、80年代SFの金字塔『ブレードランナー』の逃亡レプリカントグループのリーダーロイ・バッティ役や、サイコサスペンス・ロードムービー『ヒッチャー』の不気味な殺人鬼ジョン・ライダー役で強烈な印象を残したオランダ出身の名優ですね。

以下、微妙~にネタバレありなのでご注意を!




▲原題を見てピンと来た方もおられるかと思いますが、かつてお茶の間で人気を博したスティーブ・マックイーン主演のTV西部劇『拳銃無宿』(原題 Wanted Dead or Alive)の現代版続編とでもいうべき作品で、本作の主人公は拳銃無宿の主人公ジョッシュ・ランダルの曾孫に当たるキャラクターとして設定されております。
まあ、劇中ではほんのり匂わせる程度ですが。




▲主人公ニック・ランダルは元CIAの特殊作戦要員だった過去を持つバウンティハンター(賞金稼ぎ)。
現代のアメリカでも賞金稼ぎは正式な職業として認められており、高利子で保釈金を立て替えるベイルボンドと呼ばれる金貸し業者と契約し、保釈金を踏み倒して逃亡した犯罪者をとっ捕まえるのが主なお仕事でございます。
スティーブ・マックイーン主演の『ハンター』や、ロバート・デ・ニーロ主演の『ミッドナイト・ラン』なんかも、現代の賞金稼ぎを描いた作品でありました。

仕事柄引退した元警官や退役軍人なんかが賞金稼ぎになることが多いようで、一定の範囲内で逮捕権や武力の行使も認められているとか。




▲どこからどう見ても悪役面なハウアーが悪党をとっ捕まえるという構図は、1シーンだけ切り取ったらどっちが悪モンなのか分かりにくいですねえ。
おまわりさんじゃないので、逃亡犯をとっ捕まえる際の手際もメチャクチャ乱暴です!




▲逃亡犯2人をとっ捕まえて馴染みの刑事に引き渡すと、事務所兼遊び場にしている倉庫に足を向けるニック。オフィスの片隅には仕事道具(銃)をずらりと並べたガンラックがあり、サプレッサー付きのAR-15やCAR-15、シュタイヤーAUG、ハイスタンダードHS10らしきブルパップショットガン、カスタマイズされたルガー10/22らしきサプレッサー付きライフルなどが整然と並べられております。
広々とした倉庫の中はバイクで走りまわれるだけの広さがあり、バスケのゴールポストなんかも据え付けられてたりして、大人の隠れ家という感じ!こういうの憧れるわ~。




▲チンケな仕事を一つ片付けたところで、ニックは古巣であるCIAからある危険人物の捕縛を依頼されます。それがイスラム系テロ組織の指導者であり、数々の凄惨なテロ事件引き起こしてきたマラク・アル・ラヒムという男。
ユダヤ教のラビというイスラム教徒とは真逆の身分に成りすましてアメリカに入国したマラクは、新聞社に犯行予告の電話を入れ、自身の指紋をボックスに残したうえで映画館(ランボー2を上映中!)を爆破し、米国に宣戦布告を行います。

マラク役を演じるのは、ロックバンドKISSのベーシスト/ボーカリストとして知られるあのジーン・シモンズ!お馴染みのメイクを落とすと絵に描いたような極悪人面(?)だったりするため、いくつかの映画に悪役として出演しております。
最近だと日本映画『デトロイト・メタル・シティ』に、デスメタルのカリスマジャック・イル・ダーク役で出演していたのが記憶に新しいところでありますね。




▲爆破された劇場跡の遺留品から、爆弾の起爆用として使用されたNASAグレードの衛星用ソレノイドコイルの残骸が発見されたことから、ニックはそれを糸口としてマラクの組織に迫っていきます。
しかしCIA内部にも現在は部外者のニックを捜査に引き入れることに難色を示す勢力があり、何かにつけて妨害を受けることに。
ニックのサイドアームはクロームメッキ仕様のH&K P7M13。劇中メインアームとして使用するのはショットガンなので、残念ながら本銃の発砲シーンはありませんが、中々に渋いハンドガンのチョイスであります。




▲バックアップウェポンのナイフはコールドスチール製TANTOのブラックフィニッシュバージョンをチョイス。その名の通り日本の短刀をモチーフとしたファイティングナイフで、シンプルかつ頑丈なフィーチャーからその筋のプロにも愛用者の多いモデルであります。
コールドスチールの社長さんは大の親日家だそうで、和式刃物にも造詣が深く、同社の製品には短刀や脇差をモチーフにしたモデルも数多くラインナップされています。日本刀をモチーフとしたKATANAなんてモデルまで作ってたりしますが、残念ながらこれらのモデルは日本では所持できません。




▲CIA時代のニックに殺されかけた因縁を持つマラクは、ニックのねぐらであるハーバーに係留されたヨットを爆破しますが、ヨットの中にいたのはCIAの監視員を撒くためにニックのふりをして訪れていた親友の刑事と、ニックの恋人でした。
巻き添えで2人を死なせてしまったニックは怒りに燃え、仕事抜きでマラクを捕らえようと決意します。

ところで気になるニックのショットガンですが、これがまた非常に手の込んだカスタムモデルでして、ベースはレミントンM870。これにレーザープロダクツ社(※現在のSUREFIRE)が同社のLPCレーザーサイトをビルトインしたもので、専用ピストルグリップにアクティベイトスイッチと充電式バッテリーがすっきりと内蔵されています。
フロント回りはサードパーティ製のバーティカルフォアグリップで更にカスタマイズ。流石にレーザーサイトは今の基準で見れば馬鹿でかい代物ですが、こういう80年代スタイルって問答無用でカッコエエよね!

オールレザー製で仕立てたM65フィールドジャケットと同じくレザー製のファティーグパンツを身に纏い、ブーツは不用意に紐が解けないようにダクトテープで固定。グローブはバイク用のようですが、トリガーフィンガーの人差し指と親指の部分だけ先っぽをちょん切って指先を出しているあたりが、メチャクチャプロっぽいです!




▲ニックはヨット爆破の実行犯の男を捕らえると、手荒い尋問(というか拷問)を加え、マラクの計画を突き止めます。それは市内の化学工場を爆破し、インドのボパール化学工場事故に匹敵する、未曾有のケミカルテロを引き起こすことでした。
CIAもマラクの手下が潜伏するアジトを突き止め、突入しますが、計画は既に走り出した後でした。




▲マラクの凶行を阻止すべく、死闘を繰り広げるニック!マラクを始めとするジハードゲリラのメインアームは定番のAKシリーズで、工場搬入用のドラム缶の中に隠れるためにフォールディングストック仕様のAKMSを使用しています。




▲ちょっと珍しいのが、ニックがゲリラの一人を倒して奪うライトマシンガン。これH&K G3ウェポンシステムのベルト給弾式多用途機関銃型であるHK21やないですか!
めったに映画に出てこない珍品ですが、結局マラクをおびき寄せる囮として、トリガーガードにタントーを突っ込んで床に放置し、弾が無くなるまで発砲を続けるという用途に使用されるのみ。
なんかもったいねえ~!

まんまと囮に引っかかったマラクはその隙に背後を取られ、冷たい怒りと憎悪を込めつつニックにボコリ倒されます。この時の情けなくもふてぶてしいジーン・シモンズの演技がまたいいんですよねえ。
極悪人のクセに、ニックに無様に半殺しにされながら『私は兵士だ!兵士らしく死ぬ権利がある!』とか素敵な台詞をほざいちゃうマラクが最高!




▲生かしたまま捕らえた際にはボーナスを支払うという当初の契約どおり、全殺しの2割引くらいの状態になったマラクをCIAに突き出すニック。口の中には猿轡の変わりにM67手榴弾を突っ込まれております。
『…報酬は全額、死んだ刑事の奥さんに渡してくれ。ボーナス分は俺の口座に。』報酬の振込先についてCIAエージェントに申し伝えるニック。
しかし最後の最後になって考えを変えた彼は…。

『Fuck the bonus!』

ニックが吐き捨てた最後の台詞が胸に突き刺さります。

レンタル屋さんにも中々置いてないマイナーな作品ですし、ブルーレイ化にも恵まれておりませんが、アクション映画が乱造された80年代半ばの隠れた名作(は、言い過ぎか)だと小生は思っておりまする。
機会があったら、ぜひ一度ご覧下さいまし。



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2017年12月23日

『Sicario 2 Soldado』今から楽しみやわ~!

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。

小生が独断と偏見にまみれつつ選んだおススメ洋画(たまに邦画もあるかも)を、気が向いた時にのんべんだらりとご紹介する『タナ・セガール洋画劇場』

今回はまだ未公開の作品ながら、期待をこめてこの作品を取り上げてみたいと思いまする!↓


『Sicario 2 Soldado』(邦題未定)
エミリー・ブラント主演、ベニチオ・デル・トロ/ジョッシュ・ブローリン共演で2015年に公開されたクライムサスペンス・スリラー『ボーダーライン』(原題 Sicario)の続編であります!
以前当コーナーでもご紹介した作品でございますね。




▲前作はアメリカ/メキシコの国境地帯を舞台に、麻薬の闇流通ルートとその背後にあるカルテルの暗躍、それに対抗するために善悪の境界(ボーダーライン)を踏み越えて行動するアメリカ政府直属のタスクフォースの活動を淡々と描いた、息詰まるような緊迫感溢れる佳作でございましたが、続編は昨今現実社会でも問題となっている移民の流入に焦点を当てた作品となるようです。




▲前作でエミリー・ブラントが演じたFBIエージェント(※HRT隊員)のケイト・メイサーは今作では登場せず、CIA工作員のマット・クレイヴァー(ブローリン)と中南米の裏社会に通じたシカリオ(殺し屋)であるアレハンドロ(デル・トロ)の2人が物語の中心になるのだとか。
マットたちと行動を共にする重武装の兵士達は、前作同様陸軍のSFOD-D(※デルタフォース)っぽい感じですねえ。




▲前作におけるアレハンドロのメインアームはH&K MP5A3にKACのRASハンドガードとAimpoint Comp Mドットサイト、サプレッサーを装着したものでしたが、今回はH&K UMPの45ACP口径バージョンとなっています。
オプティカルサイトはトリジコンのSRSを搭載。




▲肝心のストーリーについては現時点ではほとんど不明ですが、前作に比べてより規模の大きな話となるようで、アクションシーンも大幅にパワーアップしているとのこと。
ただ、あんまし映画的かつド派手なスペクタクルみたいなものを入れられると、前作の魅力であった淡々とした無常で冷徹なイメージが崩れてしまいそうで、やや心配でもあります。
ジョッシュ・ブローリンのインタビューよると、前作のイメージも大事にして雰囲気作りをしているようですが。




▲予告編をみると、ハンヴィーで移動中のマットたちのチームが、メキシコ連邦警察の所属らしき追跡のパトカーに向けて容赦なく銃撃を加えているシーンがあり、どのようなシチュエーションなのか気になるところ。
前作のようにカルテルに買収された悪徳警官なのか、それとも目的のために手段を選ばず、善悪の境界を踏み越えた結果なのか、色々と妄想が膨らみます。




▲アメリカ本国では2018年6月ごろ公開予定とのことですが、日本でもあまり遅れずに公開してくれることを祈るばかりです。
それにしても邦題はどうなるんだろう?安直に『ボーダーライン 2』になっちゃうのかにゃ~?

このシリーズ、スペイン語で付けられた原題の方が、独特な雰囲気があって小生的には好きなんですけどねえ。『Sicario』(殺し屋)とか『Soldado』(兵士)とか、カッコいいじゃないですか?



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2017年09月09日

タナ・セガール洋画劇場『バイオハザード・ヴェンデッタ』

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。

小生が独断と偏見にまみれつつ選んだおススメ洋画(たまに邦画もあるかも)を、気が向いた時にのんべんだらりとご紹介する『タナ・セガール洋画劇場』(今回は洋画じゃないけど)。

今回ご紹介いたします作品はコチラでございます!↓


『バイオハザード ヴェンデッタ』(英題 Resident Evil Vendetta)
大人気ホラーゲーム『バイオハザード』の世界観を元に製作されたフルCGアニメーション映画シリーズ第3弾であります!
ポール・W・S・アンダーソン監督とその嫁ミラ・ジョヴォヴィッチに私物化され、原点からかけ離れた自慰的作品に成り下がった実写版バイオハザード(※別名ジョボビハザード)シリーズとは異なり、CGアニメ版はゲーム版オリジナルと同じ世界観で製作されており、ストーリー的にも原作のエピソードとの関わりをしっかり持たせているところに、シリーズの一ファンとして好感が持てます。




▲ホントは劇場で観たかったんだけど、上映期間が短かったためにスケジュールが合わず、気づいた時には既に上映終了となっていたこの作品。ブルーレイ化されたことでようやくの鑑賞と相成りました。
時系列的にはBH6とBH7の間のエピソードとなっており、これまでのCGアニメシリーズで主役を張ってきたレオン・S・ケネディに加え、今作品では原作シリーズの人気キャラクリス・レッドフィールドと、BH0以来久々の登場となる元STARS隊員レベッカ・チェンバースが登場しております。
レベッカはBH0(1998年)の時点で18歳だったので、2017年時点での年齢は…いや、やめとこ…。

以下、ちょっぴりネタバレありかも。




▲国際指名手配されている武器商人グレン・アリアスがBOW(バイオ・オーガニック・ウェポン/有機生命体兵器)の闇取引を行っているという情報を得たBSAA(国際対バイオテロ組織)北米支部のクリスは、アリアスが潜伏するメキシコのアジトを急襲すべく、メキシコ陸軍特殊部隊GAFEにオブザーバーとして同行します。
GAFEの隊員たちが携行しているのは、一時期G36系の違法コピーなのではないかという疑惑をもたれた(※後に疑惑は否定されてますが)メキシコ製アサルトライフルFX-05 シウコアトル
のっけからマニアックな銃出してきますねえ。




▲クリスはBSAAの支給品であるM4A1カービンを携行。オーソドックスな14.5inバレル仕様で、トリジコンACOGサイトとウェポンライトがマウントされています。
ヘリコプターの機内でM4の装填を行う際にボルトを軽く後退させてチャンバーに初弾が送り込まれているか確認し、その後ダストカバーを閉じなおすという所作に、場数を踏んだ兵士の用心深さが垣間見えます。
ちなみにFX-05もSTANAGマガジン採用機種なので、クリスとGAFE隊員との間での弾薬の相互融通は問題なさそう。




▲アリアスのアジトである洋館に突入するクリスとGAFE隊員達。アリアスの捕縛だけでなく、組織に潜入していて身柄を拘束された女性エージェントと誘拐されたその息子の救出も作戦の目的の一つでしたが、彼らを待ち受けていたのは無数に蠢くゾンビの群れとブービートラップでした。
対BOW戦闘に不慣れなGAFE隊員達は抵抗らしい抵抗も出来ずに殲滅され、孤立したクリスは堪らず洋館から脱出します。




▲窓を破って飛び出したクリスの前に立ちはだかったのは、ターゲットであるアリアスその人!すかさず銃を向けるクリスでしたが、CQC(近接戦闘術)の達人であるアリアスは素手で攻撃をさばきつつ、クリスを圧倒していきます。
間合いをつめながら格闘の合間にクリスのM4のマガジンを抜き取ったり、チャージングハンドルを引いてチャンバーから弾薬を排出したりと、銃の弱点を知り尽くしたアリアスの戦闘技術が圧巻!
最後はクリス自身のサイドアームであるベレッタ93Rをホルスターから奪い取ると3点バーストで容赦なく銃撃、ボディアーマーのおかげで致命傷は免れたものの、クリスは完全に無力化されてしまいます。

勝ち誇ったアリアスは、自分の扱うBOWがこれまでと違って敵味方を識別する能力を持つことを自慢げにクリスに語ると、ゾンビの群れをけしかけて悠然と歩み去っていきます。

窮地に陥ったクリスは、彼らをピックアップするために駆けつけた味方ヘリからのミニガンによる航空支援で九死に一生を得ますが、ともに突入したGAFEが全滅、救出するはずだった仲間を救うこともできず、慟哭します。




▲アリアスの逃亡から4週間後。全米各地で原因不明の小規模なゾンビ化事件が発生し、ウイルス研究の第一人者として大学教授となっていたレベッカはワクチンの研究開発に追われていました。
ところがワクチンの開発を妨害すべく、彼女の勤務する大学に新型ウイルスによる攻撃が仕掛けられ、研究員達がゾンビ化するという事態が発生します。




▲レベッカ自身は生成を終えたばかりのワクチンを接種してゾンビ化を免れ、必死にゾンビに抗っていたところを、事態を収拾すべく派遣されてきたクリスとその部下達で構成されるBSAAの少数精鋭チームシルバーダガーに救出されます。

クリスはアリアスが開発した新型ウイルスに、かつてロス・イルミナドス教団(※BH4で登場したカルト集団)が用いていたプラーガ種の寄生体に似た性質があることをレベッカに語ると、教団と因縁の深いDSO(Division of Security Operations/米大統領直轄の諜報機関)のエージェント、レオンから話を聞くべく、彼が休暇を過ごしているコロラドへと向かいます。




トールオークスでのバイオテロ事件(※BH6)に関わった上院議員の逮捕に向かった際に情報の漏洩が原因で多くの仲間を失い、先の見えない戦いの毎日に疲弊しきったレオンはアルコール漬けの自堕落な生活を送っており、レオンとレベッカの協力要請に対しても非協力的な態度を取り続けます。
しかしトールオークスの件でレオンたちの情報を敵方に売った張本人である情報屋のパトリシオが、ロス・イルミナドス教団の残党とアリアスが結託してニューヨークで大規模なバイオテロを起こそうと計画していることを掴んだために命を狙われることとなり、自身と家族の身の安全のためにレオンに泣きついてくることに。
アリアスは口封じのために配下の傭兵と、腹心の部下にして親友、そして強化改造を受けたBOWでもあるディエゴを送り込むと、パトリシオを抹殺し、レベッカを拉致してしまいます。

パトリシオの遺品であるスマートフォンにかかってきた彼の家族からの電話で、小悪党であった彼も愛する家族だけは必死に護ろうとしていたことを知ったレオンは、家族を護ってくれという彼の遺言を果たすべく、クリスとともに立ち上がります。




▲アリアスの目的は、新型ウイルスを用いて世界中でバイオテロを引き起こし、自分からかけがえのないものを奪った『大国』に復讐すること。
武器商人であった彼を危険視した『大国』は彼を抹殺すべく、よりにもよって彼の結婚式の式場をUAVで爆撃し、花嫁であるサラと親族、友人達を死に追いやっており、生き残ったアリアスとその友人達は復讐の鬼となっていたのでした。
ちなみにタイトルのヴェンデッタ(Vendetta)とは、イタリア語で血の報復を意味する言葉ですね。




▲新型ウイルス(Aウイルス/Animality Virus)は通常時は無害なベースウイルスをあらかじめ対象者に感染させて潜伏状態とし、更に気体状のトリガーウイルスを散布することで活性化させ、感染者を凶暴かつ身体能力の高いゾンビに変貌させるというもの。
ベースウイルスは既に飲料水に混入する形で5大湖を水源とする地域全域の住民達に接種させられており、トリガーウイルスがばら撒かれることになれば、該当地域は瞬時にゾンビ地獄と化すことに!
万が一のフェイルセーフのため、Aウイルスを無害化するワクチンも平行して生産されていることを知ったクリスとレオンは、アリアスが根拠地としているニューヨークのAGUA社(アリアスが経営する飲料水メーカー)ビルに急行しますが、時既に遅く、トリガーウイルスの散布が開始されてしまいます。




▲事態の収拾に当たるためBSAAがニューヨーク全域に展開することとなり、クリス達のチームは十分なバックアップも受けられない状態に追い込まれながらも、トリガーウイルスを散布しているトレーラーを虱潰しに攻撃していきます。
ちなみに上の画像でレオンのバイクと併走しているのは、シリーズのファンにはお馴染みのBOWケルベロス。Aウイルスで強化された改良型のようです。




▲拉致されたレベッカの救出と、アリアスの狂気の計画を止めるべく、AGUA社ビルに突入するクリス。メインアームはメキシコの時と同じくM4A1ですが、新たにM9バヨネット(銃剣)とM203グレネードランチャーが素着されています。
M203はバヨネットに干渉しないよう、レイルを介して少し下側にオフセットした位置に装着しているようです。トイガンでも真似できそう。




▲別ルートを回っていたレオンもクリスに合流。雲霞の如く湧き出るゾンビの大群を、2人して必死に蹴散らしていきます。
銃撃と素手の格闘技を組み合わせた殺陣が今風ですねえ。ちょっぴりプロレス技っぽい動きも散見されますが。
レオンが手にしているのは、東京マルイさんがかつてバイオハザード6限定モデルとしてリリースしたSIG P226ベースのDSOエージェント用カスタムセンチネルナイン
ゲーム中には登場しなかった同モデルですが、ここに来てやっとこさ日の目を見ましたねえ。




▲レオンのガンハンドリングを見ると、昨今流行のCAR(Center Axis Relock)システムを多用しているのが分かります。『ジョン・ウィック』シリーズで有名になったアレですね。
レオンの場合ちょっと銃を横倒しにし過ぎかにゃ~?とも思いますが、最新のコンバットシューティングのメソッドをいち早く取り入れたアクションの組み立ては見応えがございます。




▲レオンがゾンビの群れを引き受けた隙に、クリスはレベッカを救出しますが、彼女の体には既にAウイルスが投与されておりました。
20分以内にワクチンを接種しなければ、クリス自身の手で彼女を葬らなければならない事態に!
アリアスが差し向けたディエゴを、インセンダリー(焼夷)グレネードで辛くも退けたクリスは、決着をつけるべくアリアスの待つ屋上へと赴きます。
アリアスが手にしているのはグロック18Cマシンピストル




▲クリスVSアリアスの戦いは、ジョン・ウィックリベリオンのガンカタをあわせたような感じで、極至近距離でのマシンピストル(ベレッタ93R対G18C)での銃撃の応酬!
しかし銃撃では決着が付かず、次第に己の肉体を駆使した格闘戦へと移行していきます。




▲クリスに対して戦いを優位に進めていたアリアスでしたが、一蹴の隙を突かれて高所から突き落とされ、瀕死の重傷を負います。
しかしアリアスは彼の元に駆けつけてきたディエゴのリミッターを解除すると、彼と融合して巨体を誇るBOWアリエゴと化し、再びクリスの前に立ち塞がります。
ちなみに名前の由来はアリアス+ディエゴ。友情パワーで強さ100倍だ!多分な!




▲ゾンビをあらかた片付けて合流してきたレオンとともに、アリエゴとの最終決戦の火蓋が切って落とされます!
これまでずっとヤバイ連中と戦い続けてきた教訓からか、最終決戦でレオンが持ち出してくるのがデザートイーグル50AE
そういやBH2でも借りパクしたバリーのデザートイーグルカスタム使ってましたねえ、この人。

はたして勝負の行方は!? レベッカの運命は!? あんましネタバレしすぎても何ですので、気になる方はブルーレイかDVDでご覧下さいまし。
ちょっぴり突っ込みどころもあるものの、やっぱ実写映画版より遥かに面白いわ、CGアニメシリーズ!



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2017年07月12日

『ジョン・ウィック チャプター2』観てきました!

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。

先日話題のアクション映画『ジョン・ウィック チャプター2』(原題 John Wick Chapter 2)を観て参りました!
どうでも良いけど、小生が映画見に行くと高確率でパンフが売り切れになっているのは何かの罰ゲームでしょうか某1〇(まる)9シネマさん?(←おまいさんそれじゃあ伏字になってないよ!)


▲製作決定時からずっと楽しみにしておりましたジョン・ウィック2。なまじ1作目が傑作だと2作目以降での失速を心配してしまいがちなシリーズ物映画ですが、本作品に関してはそれが杞憂に終わりましたね。
前作に比べて世界観にも広がりが感じられ、アクションシーンもよりいっそうキレッキレになっております!
興行収益的にも既に前作の倍以上を稼ぎ出しているそうで、既に第3作目の製作も決定しているとか。

以下、ちょこ~っとだけネタばれ有りなのでご注意下さいまし。




▲プロローグは前作のわずか5日後。前作でロシアンマフィアのボスヴィゴ・タラソフのバカ息子ヨセフが強奪していった愛車69年型 フォードマスタング BOSS429を取り返すべく、ジョンはマフィアの残党を容赦なく追い詰めていきます。
ヴィゴ亡き後、組織はヴィゴの弟であるアブラム・タラソフが仕切っており、ジョンの報復を恐れたアブラムは手下達にジョンの始末を命じ(アブラムいわく、大人しく車を返しても、あいつが素直に許してくれるわきゃあねえ!)ますが、結局は全員返り討ち(※半殺し)の憂き目に会うことに。
しかしジョンはアブラムに対して手打ちを提案し、彼がそれを受け入れたことを確認すると、大立ち回りで結局ボロボロになってしまったマスタングに乗り込んで去っていきます。ジョンが本当に取り返したかったのは車ではなく、ダッシュボードに入れっぱなしになっていた妻ヘレンとの、在りし日の思い出の写真だったのでした。

アブラム・タラソフ役を演じたのはスェーデン出身の名バイプレーヤーピーター・ストーメア。キアヌ・リーブスとは過去に『コンスタンティン』で共演しており、この作品ではダンディさと滲み出るゲスさ加減が絶妙な魔界の主ルシファー役を演じておられました。




▲愛車も取り戻し、新たな家族(※前作のエピローグで連れ帰ってきたワンちゃん)を得たジョンは、今度こそ平穏な生活に戻ることを決意し、廃車寸前のマスタングの修理をオーレリオに託すと、武器弾薬を再び地下室の床にコンクリで塗りこんでしまいます。
しかし、そんな彼の元に、昔大きな借りを作ってしまったカモッラ(※マフィアと並ぶイタリアの大手ギャング組織)の幹部サンティーノ・ダントニオが訪れ、新生活は早速かき乱されることに。
ジョンが足を洗う条件としてヴィゴから命じられた『困難な殺し』を遂行するため、ジョンはダントニオの力を借りており、その際に何があろうと借りを返すという誓約を刻んだメダリオンに血判を押していたため、今になってその返済を迫られるのでありました。

裏社会の仁義や義理に心乱されながらも、もう2度と殺しの仕事はしないと心に誓ったジョンは、誓約を破ることになるのを承知でダントニオからの仕事の依頼を断りますが、その報復として我が家に焼夷グレネードを打ち込まれ焼き払われてしまいます。

この時ダントニオが持ち出してくるのが、イギリス製グレネードランチャーアーウェン37。薬莢がチャンバーを兼ねる独自規格の37mmグレネードを使用するマルチパーパス・ライアットガンの一種ですが、非殺傷系の弾薬だけでなく炸薬系の弾薬も使用出来ます。
リボルビングタイプながら発射済みの空薬莢を自動排莢する機能が備わっており、劇中でも射撃に連動してエジェクトしているのが確認できました。
トリガープルがクッソ重たいので、人差し指と中指の2本指でトリガーを引くようデザインされているのも特徴ですね。




▲我が家を失ったジョンはワンちゃん(※名無し)とともに夜通し歩いて(※車も金も無いのでしかたなく)コンチネンタル・ホテル(※前作にも登場した殺し屋たちの定宿となっていた高級ホテル)へ赴きます。
『こんな早くにまたお会いできるとは思いませんでした、ウィック様』とジョンを迎えるコンシェルジュのシャロンが、なんか妙~に良い味出してます。

ダントニオへの報復のため、ホテルのオーナーで業界の事情通でもあるウィンストンに情報を求めるジョンでしたが、『あの男に借りを作った君の落ち度だ』と窘められ、誓約を履行することを薦められます。一度約定を交わした以上、命に代えてもそれを守り通すことが裏社会のルールだというわけですね。
ついでに『報復したいなら、仕事が終わってからにしろ』と釘を刺されます。

旧友であるウィンストンのアドバイスに、ジョンは苦渋の選択ながらダントニオの依頼を受けることに。それは父の遺言でカモッラの新たな主席に選ばれた彼の姉、ジアンナ・ダントニオの暗殺でありました。
姉を亡き者にしてカモッラを手に入れようと考えたダントニオでしたが、流石に肉親である姉を自ら手にかけることは出来ないため、幽霊(部外者)であるジョンに仕事をさせようということでございますね。




▲ジアンナの主席就任式が執り行われるローマに飛んだジョンは、コンチネンタルホテル・ローマにチェックイン。どうもコンチネンタルホテルは世界中に支店が存在するらしく、ここでもまた殺し屋達に様々なサービスを提供しているようです。
旧知の仲であるコンチネンタル・ローマの支配人ジュリアス(※往年のマカロニウェスタンスター フランコ・ネロ!)から最上級の部屋をあてがわれたジョンは、早速同ホテルのサービスネットワークを利用して仕事の準備を整えて行きます。

まずはなじみの古書店でダントニオ邸の青写真を手に入れると、テーラーで仕事のユニフォームである高級イタリアンスーツ(※裏地に炭化ケイ素とセラミックのディスクを縫いこんだ防弾仕様!テーラーいわく、弾は止まりますが、相当痛い思いをすることになりますとのこと)を仕立て、最後にコンチネンタル地下ワインセラーに常駐しているソムリエの元に向かいます。




▲ソムリエといってもワインのそれではなく、顧客(※殺し屋)の好みに合わせて最上の武器を提案するウェポンソムリエ
この人もジョンとは旧知の仲らしく、ジョンの好みに合う銃を的確に選び出していきます。
『あなた様がドイツ製の銃器を好んでおられることは存じ上げておりますが、オーストリア製にも光るものがございます。このグロック34とグロック26はいかがでしょうか?』みたいな台詞が飛び出してくるところがシビレますねえ。
グロックは2丁ともストックガンでは無く、TTI(Taran Tactical Innovations)社が製作したカスタムガングロック34 コンバットマスターパッケージグロック26 コンバットキャリー




▲ソムリエの薦めに従ってグロックカスタム2丁をセカンダリとバックアップにに選ぶと、ジョンは『何か力強く、正確なやつが欲しい』との要望を伝えます。
それに応えてソムリエが選び出したのが、グロックと同じくTTIが製作したAR-15カスタムTR-1。11.5inバレル仕様でボルトキャリアはイオンボンド・コーティング済み、マズルにはPRI製コンペンセーターが装着され、グリップやストック、フォアグリップ、レイルカバーといったアウトフィットはBCM系のパーツが多用されているようです。
サイトはトリジコンのアキュポイント 1-6x24ズームスコープと、近接用のバックアップとしてRMRドットサイトをオフセット位置に搭載。
マガジンは信頼のMAGPUL P-MAGに、TTI製ファイアパワーベースパッドが装着され、装弾数を5発増強させています。




▲次の要望は『デカくて味の深いのを…』。それに応えてソムリエが思い入れたっぷりに薦めるのが、ベネリM4 スーパー90 セミオートマティックショットガン。コチラもTTI製カスタムモデルで、大型化されたチャージングハンドルやスティップリングが施されたフォアエンド、緊急時のコンバットロード用にエジェクションポート前方に装着されたマッチセイバーズシェルホルダーといったカスタマイズが施されております。
ソムリエいわく『イタリアが産んだ至高の逸品でございます。』
イタリア人らしい自国製銃器への思い入れが感じられる台詞ですねえ。

ちなみにショットガンに関しては、当初TTIがカスタマイズしたベネリM2がプロップガンのベースとして用意されたものの、M2特有のイナーシャドリブン(反動利用式)式ブローバック機構が災いしてブランク(空砲)ガンへの改造が上手くいかなかったそうで、最終的にガスオペレーション式のM4がチョイスされたという事情が、Gun Professionals誌で紹介されておりました。

最後にデザートとしてマイクロテック社製Combat Troodonスイッチナイフがチョイスされ、ジョンの道具選びは締めくくられます。




▲承認式の会場となるダントニオ邸に赴いたジョンは、警戒の手薄な地下のカタコンベ(地下墓地)から邸内に侵入。見張りの目をかいくぐりながらジアンナの控え室にたどり着きます。
突然目の前に現れたジョンの手に握られた銃を見たジアンナは、彼がどんな意図で自分の元へやってきたかを悟り、ジョンに問い質します。
『…あなたの事は友達だと思っていたわ…』 『…俺は今でも君を友達だと思ってる。』
ジョンは暗殺を依頼したのが彼女の弟であるサンティーノであること、血の誓約に縛られて不本意ながら依頼を遂行する他無かったことを伝えます。
そんな誓約を結んでまでジョンが一緒になりたかったという女性ヘレンに、そこまでの価値があったのか?というジアンナの問いに、ただ一言『…ああ。』と答えるジョン。

ジアンナはその答えを聞くと、満足と諦念が入り混じったような表情で自ら両手首をナイフで切り裂き、バスタブへとその身を横たえます。
『…どうして?』困惑するジョンに、ジアンナは答えます。
『私は今まで自分の好きなように生きてきた。死ぬ時も自分の好きなように死ぬわ。』いかにも極道の女らしい、堂々とした死に様が胸を打ちますねえ。

ジョンは彼女の手を握り、哀しみとともにその死を見届けると、仕事を完遂した証に彼女の頭に1発だけ銃弾を撃ちこみ、その場を後にします。




▲ところが会場を立ち去ろうとしたところを、ジアンナのボディガード兼情夫であり、ジョンの旧知でもあるカモッラのヒットマンカシアンに見咎められてしまいます。
ジョンとカシアンは旧友として再会の挨拶を交わしますが、ジョンの佇まいに不穏なものを感じたカシアンは刹那殺気をみなぎらせ、それを感じ取ったジョンとの間で遂に銃撃戦が開始されます!
ハンドガンをクイックドローし、至近距離から互いの胴体に銃弾を撃ちこみ合うジョンとカシアン。お互いに防弾仕様のスーツを着ていたために致命傷を与える事ができず、ジョンはカシアンの部下と戦いながら必死の逃走に移ります。

カシアン役を演じるのはターミネーター4スーサイド・スクワッドにも出演していたコモン。愛銃はアーセナル社の最新ポリマーフレームオートストライクワンの2トーンカラー仕様であります。




▲格闘と銃撃を組み合わせた超至近距離での銃撃戦は、前作を超える切れのよさ!キアヌ・リーブスのガンさばきも明らかに前作より磨きがかかっておりました。
ちょっと意地悪な見方をすると、前作ではマガジンチェンジやリロードの動作に気持ちぎこちなさが感じられましたが、今回は一流のマッチシューターを思わせるようなスムーズな動きを見せており、タラン・バトラー氏の下で特訓を積んだ成果が如実に現れているという気が致します!
格闘に関しては、柔道系の投げ技や組み技を多用するスタイルが多いかなと感じました。




▲カシアンの部下を振り切り、脱出ルートとしてあらかじめ想定していたカタコンベに逃げ込む事に成功したジョン。
しかしそこで待っていたのは、サンティーノ・ダントニオが差し向けた殺し屋達。何者かに殺された姉の仇討ちという大義名分にかこつけて、用済みになったジョンを始末しようというわけでございますね。

リーダー格のアレスを演じるのは、オーストラリア出身のモデルルビー・ローズ。聾唖の女ヒットマンで、意思表示は手話で行います。
なんか荒木飛呂彦の漫画に出てきそうな風貌だにゃ~。

そういえば前作でジョンがロシア語を操るシーンがありましたが、今作ではイタリア語と手話の心得もあることが判明しております。




▲圧倒的に多勢に無勢な状況に追い込まれながらも、ジョンはあらかじめカタコンベの各所に隠しておいたアサルトライフルやショットガンを手にして、ラン&ガンで反撃を開始!
TR-1をフルオートではなく一貫してセミオートオンリーで使用していますが、シーンによってはフルオート並みの凄まじいスピードで連射しており、映画公開のかなり前からYoutube等で公開されていた3ガンマッチ・トレーニング動画の動きそのまんまの切れの良いスピードシューティングを披露しています!

所持していたマガジン(※あらかじめ装填していたダブルマガジン+スペアマグ1本)を全て撃ちつくすと、目の前に現れた敵の喉元めがけて銃を投げつけ、怯んだ隙にセカンダリにスイッチして反撃したりしており、銃はあくまで仕事の道具であり思い入れの対象ではないというプロの思想が伺えてエエ感じ!
これが小生だと、ああ、高い銃なのにもったいない!とか貧乏臭いこと考えちゃうところなんですけどねえ。




▲TR-1の弾が尽きたところで、今度は別の場所に隠していたベネリM4をピックアップ。一緒に隠していたシェルホルダー付きベルトも同時に身に付け、射撃しながら隙を見て適宜リロードを行っています。
弾切れになったベネリのマズルで敵の胸元を殴打しつつ壁に押さえつけ、そののままエジェクションポートからエマージェンシーリロードして射殺するなど、エゲつな~い戦いぶりは今作でも健在!




▲何とか追撃を振り切り、カタコンベを脱出したジョンに、今度はカシアンが襲い掛かります!まったく息をつく間もあったもんではありませんねえ。
至近距離で拳銃を撃ち合うものの勝負がつかず、やがて戦いは己の肉体を駆使した格闘戦に突入。投げ技、締め技、ナイフやバックアップガンまでも駆使して果てしなく戦い合う内、二人してコンチネンタルホテルのロビーに突っ込んでしまい、オーナーのジュリアスから戦いを中断するよう命じられます。
コンチネンタルホテルの内部は絶対的な中立地帯であり、何人たりとも仕事をすることは許されないという鉄の掟があるため、2人は一時休戦することに。

ジュリアスの勧めで2人はバーに連れ立ち、カウンターでジンとバーボンのグラスを交わしながら静かに対峙します。
ジョン『…俺はある男と血の誓約を交わしていた。』 カシアン『そいつは誰だ?』 ジョン『彼女の弟だ。』 カシアン『…なるほど、お前に選択の余地はなかったってわけだ。』
ジョンの立場に理解を示しながらも、『お前は俺にとってかけがえのない人を殺した。分かるだろう?目には目をだ。』と、カシアンはジョンに報復を宣言。

このシーン、カシアンがプロ同士の敬意の表れとしてジョンにバーボンを奢ったり、苦しまないよう殺すこと心掛けることを互いに約束しあったりと、憎しみを超えた友情みたいなものが2人の間に存在していることが示唆されていて、なんかカッコいいんですよねえ。

その後ジョンはジュリアスの助けを借りてローマを脱出し、アメリカに帰国します。




▲ジョンを殺しそこなったことでいよいよ彼の報復心に火をつけてしまったダントニオは、ジョンの首に700万ドルという莫大な賞金をかけてフリーの殺し屋達を大動員!ニューヨークに戻った途端、ジョンは行く先々で殺し屋の団体様に追い掛け回される羽目に陥ります。
ちなみに上の画像のスモウアサシン(すげえネーミングだなおい!)を演じるのは、実際に大相撲力士だったYAMAこと山本山 龍太さん。
手にしているのはCZ P-09のサプレッサー付き。決して小さくない拳銃ですが、元お相撲さんが持つとちっちゃく見えますねえ。




▲イナゴのように群がる殺し屋共を次々と返り討ちにし、因縁のカシアンとの戦いを辛くも征したジョン。しかし負傷で肉体的な限界を迎え、ダントニオへの反撃のチャンスを得るためにやむなくある男を頼ることに。




▲その男とは、市内のホームレス達を従え、一大地下ネットワークを築き上げている裏社会のボス、バウリー・キング
演じるはマトリックストリロジー以来、キアヌ・リーブスとは実に十四年ぶりの共演となるローレンス・フィッシュバーンであります!
ドラマ『ハンニバル』観てた時も思ったけど、モーフィアス役やってたときに比べて、なんかすげえ貫禄ついてますねえ。おもに横幅が。
実はこのおっさん、過去ジョンに殺されかけたという因縁があるのですが、商売敵であるダントニオが自分のシマに手を掛けようとしていることを聞かされ、利害の一致からジョンに手を貸すことになります。

銃をくれというジョンの要求に対し、キンバー ウォーリアとマガジン1本(スペアマガジンなし)だけを寄越すあたり、やっぱり根にもってたんだろうな~。




▲カモッラの新たな主席となったダントニオがニューヨーク近代美術館で催した催した就任記念パーティに、45ACP弾7発だけが装填されたキンバーを携えて乗り込んでいくジョン。
的確なヘッドショットで手始めにダントニオの手下を7人を仕留めると、空になったキンバーをホルスターに戻し、倒した敵の銃を奪いながら逃げたダントニオを追いかけます。
弾を撃ちつくすたびに倒した敵から銃を奪い、延々と銃撃戦を続ける所がなんかFPSみたい。
ここでも弾切れになった銃を敵に投げつけたりしております。う~ん、もったいない!




▲途中倒した敵の一人がM1911系をもっていたのを目ざとく見つけたジョンは、死体からスペアマガジンを1本手に入れ、捨てずにもっていたキンバーにすかさずリロード!
流石のジョンも、高いキンバーを捨てちゃうのはもったいなかったのかにゃ~?




▲最終決戦は美術館の特設展示コーナーに組まれた鏡の間でのガンファイト。これは明らかにブルース・リー主演の傑作カンフー映画『燃えよドラゴン』(原題 Enter The Dragon)のオマージュでしょうねえ。

ジョンとダントニオの因縁の行く末は、ぜひとも劇場でご覧下さいまし。エピローグはこれから製作されるであろうチャプター3への繋がりが暗示される展開で、悲壮感漂うラストシーンが衝撃的です!



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2017年04月06日

タナ・セガール洋画劇場『殺しのアーティスト』

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。

小生が独断と偏見にまみれつつ選んだおススメ洋画(たまに邦画もあるかも)を、気が向いた時にのんべんだらりとご紹介!
ネタがないので、本文を修正のうえ再掲載となる今宵のお題はコチラ!↓

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『殺しのアーティスト(原題 High Art)』
主人公はブラジルの下町で人々の日常の悲喜交々をフィルムに収めている、アメリカ人のアートカメラマン『ピーター・マンドレイク』という男。
被写体の一人として親しくしていた娼婦ジゼラが何者かに殺されるという事件をきっかけに、武器密売組織の内紛に巻き込まれた彼は、久々に彼の元を尋ねてきた恋人と過ごしているところを組織の差し向けたチンピラに襲われ、ナイフで何度も刺されて瀕死の重傷を負わされます。



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▲何とか一命を取り留めたものの、犯人2人はブラジル国外に逃亡。警察の捜査の手も海外には及ばず、マンドレイクの恋人は一刻も早く忌まわしい事件を忘れたいと望むものの、マンドレイク自らに降りかかった理不尽な暴力に心を囚われ、懊悩します。
そんなおり、マンドレイクは以前街で偶然に出遭ったナイフ使いの男のことをふと思い出し、不鮮明な写真を頼りに捜索を開始します。

主人公ピーター・マンドレイクを演じたのは、スピルバーグ監督の傑作ジュブナイルSF映画『E.T』で、主人公エリオット少年の父親役を演じたピーター・コヨーテであります。




▲執拗に自分を探し続けるマンドレイクを訝しんだその男ヘルメスは自らマンドレイクのアパートを訪れ、その意図を問い質します。『何故俺を探す?』
『あんたにナイフで戦うすべを習いたいんだ。』と、弟子入りを望む彼の申し入れをヘルメスはにべもなく断るものの、異常なまでの執念で食い下がるマンドレイクに根負けし、ナイフ格闘術を伝授していくことになります。

ヘルメスを演じるのはフランスの名優『チェッキー・カリョ』。リュック・ベッソン監督の『ニキータ』で、主人公二キータ(アンヌ・パリロー)の教育係を務めるDGSE(仏対外治安総局)のエージェントボブを演じたベテラン性格俳優ですね。
一見くたびれた中年男ですが、ナイフを握った途端に抜身の刃物のようなギラついたオーラを漂わせるその演技は見事の一言に尽きます!
フランス語アクセントのささやくような英語の台詞回しも印象的で、劇中における存在感という点では、完全に主人公を喰ってますね!



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▲本作の最大の見所は、画面の端々に登場する、コレクター垂涎の有名カスタムナイフの数々と、現実的なテクニックに裏打ちされた緊迫感溢れるナイフファイティングシーン!
リアル極まりない怖いナイフ格闘を描写した映画としては、トミー・リー・ジョーンズとベニチオ・デル・トロが主演した『ハンテッド』(The Hunted/2003年公開)と並ぶ傑作と言えるでしょう!



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▲ヘルメスに弟子入りしたマンドレイクは彼に連れられ、明らかに裏社会の住人であろう、初老の武器商人の元へ赴きます。まずは彼が使うナイフを選ぶわけですね。
最初に老人が見せるのが、『ジョー・キアス』作のサブヒルト・ダガー。ミラーフィニッシュのブレードが妖しい光を放ちます。この手のダガーナイフは、残念ながら今では日本国内で所持できなくなっちゃいましたねえ。
例え規制がかからなくても、こんな高級品小生のような貧乏人にはとても手が届きませんけどね~。



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▲次に『クラシック・ランドール』と称して、ヴェトナム戦時に空軍パイロットやグリーンベレー隊員たちに愛用されたことで名高いサバイバルナイフの名品、『モデル18』を紹介。
この手のサバイバルナイフが格闘戦向きでないことを分かっているためか、さらりと流すような感じですね




▲さらにオーソドックスなボウイナイフスタイルの傑作、『ランドール・モデル14』を、『名匠の手により鋼の鍛造で製作され、天然砥石で丹念に研ぎ上げられた業物』と、思い入れたっぷりに取り上げます。曰く『Treasures』(至高の逸品)。




▲最後に取り上げるのが、CQCの権威として知られるレックス・アップルゲイト元大佐がデザインしたことで知られる『アップルゲイト ファイティングナイフ』
フェアバーン・サイクス戦闘用ナイフの流れを汲むもので、老人の台詞の中で英軍のコマンドゥ隊員に使用されたという来歴も語られております。

最終的にはヘルメスの判断により、攻撃と守り両方に使用できるという理由で、ランドール『モデル14』がマンドレイク用に選ばれ、ヘルメスも自分用に『キアス』を購入。
そのプロフェッショナルな観点に基づいたナイフのチョイスに、武器商人の老人も思わず『Good Choice』(良い選択です。)と静かな称賛の言葉を漏らします。




▲ナイフを選び終わると、ヘルメスは『こういうホルスターはあるか?』と、自分のジャケットの裾をひらいて見せます。ハンドガンのようにショルダーホルスターを使用してナイフを携帯している訳ですね。




▲キャプった画面が不鮮明で分かりにくいかも知れませんが、切っ先を上にしたアップサイドダウン・スタイルでナイフを吊るしています。
シースそのものはナイフのハンドルを握り、強い力で引っ張るとスナップボタンが外れるようになっている、いわゆるプルブレイクタイプ。
当然ですが、日本でこれやったら確実に銃刀法違反でしょっ引かれますので、絶対真似しちゃ駄目ですよ!




▲トレーニングの初期段階ではナイフを持つことが許されず、代わりに定規を握らされて姿見に描かれた8方向のラインに沿って素振りをひたすら繰り返し、攻撃の際の基本ラインを身体に叩き込んでいきます。




▲それが終わると、今度は丸めた新聞紙の先に火をつけたものをナイフに見立ててヘルメスが繰り出す攻撃を素手でブロックする、防御の訓練。さらにシースに収めたナイフによるスパーリングと続き、最終段階では抜き身のナイフでのトレーニングに移ります。
最初は及び腰だったマンドレイクも、芸術家(アーティスト)ならではの集中力と執念でヘルメスの教えを吸収し、次第に高度なテクニックの数々を身に着けていきます。

ちなみに『High Art』という原題は、古代ギリシアの傭兵にして詩人アルキロコス『I have a high art, I hurt with cruelty those who would damage me』(我は高度な技を持つ。我を傷つけるものを、残酷に傷つけるためだ)という一遍の詩から取られたもの。




▲ヘルメスが修行を開始する前に忠告した『修行が終わった時、お前の人格は変わっているかも知れんぞ』という言葉の通り、静かな狂気を孕んでゆくマンドレイクに耐えられなくなった恋人は彼の元を去り、もはや復讐だけが存在意義となった彼は先の見えない裏社会の闇に身を投じていきます。
そして最後に彼の前に立ちはだかる者は…。

メジャーなハリウッド映画のように血沸き肉踊るようなど派手なアクションなどはなく、どちらかといえば非常に地味な作風ですが、それまで平凡な人生を送っていた主人公が修業を通じてナイフそのものの魔力に憑りつかれてゆく様が淡々と描かれており、一種異様な迫力がございますねえ。
とりあえず、ナイフ好きなら一度見ておいて損は無いでしょう!



それではまた、『タナ・セガール洋画劇場』にてお会いしましょう!

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2016年09月30日

タナ・セガール洋画劇場『ノーカントリー』

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。

小生が独断と偏見にまみれつつ選んだおススメ洋画(たまに邦画もあるかも)を、気が向いた時にのんべんだらりとご紹介する『タナ・セガール洋画劇場』

今回ご紹介いたします作品はコチラ!↓


『ノーカントリー』(原題 No Country for Old Men)
2007年に公開されたコーエン兄弟監督によるサスペンス・スリラー!
アカデミー賞4部門(作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞)受賞を果たした作品としても知られるところですね。




▲原作はコーマック・マッカーシーの小説『血と暴力の国』(No Country for Old Men)で、原題は『ここは年老いたものの住まう土地にあらず』というウィリアム・バトラー・イェイツの詩の一節から取られたもの。
テキサスのメキシコ国境周辺が舞台となっており、ハンティング中に麻薬取引に絡んだ銃撃戦でギャングが相討ちとなった現場を偶然発見してしまった男が、残されていた200万ドル以上もの大金を持ち逃げしたことから、アメリカのマフィアとメキシコのカルテル双方に追われることになるというストーリー。

物語の語り部となっているのは事件を追う保安官であり、人心が荒廃し残虐な事件が頻発する現代のアメリカを憂うエド・トム・ベルという人物で、演じるは宇宙人ジョーンズのCMで日本のお茶の間でもすっかりお馴染みの名優トミー・リー・ジョーンズであります。




▲ギャングの金を持ち逃げする男ルウェリン・モスを演じたのは、ジョシュ・ブローリン
いかにもぶっきらぼうなテキサスの男という役柄ですが、ヴェトナム戦争に2度にわたって出征した帰還兵であり、度胸の据わった人物として描かれております。
作中時代設定は1980年なので、ヴェトナム戦争の記憶がまだアメリカ社会に生々しく残っていた頃ですね。
ちなみに原作ではベトナム戦争に従軍していた際は狙撃手を務めていたという記述がございます。




▲アメリカ側のマフィアから金を回収すべく送り込まれてくるのが、素性不明の殺し屋であるアントン・シガーという男。おかっぱみたいな気色の悪い髪型といい、一切の感情が剥落したような昆虫じみた面立ちといい、もう全身から立ち昇る不審者オーラが凄いですねえ!
演じるは007 スカイフォールでボンドと対決する元MI6のエージェントラウル・シルヴァ役を存在感たっぷりに演じたスペイン出身の名優ハヴィエル・バルデムであります。

関係ないけど、苗字のChigurhは正確には後半にアクセントのあるシュガー(シュ↓ガー↑)みたいな発音になるそうです。




▲この作品を語る上で絶対にはずせないのが、このアントン・シガーの強烈な存在感!冒頭の保安官殺しを皮切りに、通りがかりの一般人、自分の雇い主(!)であるマフィアの売人と、本来のターゲットであるルウェリン以外の人間も片っ端から殺していきます。それでいて殺しを楽しんでいるような様子もなく、能面のように無表情なまま淡々と殺戮を繰り返すところが凄え怖い!
一方劇中頻出するコイントスによる賭けを始め、自ら決めた規範には極めて忠実で、負傷の痛みをものともせずに自らを治療(※治療というよりターミネーターが故障箇所を修理してるみたい!)する克己心もあり、与えられた仕事は絶対に投げ出さない忍耐強さも持っています。

そのキャラクター造形に対し、並み居る映画の中のサイコキラーたちの中で唯一リアルなサイコパスといえるキャラクターであると精神医学者が認定したとか。




▲ガンマニア的に気になる登場銃器関係ですが、マフィアの連中の武装としてイングラムMAC10やノリンコ56式(AKの中国製コピー)、UZIやSP89(MP5Kのセミオートバージョン)等の自動火器やM1911系、グロック19といった銃器が登場。
あえて重箱の隅をつつかせて頂くと、グロック19やSP89は舞台となる1980年当時にはまだ米国市場に存在しておりませんでしたが(※グロック19の米国市場における発売は1983年以降、SP89は89年頃)。

ルウェリンは銃撃戦の現場で拾ったクローム仕上げのコルトシリーズ70ガバメントの他、スポーツ用品店で買い求めた後、ストックやバレルを切り詰めてソウドオフ仕様にしたウィンチェスターM1897ショットガンを主に使用しています。

ベル保安官はコルトMK-Ⅳシリーズ70系ガバのカスタムモデル(リングハンマー&カスタムサイト仕様/コルト純正のコンバットガバメントかも)と思しき銃をベルトスライドホルスターに挿してますが、銃を抜くシーンこそあるものの発砲シーンはありませんでした。
原作では44-40口径のシングルアクションリボルバーを携帯しているという記述がありますので、多分コルトSAAあたりでしょう。




▲シガーはサプレッサー付きのKG-9(※TEC-9かも。だとしたらこれまた時代考証に合っていませんが)等も使用していますが、メインアームとしてはもっぱらこのお手製サプレッサー付きレミントンM11-87セミオートマティックショットガンを使用。(更に重箱の隅をつつくと、この銃も1987年発売なので年代が合ってません。)
静かな射撃音とそれに似合わない凶悪な殺傷力が、シガーの不気味さをよりいっそう際立たせております。




▲シガーを象徴するもう一つの武器が、このキャプティブ・ボルト・ピストルという代物。一見消火器みたいに見えますが、本来は屠畜用として用いられる道具ですね。




▲先端部を家畜の眉間に押し当てて引き金を引くと、圧縮空気の圧力で金属製のボルトが打ち出され、一瞬で安楽死させられるというもので、例えるならちっこいパイルバンカー
使用後はボルトがスプリングで本体に引っ込むようになっているので、銃と違って薬莢や弾頭などの痕跡を現場に残さないという利点もあります。
施錠された家屋に侵入する際も、コイツでドアの鍵を撃ち飛ばしたりしています。




▲アメリカ側の麻薬組織がシガーに対するお目付け役兼金の回収係として送り込む、ちょっとチャラい感じの探し屋カーソン・ウェルズ役で、お騒がせ俳優ことウディ・ハレルソンが出演!
探し屋としての腕は確からしく、わずかな時間の間にメキシコに逃れていたルウェリンを見つけ出していますが、『おとなしく金を返すなら、俺がシガーから守ってやる』と取引を持ちかけるなど、チンピラ風な顔に似合わず意外と紳士的。
しかし自分の仕事の邪魔をするものは、たとえ味方であってもすべからく排除するという信条を持つシガー相手では、ちょっとばかり分が悪いですよねえ~。
映画版では軽薄な雰囲気のキャラクターですが、原作によるとベトナム戦争中は元特殊部隊の中佐だったという過去が語られており、ちょっぴり意外な感じ。




▲ベル保安官の助手を勤めるウェンデルを演じるのはギャレット・ディラハント。TVドラマ『ターミネーター・サラコナークロニクル』で、ターミネーター T-888/ケスター捜査官を演じていた俳優さんです。
強面なターミネーター役やってた頃と違って、ちょっと頼りない感じのいかにも田舎の保安官助手といったキャラクターを演じております。




▲ストーリー的には意図的に状況を分かり難くしているところもあり、登場人物の行動や心理描写についてネット上でも様々な考察が飛び交っています。それだけに何度も観たくなるような面白さがございますねえ。

インタビューなどでハヴィエル・バルデム自身が、『アントン・シガーって気持ち悪いキャラだよねえ。特にあの髪型とか!』みたいなこと言ってるところが笑えます!
バルデムさん本人は、少し痩せて髪型をきっちり整えてさえいれば、ちょっと濃いめなラテン系の男前なんですけどねえ。



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皆様のご来店、スタッフ一同心よりお待ち申し上げております!




  

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2016年08月17日

『シン・ゴジラ』観てきました!

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。

先日休日を利用して、話題の怪獣映画『シン・ゴジラ』を観てきました!
なお、『タナ・セガール洋画劇場』と銘打っておきながら、『洋画』ちゃうやんけ!という突っ込みはとりあえず飲み込んでいただけると助かります。↓


▲国内製作としては『ゴジラ FINAL WARS』以来実に12年ぶりのゴジラ映画となった本作。2014年にはギャレス・エドワーズ監督の手による『GODZILLA』が公開され、その本家東宝ゴジラが霞んでしまうような映像クオリティの高さに、『こりゃ、着ぐるみとミニチュアセットで撮る和製怪獣映画の時代は終わったな』と、妙な危機感を覚えたものでした。
正直久々の日本製ゴジラとなった『シン・ゴジラ』に対してもあまり期待を抱いていなかったのですが、いざ観終わってみると、コレが予想を超えた大傑作!
ギャレゴジなんて目じゃねえ!いや、まじで!




▲総監督/脚本に庵野秀明氏、監督/特技監督に平成ガメラシリーズ3部作に関わった(あえて実写版『進撃の巨人』の監督さんとは言わない)樋口真嗣氏を迎えた今作。庵野監督といえば『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズでとみに知られるクリエイターですが、元々は筋金入りの特撮マニアとして知られる人物で、特撮愛を煮詰めた汁みたいなものが画作りの端々にも色濃く滲み出ております。

作風としては初代ゴジラに対するリスペクトが強く感じられ、ファミリー向け怪獣プロレス路線ではなく、人類の存続すら脅かしかねない脅威、『怖いゴジラ』像が描かれております。
うっかり小さな子供が見ようもんなら、深刻なトラウマを植えつけられること請け合い!




▲現実の現代日本に巨大怪獣が現れたらどうなるか?というシミュレーションが平成ガメラシリーズ以上にリアルに映像化されており、内閣関係省庁の硬直した縦割り行政の弊害や、何かにつけて書類による決済が必要というグダグダっぷりが非常に生々しく描かれています。
パニック映画/災害映画としても秀逸な出来ですね。

ゴジラの首都圏への侵攻を食い止めるため当然自衛隊が出動することになるのですが、その前段階にあたっての住民の避難誘導や防衛ラインの設定も現実的。一方どことなくエヴァンゲリオンを思わせるような演出もそこかしこに見て取れます。
エヴァのサントラでお馴染みのあの曲が、アレンジを変えて使われてたのにはクスッときました。




▲防衛省全面協力による兵器群の描写も、自衛隊好きには堪りません!実写とCGの混ぜ合わせ方が上手いため、過去の怪獣映画に見られたようなミニチュア/セット撮影特有のチープさも一切感じられませんでした。
AH-1S コブラやAH-64D ロングボウ・アパッチといった戦闘ヘリやOH-1 ニンジャ観測ヘリ、F2戦闘機、10式戦車、16式(仮)機動戦闘車、99式自走155mmりゅう弾砲、MLRS(多連装ロケットシステム)等の現用兵器が一堂に会する戦闘シーンは必見!東宝怪獣映画にありがちな架空の超兵器が出てこないところも小生的にはGOODであります!

まあこのジャンルの映画のお約束で、通常兵器による攻撃なんざ全く効きゃあしないんですけどねえ。




▲過去の作品では描かれなかった、対ゴジラ作戦に安保パートナーである米軍を絡ませるという流れも自然で良いですね。米空軍の保有するステルス爆撃機B2 スピリットや、UAV(無人機)であるMQ-9 リーパーの武装型(ヘルファイア搭載)もフルCGで出演しています。

自衛隊の保有兵器を上回る威力を持つ大型貫通爆弾(バンカーバスター)MOP-2(実在するMOP(Massive Ordnance Penetrator)の改良型という設定)による攻撃で初めてゴジラにダメージを与えることに成功しますが、これがかえって取り返しの付かない事態を招くことに。
ゴジラがはじめて放射熱線を吐くシーンの絶望感は、気の弱い方なら悪夢にうなされそうな凄まじさで、小生も『頼むからもうやめてくれ~!』と、思わず叫びだしたくなりました。内閣総辞職ビーム(←意味は観れば分かる!)、怖いよ~!

熱線の描写は過去のゴジラのそれとはだいぶ異なった印象で、ネット界隈では風の谷のナウシカに登場した巨神兵のプロトンビームとの類似も指摘されておりますね。
言うまでもなく、アニメ版ナウシカで巨神兵の登場シーンの作画を担当したのはアニメーター時代の庵野監督ですし、『巨神兵 東京にあらわる』という実写短編作品も撮っているくらいなので、そのイメージを取り込んだのかも知れません。




▲ゴジラによって蹂躙されていく東京の市街地や打ちのめされた被災者の方々の描写は、否応なく3.11を想起させますが、ただ絶望するばかりでなく、そこから立ち上がり苦難を乗り越えようとする日本人の芯の強さも同時に描かれており、感慨深いものがございました。
ゴジラシリーズに必要不可欠な要素の一つである故伊福部昭氏の手による名スコアの数々を、要所要所でバッチリ流してくれているのもポイント高し!

とりあえず、日本の怪獣映画の命脈が保たれて一安心という感じですが、これだけの完成度だと、続編(あればですが)作るときのハードルは高いだろうにゃ~?



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2016年06月10日

『デッドプール』観てきました!

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。


▲先ごろ封切りと相成りましたアメコミ原作の実写映画『デッドプール』を、休日を利用して観て参りました!




▲原作はアベンジャーズ(の参加各作品)やX-MENで有名なマーベルコミックの人気コミックシリーズ『DEADPOOL』
元々デッドプールというキャラクターはX-MENシリーズにヴィラン(悪役)として登場したのが初出だそうで、本来は1回限りの捨てキャラ扱いだったそうでございますが、どうせ捨てキャラなんだから色々無茶やらせちゃえ!という製作サイドの暴走から妙に人気が出てしまい、マーベル各作品へのゲスト出演を経てスピンオフシリーズの主人公になってしまったという、マーベルコミックきっての出世頭であります。




▲デッドプールは人間兵器を生み出す極秘プロジェクト『ウェポンX』によって生み出された後天的ミュータントで、本名はウェイド・ウィルソン。元米陸軍特殊部隊(※劇中の台詞でモガディッシュやアフガンでの戦闘に参加したことが語られています)隊員で、軍を不名誉除隊になった後はフリーランスの傭兵、あるいはトラブルシューターを生業としています。
演ずるはアメコミの実写化作品にも何かと縁の深いカナダ人俳優ライアン・レイノルズブレイド3で対吸血鬼組織ナイトウォーカーのちょっとヘタレなリーダーハンニバル・キング役を演じておられましたねえ。(アレもマーベル原作。)




▲ちなみにデッドプールが実写映画に初登場したのは、X-MENシリーズのスピンオフとして製作されたヒュー・ジャックマン主演の『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』という作品。コミック版とは似ても似つかない風貌(↑上の画像)で、公開当時原作ファンの総スカンを食らったそうですが、実はこの時のデッドプール(役名はウェポンXI)を演じていたのも、何を隠そうライアン・レイノルズその人。
今作の劇中でも、ウルヴァリン版デッドプールの話が自虐的ギャグネタとしてチラッとでてきます。




▲傭兵たちがたまり場としている行きつけのバーで、ウェイドはコールガールのヴァネッサ(演:モリーナ・バッカリン)という女性と出会い、運命的に惹かれあうことに。祝祭日が来るたびに記念として色々とエロいプレイやってるというバカップルっぷりが笑えます。(とくに『国際女性デー』がめちゃくちゃ笑える!)
しかしヴァネッサに結婚を申し込んだクリスマスの夜、突如意識を失って倒れたウェイドは、病院での診察の結果、末期ガンを告知されることに。




▲ヴァネッサを不幸にしたくないウェイドは自分から別れを告げようとしますが、彼女は2人で病気に立ち向かい、乗り越えようと励まします。
そんな折、ウェイドに超人兵士を生み出す極秘プロジェクト『ウェポンX』のリクルーターが接触し、計画の被験者となれば末期ガンも治癒し、超人的な力を手に入れられると提案してきます。
ヴァネッサとともに人生を送りたいと願うウェイドは逡巡の果てに被験者となることを承諾。しかしこれが彼の運命を狂わせることになります。

エイジャックス(演:エド・スクライン)を名乗る科学者の手で体内のミュータント因子を活性化させる薬剤を投与されたウェイドは、肉体に強度の負荷をかけ変異を促すため、来る日も来る日も凄惨な拷問を受け続けることに。
その結果ミュータント因子は見事活性化し、彼のガンも完治しますが、それと引き換えに全身の皮膚がケロイド状となり、ふた目と見られない無残な姿に変貌してしまいます。
更にウェポンXが政府直轄のプロジェクトなどではなく、人間兵器をオークションにかけて世界各地のテロ集団/武装組織に高値で売りつけるための計画だったこと、自分がまんまと騙され、モルモットにされたことを知らされたウェイドはエイジャックスことフランシスに復讐を誓います。




▲捨て身の策で拘束を免れたウェイドはフランシスに襲い掛かりますが、自らも人工ミュータント(※超人的筋力と反射神経を持ち、痛みを一切感じない)となっていたフランシスに返り討ちにされ、死の危機に瀕することに。
しかしどんな傷を負っても瞬時に再生するヒーリングファクター(※痛みは感じる)によって一命を取りとめ、復讐鬼デッドプール(死の賭け)として復活!フランシスに繋がる裏社会の人間たちをエゲツないやり口で次々と追い詰め、糸を手繰り寄せていきます。

なお、原作コミックにおけるデッドプールの際立った特殊能力『第4の壁の突破』は映画版でも忠実に描かれており、時折カメラ目線で視聴者に語りかけてきたり致します。
『今からちょっと残酷なことするから、カメラは向こう向いててね♥』とか。こういうメタ的な演出が随所に挿入されているのですが、そのタイミングが絶妙で、テンポを崩していないところが秀逸!




▲元々お調子者だったウェイドですが、デッドプールになってからはそのキ〇チガイっぷりにますます拍車が掛かることに。お下劣な下ネタ全開な台詞回しといい、敵対者を容赦なく切り刻み、銃でぶち抜く残忍さといい、コレ絶対地上波で放送できねえだろうな~。
『くあ~、これで今夜はオカズに困らねえな~!』




▲X-MENのメンバーであるミュータントコロッサス(画像右)とネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド(画像左/名前が長いわ!)は、デッドプールをX-MENに加入させ、その能力を正しいことに使わせようとしますが、正義感だの道徳心だのをまったく持ち合わせていないデッドプールはそれを全力で拒否。
どうでもいいけど、ちょっと説教じみたお父さんみたいなコロッサスと、いつもムスッとしてる(けどよくみると結構可愛い)反抗期の娘みたいなネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド(だから名前が長いって!)の掛け合いが結構好きです。




▲デッドプールが愛用するバックパックは、日本が生んだあの超有名マスコットキャラクターキティさんことハローキティ!う~ん、良い具合に狂ってるなあ。
そういえばブレイド3でもレイノルズの台詞にキティちゃんネタが出てきてたけど、個人的にファンなんやろか?海外のセレブにもキティラーって多いし。
他にもボルトロン(※81年放送の日本製ロボットアニメ『百獣王ゴライオン』のアメリカ放送時のタイトル)の指輪を手に入れて狂喜乱舞したりと、妙に日本ネタが出てきてます。原作だと何故か日本の相撲部屋に弟子入りしたりもしてるそうですし。




▲ウェイドがデッドプールとなって生きていることを知ったフランシスは、ヴァネッサを人質にして彼をおびき寄せます。コロッサスとネガソニック以下略の二人を伴い、決戦の場に向かうデッドプール。でもせっかく用意した大量の武器弾薬を詰め込んだキティちゃんバッグを、タクシーに置き忘れてきちゃったり。う~ん、このドジッ子め♥
冒頭の戦闘シーンでも、せっかく用意した弾薬をアジトに置き忘れて、2丁のデザートイーグル(フルレイルの最新バージョン)に装填されていた12発の弾丸だけで戦う(しかも微妙に射撃が下手!)羽目になったり、ひょっとするととんでもない天然ボケなんでないかい?

仕方ないからショッカーの戦闘員みたいな黒ずくめの敵戦闘員を背中に背負った日本刀の二刀流で血祭りに上げ、その死体で人文字作っちゃうところがお茶目。




▲最後は諸悪の根源であるフランシスとの一騎打ち!まあこの手の映画のお約束ですね。

ストーリー的には特にひねりも無く、『愛する人を守るために戦う』という王道パターンなのですが、魅力的なキャラクター達に切れの良いアクションシーン、作中にちりばめられた様々な小ネタ、お下劣かつ不謹慎なギャグ&エロネタ、そしてデッドプールことウェイドの恋人ヴァネッサへの一途な愛がしっかりと描かれ、作品世界にグッと引き込まれます!
ライアン・レイノルズのデッドプール、ほんとはまり役だわ~。

あ、アメコミ原作の癖にR指定なんで、子供は観ちゃだめよ!



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2016年04月19日

『タナ・セガール洋画劇場番外編・VIPER'S CREED』!

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。

最近ネットの情報で知った6年ほど前のロボットアニメに、小生今更ながらにハマっちゃったりなんか致しましてございまする!↓


『VIPER'S CREED/ヴァイパーズ・クリード』
士郎正宗の原作をフルCGアニメとして映像化した『APPLE SEED』や、その続編『EX MACHINA』を手がけた荒牧伸志氏が総監督を勤めた作品。
荒牧氏といえば、小生みたいな80年代SFアニメど直球世代にとっては『機甲創世記モスピーダ』『メガゾーン23』『ガルフォース』『バブルガム・クライシス』『メタルスキンパニック・MADOX01』といった一連のアートミック製アニメのメカニックデザイナーを勤めた方というイメージが強いですねえ。




▲世界中を巻き込んだ大戦の終結から8年を経た近未来、物流の中心として海外企業を誘致することでいち早く復興を遂げたフォート・ダイバシティという街が舞台となっています。劇中はっきりとは描写されていませんが、どうも東京都港区台場(いわゆるお台場)の未来の姿みたいですね。
大戦中にばら撒かれたバグメックと呼ばれる自立型無人兵器が今も各所に潜伏しており、時折市街に向けて無差別攻撃を仕掛けてくるため、市当局はPMC(民間軍事会社)と契約を結び、これに対抗しています。

主人公たちはそうしたPMCのひとつであるAGS(アルコン・グローバル・セキュリティ)社のコントラクター(軍事契約要員)であり、マニューバ・ブレードと呼ばれる可変戦闘バイクのパイロット(※作中ではブレードマンと呼称)。




▲このいかつい角刈りのお兄さんが、AGS所属のマニューバ・ブレード部隊の中でも抜きん出た技量を持つユニット・ヴァイパーのブレードマンであり、独眼にちなんだ『サイクロプス』のコードネームを持つ主人公サイキ・クライド
数々の戦場を渡り歩いてきた歴戦の兵士であり、寡黙で異様に無愛想、だけど意外と仲間想いで強い信念を内に秘めているという、まるで高倉健さんみたいなキャラクターであります。ちなみにコーヒーは砂糖を山盛りに入れないと飲めない超甘党で、辛いものが大の苦手という、強面な風貌に似合わない萌えポイントの持ち主。
CVは人気ヤクザゲーム『龍が如く』シリーズの桐生ちゃん役でお馴染みの黒田崇矢さん。

ちなみにユニット・ヴァイパーをはじめ各MB小隊には、アダー/マンバ/コブラ/パイソンなど、全て蛇にちなんだ名称が付けられています。




▲バグメックは他の都市とフォート・ダイバシティを結ぶ幹線道路から侵攻してくることが多く、大別して小型/中型/大型の3系統が存在。中型で人間とほぼ同じくらいのサイズ、大型になると全高5m近い機種も存在しています。
上の画像は大型に分類されるメガソーマ型。色といい顔(?)といい、なんか重武装したダンボーみたいで、見ようによってはかわいいかも。

基本登場メカの武装は全て実弾で、フルCGの利点を活かしてガトリングガンのバレルの回転や発砲に伴うエンプティケースの排莢などもしっかりと描写されています。手描きでやってたら、アニメーターさんが発狂しちゃうね。




▲ユニット・ヴァイパーのメンバーたちはどいつもこいつも一癖ある人間で、それぞれが戦争という地獄の中で辛酸をなめてきた者たちばかり。
見るからに軽薄な振る舞いの裏に、戦場で受けた拷問によるトラウマを抱えた凄腕のスナイパー『グリム・リーパー』(死神)ことルドラ・シャンカル
一見単なる守銭奴に見えて、戦火で故郷をなくしたために止む無く養子に出した一人娘への送金のため、命がけで報酬を稼ぎ続ける女性ブレードマン、『ソーサレス』(魔女)ことノーマ・ン・グィエン
筋骨隆々とした巨体の持ち主ながら料理好きという繊細な側面を持ち、地雷処理訓練を指導していた際に不可抗力ながら部下に重傷を負わせてしまったという過去に苦しむ『ゴーレム』(木偶)ことガリブ・スヴァローグ
唯一の例外は、故郷を守りたいという若者特有の理想主義からブレードマンとなった『イカロス』ことオグマ・ハルキでしょうか。




▲マニューバ・ブレードの人型戦闘形態であるマニューバ・ロイド。荒牧氏がこれまでに幾度と無く手がけてきたバイク系可変メカ(ライドアーマー/マニューバスレイブ/モトスレイブetc)の集大成的なデザインといえるでしょう。
パーソナルマークと武装以外はどの機体も同じカラーリングで統一されているところがリアル。マニューバ・ロイド形態時の全高は3.5mほどで、同じバイク系変形ロボであるメガゾーン23のガーランドより少し小さいくらいでしょうか。

各メンバーの戦闘スタイルに合わせ、35mmアサルトライフル(サイキ機)/40mmアンチマテリアルライフル(ルドラ機)/チェーンソー付きフルオートショットガン(ノーマ機)/ガトリングガン&ミサイルランチャー(ガリブ機)といった武装をチョイスしており、機体4箇所に設けられたハードポイントによりバイク形態/人型形態双方で同じ武装を用いることができる、変形ギミックに整合性の取れたデザインも荒牧メカならでは、という感じ!
ちなみに頭のツノは装飾やアンテナではなくワイヤーカッターという設定だそうで、軍用兵器全般に造詣の深い荒牧氏らしいこじ付けっぷりが堪りません!




▲3DCGならではのヌルヌル動くハイスピードメカアクションがこの作品の最大の魅力!
ドラマ面においても、活動地域の安全を守るためというより海外企業の利益を守るために雇われているPMCに民衆が抱く悪感情や、いざとなれば消耗品/スケープゴートとして切り捨てられるコントラクターたちの厳しい現実などが描かれ、大傑作とは言えないまでも中々にまとまりの良い佳作という感想を小生は持ちました。ビジネスライクな関係のようで、実は強い信頼で結ばれたユニット・ヴァイパーの面々が、これまた良い味出してるんですよねえ。

銃器関係も実在のモデルが色々と登場しており、サイキの愛用するM1911ガバメントをはじめ、ルガー・スーパーレッドホーク、デザートイーグル、ルガーKP85、ワルサーWA-2000(後期型)、H&K PSG-1、ステアーTMP、FN P-90、グロック17、SIG P226、H&K HK53、89式小銃、コルト・ウッズマン マッチターゲットなどが確認できました。

6年以上も前のBS系マイナーアニメなんでレンタル屋さんにも中々置いてないかもしれませんが、機会があったらぜひ鑑賞をおススメしたい作品であります!全12話(1クール)の短い作品なんで、一気に最後まで見れちゃいますよ~。



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2015年12月20日

『007 スペクター』観てきました!

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。


▲スパイムービーの金字塔007(ダブルオーセブン)シリーズの最新作『007 スペクター 』(原題 SPECTRE)を先日観て参りました!




『カジノ・ロワイヤル』で6代目ジェームズ・ボンドを襲名したダニエル・クレイグも、今回ではや4作目!
金髪碧眼の容姿も含め、当初はボンド役に似つかわしくないと批判を浴びたクレイグでしたが、ふたを開けてみればはまり役として大絶賛を浴びましたね。
イアン・フレミングの原作小説における、エレガントさと冷酷さ、暴力性、そして内面の繊細さを併せ持つボンドのイメージにもっとも近いと評するファンも多いようです。




▲ストーリー的には前作『スカイフォール』のそのまま続編となっています。そういえば、1作目『カジノロワイヤル』と第2作目『慰めの報酬』も直接的につながった物語でした。

毎度恒例のアバンタイトルにおけるアクションシークエンスですが、今回はメキシコの祭日である『死者の日』が舞台。爆弾テロを画策するテロリストをボンドが独断で抹殺しようとする所から始まります。
このシーンでボンドが手にしているのはグロック17にFABディフェンスのKPOSカービンコンバージョンキットをセットアップしたもので、サプレッサーとフリップアップサイト、レーザーエイミングモジュールが装着されています。
隠し持ちやすく、市街地における短距離狙撃に向いた武器のチョイスと言えますね。




▲狙撃でスマートにターゲットを片付けようとした矢先、不測の事態が発生して結局は派手な大立ち回りをしでかす羽目に。おかげで冒頭から、ボンドと彼の所属するMI6(エムアイシックス)は窮地に立たされることと相成ります。




▲公開中の映画なのであんましネタバレになるような事は書けないのですが、ボンドが休暇の振りをして独自に行動していた理由は、前作のラストで殉職した前任の上司M(ジュディ・デンチ)に下された最後の命令を果たすため。
これまでの任務でボンドが関わってきた敵、ル・シッフルドミニク・グリーンラウル・シルヴァの背後で糸を引いていた黒幕を、ボンドは追う事になります。

ボンドガールの一人(※メインヒロインでは無いですが)として、イタリアの至宝ことモニカ・ベルッチが出演しておりますが、さすがにドーベルマンなんかに出てた頃と比べると容色が衰えてきたかにゃ~?まあ、50過ぎという実年齢を考えると、今でも十分過ぎるくらい綺麗な女優さんですが。




▲コチラが今回のメインヒロインとなるマドレーヌ・スワン(レア・セドゥ)。カジノ・ロワイヤルや慰めの報酬に登場していた敵組織のエージェントミスターホワイトの娘であり、黒幕につながる手がかりを握る重要人物であります。
自分を厄介毎に巻き込んだボンドに最初は辛らつな言葉の数々を投げつけるものの、共に苦難を乗り越えるうち、二人の間には深い絆と愛情が芽生えていくことに。
こういう展開はボンド映画の王道ですね。




▲タイトルになっているスペクター(Spectre)とは、007シリーズ旧作に幾度となく登場してきていた国際的犯罪結社で、ボンドの天敵みたいな組織ですね。権利関係のもつれで長らくシリーズから姿を消しておりましたが、この度満を持しての復活であります。
今作におけるスペクターの指導者はフランツ・オーベルハウザー(クリストフ・ヴァルツ)という男。
あれ?スペクターの首領つったら、ハゲ頭とマオカラースーツとペットのぬこがトレードマークのエルンスト・スタヴロ・ブロフェルドなんじゃねえの?と思われる旧作ファンも多いかと思いますが、後半にちゃんとひとひねりがございます。
実はボンドとは過去に深い因縁のあるキャラクター。




▲スペクターの構成員でボンドの前に幾度となく立ちはだかる強敵Mr ヒンクス。演ずるは米国の元プロレスラーバティスタことデヴィッド・バウティスタであります。変なメイクでガーディアンズ・オブ・ギャラクシーにも出てましたねえ。
愛銃はアーセナル社のツインガバことAF2011 デュエラー プリズマティックで、小生の知る限り映画に登場するのは本作が初めてではないかと思います。



▲前作のラストでMのコードネームとMI6局長の座を引き継いだギャレス・マロリー(レイフ・ファインズ)。ボンドが引き起こした数々の揉め事に対する風当たりが政府内で強まり、さらに今後諜報活動にはドローンを活用すべしという方針を上層部が打ち出したことでMI6は消滅の危機に瀕しており、窮地に立たされることに。なんだか中間管理職の悲哀を感じさせますねえ。
それでも現場で体を張っているボンドを信じて、ひそかにバックアップを続けるところが男前であります!
前作で勢ぞろいしたMI6の面々Q(ベン・ウィショー)やミス・マネーペニー(ナオミ・ハリス)も、今作では見せ場が多くなっています。



▲ボンドのサイドアームは例によってワルサーPPK。やっぱ同じワルサーでも、無粋なポリマーフレームのP99よりこっちの方が似合うよね~。
それにしてもこのダニエル・クレイグ、歴代ボンド役者の中でも一番銃の使い方が様になってます!




▲オーストリアの雪山でのガンファイトでは、敵から奪ったH&K VP9も使用。本格的な銃撃戦だったら、コンシールドキャリー向けのPPKよりこっちの方が頼りになりますよね。
ちなみに今回もボンドの衣装は米国の大手ファッションブランドトム・フォードが担当しております。




▲中盤のアフリカでのシークエンスでは、これまた敵から奪ったVz58コンパクトの5.56mmx45口径バージョンを使用。アホみたいにフルオートで弾をばら撒くのではなく、セミオートで的確に敵を撃ち倒していくところがなんともリアルです。
近距離の敵に対してはストックを畳んだままクイックシュート、遠距離の敵に対してはちゃんとストックを伸ばして狙撃するなど、使いこなし方が一々プロっぽいんですよねえ。




▲クレイグ・ボンド第1作目のカジノロワイヤルでは、おそらくジェイソン・ボーンシリーズのような『生身の人間による等身大のアクション』を主体とした、現実的な世界観の作品を目指したのではないかという感じでしたが、今作では過去の007シリーズのような派手な秘密兵器や仰々しい敵キャラクターを復活させ、『やや軽めな娯楽作品としての007』という作風へ回帰させる意図があったのかな?という気が致します。

本作のエピローグを見ると続編がどうなるのか非常に気になるのですが、ダニエル・クレイグにはまだまだボンド役を頑張ってほしい所であります!



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2015年10月24日

『ジョン・ウィック』観てきました!

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。


▲以前から公開を心待ちにしておりましたキアヌ・リーブス主演のアクション大作『ジョン・ウィック』(原題 JOHN WICK)を観て参りました!




▲アメリカ本国では昨年2014年の時点ですでに公開されており、ほぼ1年遅れの日本公開となった本作。こんな面白い作品を1年間も放ったらかしにしていた日本の配給会社に、小生憤りを禁じえないというくらい、近年のアクション映画の中では大傑作と言える作品だと思いまする!(小生の独断と偏見ですが。)




▲キアヌ・リーブスといえばMATRIXシリーズでの主演がとみに知られるところですが、古くはハートブルーやスピードといった作品に主演しており、しっかりと基本を抑えたリアルなガンファイトを魅せる俳優としても有名ですね。

ストーリーそのものは、かけがえのない『希望』を奪われた元殺し屋が、自分から全てを奪った者に復讐を誓うという、はっきり言えばこれまでに散々使い古されたパターンなのですが、魅力あふれるキャラクター描写と身がすくむような殺気溢れるハードアクションの連続で見る者を魅了します。




▲主人公ジョン・ウィックは、かつてロシアンマフィアに所属していた凄腕の殺し屋で、ボスであるヴィゴにも一目置かれていた男。愛する女性との出会いをきっかけに足を洗う事を決意し、ある困難な仕事を遂行する事を条件に引退を許されます。
しかし幸せな結婚生活も長くは続かず、難病に冒された妻ヘレンは長い闘病生活の果てにジョンを残して先立つことに。過去を捨てて一緒になった最愛の人を無くし悲嘆に暮れていた葬儀当日の夜、へレンが生前手配していたある『贈り物』が彼の元に届けられたことで、生きる希望を少しづつ取り戻してゆくジョン。
ところがそのはかない希望を、かつて自分が仕えたヴィゴの息子ヨセフに理不尽に奪われ、ジョンは復讐鬼として裏社会に舞い戻ります。

ちなみにジョンの現役時代の通り名はバーバヤガー。(※ロシアの伝承に登場する魔女 ヤガー婆さんのこと。劇中ではブギーマン/魔物みたいな意味でこの言葉が使われております。)




▲劇中ジョンのサイドアームとして使用されるのが、H&K P30Lのコンペンセーター付きカスタムモデル。バックアップガンはグロック26ですね。両モデルとも予備も含めて2丁づつ用意している所がシブいです。
P30LはKSCさんあたりがブローバックガスガンで出してくれないかにゃ~?




▲ガンアクションのシーンはかなり派手目で、米国ではガンフー(ガンとカンフーを組み合わせた造語)と呼ばれているようですが、最新のコンバットシューティングのメソッドが巧みに取り込まれており、柔道をベースとしたボディアクションと相まって、手の届くような極至近距離におけるガンファイトが確かな説得力を伴って描写されております。

息子を守るためにヴィゴが差し向けた殺し屋に対しジョンは一切の容赦がなく、胴体への銃撃で動きを止めつつ、頭部に銃弾をぶち込んで確実に敵を無力化(と書いて必ず殺すと読む)する、エゲツな~い戦いぶりが特徴。
激しい銃撃戦の合間にタクティカルリロードもしっかり見せており、マガジンの上部に人差し指を添えてグリップに確実に叩きこむ動作に、キアヌ・リーブスがちゃんと専門的なトレーニング受けていることが伺えます。
極至近距離でのガンファイトの際、銃を胸元に引きつけて体の正中線上に保持しながら発砲するC.A.R(Center Axis Relock)というテクニックを多用しているところもプロいですね。




▲正面切った多対一の銃撃戦では、Coharie Arms社のCA-415をメインアームにチョイス。馴染みの薄い名前ですが、要するにHK416のアメリカ製クローンモデルであります。オプティカルサイトはEo-TECHの553が乗っかってますね。
街中で目立たないよう、ナイロンのディスクリートケースに納めて携行しているのがこれまたリアル。
ハンドガンと同じように、至近距離で発砲するときはサイトを使わず、ポイントシュートで相手の胸部を狙っています。例によって止めは頭部にバースト射撃。おっかねえ~!




▲Kel-Techの最新ブルパップショットガンKSGも登場。ジョン自身の持ち物では無く、敵から奪って使用する武器であります。
発砲時にしっかり目を開けている所がエライ!銃に慣れてない俳優だと、大抵音とマズルフラッシュにビビって目をつぶっちゃいますから。




▲DTA(Desert Tech Arms)社のブルパップ式ボルトアクションスナイパーライフルSRS(Stealth Recon Scout)の22インチバレルバージョンもいち早く登場。これも敵から奪ったものですね。
ヨセフのボディガード達に反撃する暇も与えず、ヘッドショットで次々に射殺していくシーンがこれまたおっかねえ~!




▲脇を固める俳優陣がまた豪華で、ジョンの親友でありヴィゴに彼の抹殺を依頼されるマーカス役にあのウィレム・デフォーが!彼がジョン抹殺の依頼を引き受けた真意は、ぜひ劇場でご確認下さいまし。
腕のいい狙撃屋らしく、使用銃はルガーM77をテイクダウンタイプにカスタマイズし、サプレッサーを装着したもの。ビルの屋上でアタッシュケースから取り出したライフルを組み立てる、ある意味ベタなお約束シーンも有り。
発砲したライフルを片付ける際、加熱したサプレッサーで火傷しないようペロリと指を舐めるシーンが芸コマです!




▲古株の殺し屋らしく、サイドアームも新しめなポリマーフレームオートでは無く、オールドファッションなブラウニングハイパワーを愛用。仕事に取り掛かる前に銃をしっかりメンテナンスする所が、いかにも職人気質という感じですね。
バックアップガンもしっかり用意してますが、劇中ハイパワーを抜くシーンが無かったのが残念であります。




▲マーカス同様ジョンの古馴染みで、同じくジョン抹殺をヴィゴに依頼されたミス・パーキンス。劇中なぜか必ずミスを付けて呼ばれているのがなんか可笑しいです。
演じるエイドリアンヌ・パリッキは身長が180cmあるそうで、キアヌ・リーブスとの格闘シーンでも全く引けを取っておりませんでした。
金の為なら仁義もへったくれもないという悪女系キャラですが、その行いのせいで最後は自分の首を絞める事に…。使用銃はサプレッサー付きのワルサーP99




▲ヴィゴの腹心の部下であり、格闘の達人キリール。劇中ジョンを最も苦しめる宿敵のようなポジションのキャラクターで、格闘のスタイルはサンボやシステマといったロシア系武術らしく、繰り出す技の一つ一つがいちいち痛そうです!
演ずるはキアヌ・リーブス主演のマトリックス・リローデッドでエージェント・ジョンソン役を務めたダニエル・バーンハードですね。
使用銃はセイリエントアームズのグロック17カスタムTier1。構えが素人くさいカップ&ソーサーなのはちょっとかっこ悪いかにゃ~?




▲マフィア側の連中の使用銃はグロック系が多いのですが、ちょこっと珍しかったのがFAB Defense社のKPOSカービンコンバージョンキットを組み込んだバージョン。昔中華製で出てましたね。
フルオートで景気よく弾をばら撒いてましたが、よく見るとサイトが付いてないねこの銃。




▲ジョンの復讐がマフィア側の報復を呼ぶ負の連鎖で、最後は泥沼の殺し合いに突入していきます。ある意味かわいそうなのがロシアンマフィアのボスヴィゴで、バカ息子が粋がって余計なことしでかさなけりゃ、おっかないバーバヤガー(ブギーマン)を敵に回さずに済んだんですよねえ。
ヴィゴ自身は仁義を守るタイプの極道らしく、長年組織に貢献したジョンに対して、畏敬の念と共にある種の親愛の情も抱いていたようですが、息子の育て方を間違っちゃったんだねえ。
なんにせよ、アクションスターとしてのキアヌ・リーブス完全復活!という感じで、ぜひ劇場でやってるうちに見てもらいたい傑作であります!



そういえばキアヌ・リーブスの主演が決まったというアメリカのTVドラマジョン・レインシリーズって、今どうなってんだろ?同じ原作が椎名桔平主演で映画化(大駄作!)された時より遥かに期待が持てるんで、ポシャッちゃうような事があったら悲しんですが。



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2015年07月15日

『ターミネーター 新起動/ジェニシス』観て来ました!

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。


▲6年ぶりのシリーズ最新作となる『ターミネーター 新起動/ジェニシス』(Terminator Genisys)を先日見て参りました。
いや~、このクソ暑い日差しの中、アラフォーのおっさんが1時間近くチャリンコ漕いで映画館行っちゃいけないね~。ホンマ死ぬかと思ったわ!
以下、微妙にネタバレを挟みつつご紹介致しますのでご注意を!(まあ、重要なネタバレは控えさせて頂きますが。)




▲前作『ターミネーター4』(Teminator Salvation)は新生バットマンシリーズのクリスチャン・ベールとアバターのサム・ワーシントンの共演が話題になりましたが、シリーズの顔であるアーノルド・シュワルツェネッガーの不在(一応CG合成で若シュワが出てきましたが)が響いたのか、興行収益的には失敗だったみたいですね。小生はあの映画、結構好きだったりするんですけど。T3?知らんなあ?

上の画像の二人はジョン・コナー(左)とカイル・リース(右)。小生の独断と偏見ですが、カイル役はもうちょこっとマイケル・ビーン(初代カイル役)に似た雰囲気の俳優を使ってほしかった!




▲シュワルツェネッガーがターミネーター役を演じるのは実に12年ぶりだそうですが、全体的に見るとT2の時のイメージに近いかな?という気が致します。しゃべり方は機械的でも、中身はちゃんと自我と感情を持ってる感じがする演技でしたね。
シュワちゃんが演じるのはこれまでと同じT-800 モデル101ですが、中年タイプ(通称シワミネーター/勝手に命名)と初老タイプ(通称ジジミネーター/勝手に命名)を特殊メイクアップで演じ分けております。役名は『ガーディアン』(守護者)ですが、劇中ではもっぱら『おじさん』と呼ばれてました。
同じ個体が経年により加齢したという設定なんですが、T-800の外装部分は有機組織なので、人間と同じように老化するんですねえ。




▲一方スカイネットが1984年に送り込んだのが、まだ老化する前のT800 モデル101。こっちはさしずめ若(わか)ミネーターといった所でしょうか。
さすがにコチラは本人では無く、若いころのシュワちゃんに似た体格のボディビルダーの体に、CG合成でT1当時のシュワヘッドを合成しての登場となっています。T4の時と同じ手法ですね。
1984年のLAに送り込まれてくるシークエンスや、そのあとチンピラに絡まれるシーンなど、オリジナルT1を再現した場面も多々あり、旧作ファンにはうれしい所。

ガーディアン(シワミネーター)と若ミネーターの、モデル101同士の激突シーンもあるのですが、微妙にガーディアン(シワミネーター)が押され気味なところがちょっと笑えます。まあメンテなしで何十年も稼動してりゃ、あちこちガタも来るわな。




▲予告編にも登場していましたが、1984年にタイムスリップしたカイルを待ち受けていたのがあのT-1000!変幻自在な流体ポリマー合金製のボディを持つ、T2でお馴染みのアイツですね。
演じるは韓流スターとして全国のオバハンたちの心を鷲掴みにしたイ・ビョンホンですが、オリジナルのロバート・パトリックと比べると随分貫録負けしてるな~という印象。わざわざ韓国人俳優をキャスティングする必然性も感じられませんでした。
ちなみに思い切ってバラシてしまいますが、コイツT2の時のような絶望感を感じるような強敵では無く、はっきり言ってとんだ噛ませキャラです。
ラスボスとしては、もっとエゲツナイの(T-3000)が出てきますんで。




▲1984年時のサラ・コナー役を、エミリア・クラークが演じております。オリジナルT1のサラは単なるウェイトレスでしたが、今作では歴史改変により1984年の時点で既に屈強な女戦士に成長しており、T-1000に追われて窮地に陥っているカイルを助けに現れます。
幼いころに両親をT-1000に殺され、その後彼女を救ったガーディアン(まだ若ミネーターだった頃のシワミネーター)に戦士として育てられという過去を持ち、長年守ってくれた彼をおじさんと呼び慕っている訳ですね。




▲T2のディレクターズカット版では少年時代のジョンがT-800に笑う事を教えるシーンがありますが、今作のガーディアンも所々笑うシーンがございます。いいな~、この引き攣った様な満面の笑顔!
他にも寒いジョークを口にして微妙~な空気を醸し出すシーンもあり、そのスベリ加減が(いい意味で)笑いを誘います。




▲コイツが新キャラのT-3000。スカイネットが生み出した新型ターミネーターなのですが、どんなキャラなのか、正体は一体何なのかについては劇場でご確認下さいまし。
イメージ的にはT2の時のT-1000っぽい立ち位置かにゃ~?




▲紆余曲折あってサラとカイルはガーディアンと離ればなれとなり、再会した時にはさらに歳食っちゃってとうとうジジミネーターにバージョンアップ!(アップ?)シワミネーターの時から、ポンコツさ加減にもさらに磨きがかかっております!
志村けんのジジイコントを思わせるようなシーンもあったりして、コイツ大丈夫かい?と、小生いらん心配をしてしまいました。
ちなみに口癖は『私は旧型だが、まだポンコツでは無い』と、『理論的には、そうだ』。同じセリフをことあるごとに口にする所も、ボケ老人っぽくてキュートです!
あの、別にディスってる訳では無くて、褒め言葉ですからね!




▲ちょっとばかし残念だったのが、登場する銃器に関する時代考証が行き届いていなかった点。1984年の時点でチョート製フォールディングストックを装着したMP5KバレットM82『A1』が登場しているのですが、現実にはまだ存在していなかったモデルですね。
せめてストック無しのMP5K無印の初期型バレットM82だったら、無粋なツッコミを入れる事も無かったんですが。
T-1000を含めたLAPDの警官のサービスピストルがリボルバー(S&W M15)だったのは良かったのに、惜しい!




▲T-800のエンドスケルトンも若干ながらデザインがリニューアルされているのですが、アレンジが中途半端でそこはかとなくパチモン臭くなってました。こういうところもオリジナルに対するリスペクトが足らんな~!
やっぱエンドスケルトンのデザインはジェームズ・キャメロン監督の手によるオリジナルが最高ですよね!(←断言。)




▲色々と辛辣なツッコミも入れましたが、個人的にシリーズ最大の駄作だと思っているT3と比べれば、遥かに面白い作品だと思いました。
変に若作りさせず、初老の域に達したシュワルツェネッガーにしか演じられないターミネーター像を作り上げた脚本の勝利と言えるでしょう!
取り敢えず小生の中でのシリーズランキングでは、1位=T1、2位=T2、3位=T4、4位=T5、5位=T3という順位になるでしょうか?

TVドラマの『サラコナークロニクルズ』も好きだったんだけど、もう復活は望めないんだろうな~。



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さあ、来月は『ジュラシックワールド』だな!


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2015年06月26日

『マッドマックス 怒りのデスロード』観て来ました!

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。


▲約30年ぶりのシリーズ新作という事で、ファンの間で大きな話題となっておりました『マッドマックス 怒りのデスロード』(MADMAX FURY ROAD)を先日レイトショーにて見て参りました!




▲企画自体はかなり前から進行していたそうですが、イラク戦争や経済不況のあおりを受けて撮影が頓挫し、一時は完成すら危ぶまれていた本作品。しかしシリーズの生みの親でもあるジョージ・ミラー監督の執念が実を結び、ついに完成にこぎつけたという訳ですね。
このところ『ベイブ』『ハッピーフィート』といったほのぼの路線の作品ばっか撮ってたミラー監督ですが、溜りに溜まった鬱憤を晴らすかのごとく、本作は原点回帰のスーパーバイオレンスアクション映画に仕上がっておりました!

今回主人公マックスことマクシミリアン・ロカタンスキー(最近になってフルネームを知りました)役を演ずるのは、インセプションやダークナイトライジングといったクリストファー・ノーラン監督作品でその個性をいかんなく発揮したトム・ハーディー
オリジナル3部作でマックスを演じたメル・ギブソンとは似ても似つかない風貌ですが、いざ映画が始まってみると全く気にならないハマりっぷりであります!




▲本作のヒロイン(?)フュリオサ役を演じるのはあのシャーリーズ・セロン!ゴージャスなブロンド美人といった感じの普段のイメージを覆す、タフな女戦士という役柄を体当たりで演じております。
詳しいネタバレは避けますが、最初はマックスと敵対(本気の殺し合い!)するものの、その後利害の一致から手を結ぶ事に。過去のトラウマから固く心を閉ざしていたマックスと戦いを通じて信頼を結び、次第に心を通わせてゆくという役柄ですね。
射撃の名手という設定で、劇中カスタマイズしたSKSライフルを主に愛用しております。




▲今作の悪役キャラであり、その強烈なビジュアルが見る者を圧倒するイモータン・ジョー。初代マッドマックスで凶悪な暴走族のリーダートゥーカッターを演じたヒュー・キース・バーンの再登板であります!
自分のために死ねば英雄になれるという狂信的なカルトの教義を配下の若者たち(ウォーボーイズ)に刷り込み、暴力とカリスマ(+水の配給)で人々を支配する独裁者で、核戦争前は優秀な軍人(大佐)だったとか。愛銃はコルト・アナコンダのステンレスモデル6in。

ちなみに同盟関係にある人間として、製油施設を持つガスタウンの首魁人食い男爵と、武器弾薬の製造を手掛けるブレットファーム(弾薬畑)のリーダーブレットファーマーというこれまた素敵なキチガイジジイども面々が登場します。




▲イモ―タン・ジョーの息子の一人リクタス。汚染された環境の下で生まれたせいか知性と呼吸器系に障害を抱えており、まさに『体は大人、頭脳は子供』を地で行く筋肉バカパワータイプキャラであります!
暴力だけが頼りの荒廃した世界では、こういう頭使わないタイプの方が生きやすいんだろ~な、きっと。




▲イモータン・ジョー配下のウォーボーイズの一人で、名誉の戦死に憧れる若者ニュークス。最初は狂信的にジョーを崇拝していたものの、根が単純なのか、ある意味純真なのか、後半ではだんだんとエエ感じなキャラに変わって参ります!
今作でマックスが手にするダブルバレル・ソウドオフショットガンは元々コイツの持ち物なのですが、過去のマッドマックスシリーズを見た人なら思わずニヤッとしてしまうようなネタが出て参ります。(ヒント、マッドマックス2。)




▲過去作に比べて今回は結構ガンアクションも多めでありました。反面、ちょっと武器に恵まれ過ぎかな?と思ったり思わなかったり。
登場する銃器はやや古めなものが多く、ハンドガン系ではグロック17の2ndジェネレーション(カットによっては3rdに化けてたけど)を始めトーラスPT92、マウザーC96、ルガーP08、ウェブリーMK-Ⅳといったモデルが目立ってましたねえ。
もちろんマッドマックス名物ともいえるボウガンも健在!




▲もちろんシリーズのお約束である、ヒャッハ―!な改造ビークルによるカーバトルシーンも満載!カーバトルシーンの80%以上はCGを使わずライブスタントで撮影されているそうで、その大迫力に終始圧倒されます!
なんというか、マッドマックス2のクライマックスのシークエンスを、全編ぶっ通しでやってるような感じで、ボロ雑巾のように人が死んでいく描写は、ほんとに死人が出てんじゃねえかこれ?と、思わず要らん心配をしてしまうほど。

そうそう、この作品出来ればちょっと奮発してでもIMAX 3D上映で観た方がいいと思います。あの腹の響くような音響効果は家庭用ソフトでは絶対再現できないと思うし。




▲パンフレットの情報量もなかなか充実しており、各キャラクターのプロフィールや登場する銃器、車に関する解説も詳細。昨今の映画パンフレットを見ると値段の割に内容が薄っぺらな物が多い印象でしたが、これだけの内容なら高いお金払っても買っておく価値はあるかにゃ~?
前半は本作品に関する解説、後半には北斗の拳の原作者原哲夫氏とスタッフの対談や、マッドマックス2のモヒカン男ウェズ役(ついでに言うとコマンドーのベネットさん役)で有名なバーノン・ウェルズ氏へのインタビューも掲載されており、ファン必見という感じ!

それによるとコスチュームも含めたウェズのバックグラウンドについてはバーノン・ウェルズ氏自身の役作りが色濃く反映されていたそうで、個性的過ぎるコスチュームは日本の侍とネイティブアメリカンを合わせたイメージだとか。まあ、おケツ丸出しなのはどうかと思いますが。
さらにウェズのバイクに2ケツしてた、どう見てもおホモだちにしか見えない金髪の美青年(でもないか?)も、実は両親を失って路頭に迷っていたところをウェズに助けられ、彼の息子のように育てられた人物だったのだとか。
それを踏まえると、息子を殺されたウェズが怒り狂うのもさもありなん、これまでと打って変わってなんだか良い人に見えて…こないか、やっぱり。
ちなみにバーノン・ウェルズ氏の奥様は日本人なんだそうで、ご本人も大の親日家だそうです。

全体的に見るとマッドマックス2のテイストを何倍にもパワーアップしたような印象で、オリジナルシリーズのファンもこれなら納得なのでは無いでしょうか?



最後に一言、上映が終わった後『面白かったけど、なんかコレ北斗の拳のパクリっぽいよね?』とか話してたぼくちゃん達。北斗の拳がマッドマックス2をパクってんだよ!と、小生声を大にして言いたい。言えなかったけど。言いたかったなあ…。



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2015年05月29日

『チャッピー』観てきました!

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。


▲ミリブロでも以前から紹介されておりましたニール・ブロムカンプ監督の最新作『チャッピー』を、昨晩仕事帰りに観て参りました!




ニール・ブロムカンプといえば、あの『第9地区』でセンセーショナルなデビューを果たした、南アフリカ出身の映画監督。マット・デイモン主演の『エリジウム』のヒットも記憶に新しい所ですね。なんかデビュー当時のジェームズ・キャメロンと同系統の匂いを感じる、新進気鋭のSF映画監督でございます。

舞台となるのは2016年の南アフリカ・ヨハネスブルグ。重武装化したギャング集団が闊歩する犯罪都市と化したヨハネスブルグの治安を回復させるため、警察は軍需企業テトラ・バール社が開発したスカウトと呼ばれる人型戦闘ロボットを導入。アサルトライフルの銃撃程度ではびくともしない頑強なボディを持ち、AI(人工知能)による高度な自己判断能力を備えたスカウトの現場投入によって多くのギャング団が摘発され、目覚ましい成果を上げているという状況であります。丁度『ロボコップ』のオールド・デトロイトみたいな感じですね。

ちなみにスカウトの携行火器は、いかにも南アフリカが舞台の作品らしく、ベクターのR5。イスラエル製ガリルSARアサルトカービンを南アでライセンス生産した製品です。




▲このいかにもオタク風な青年が、スカウトの生みの親であるディオン・ウィルソン博士。彼は人間並みの感受性を持つ人工知能の開発に情熱を捧げており、会社上層部に研究開発の許可をかけあうものの、利益偏重主義の上司ミシェル・ブラッドリー(シガーニー・ウィーバー)に『ウチは兵器メーカーなんだからアンタ、そんなもん作ったってしょうがないでしょ?』と、あっさり却下されてしまいます。
しかし諦めきれない彼は戦闘中にRPGを食らって廃棄処分となったスカウト22号機を無許可で持ち出すと、試行錯誤の末に完成させたAIモジュールを組み込むことを画策します。




▲ところが機材を持ち出して帰宅する途中、ギャングのボスに借金こさえて尻に火が付いているチンピラのニンジャ一味に拉致られてしまいます。設計者の手で治安維持に当たっているスカウトを機能停止させ、その間に荒稼ぎしようという訳ですね。
ポップ感溢れまくりな、まっ黄色に塗りたくったM4がなんかエエ感じ!




公開中の映画なのでネタバレはご法度ですが、なんだかんだあってスカウト22号はディオンの手で簡易修理を受け、AIをインストールされて再起動。そのままニンジャ一味と暮らすことに。
赤ん坊のようにピュアなAIの行動に母性本能を刺激されたのか、ニンジャの恋人であるヨーランディは彼を『チャッピー』と名付け、母親としての愛情を注ぐようになります。この赤ん坊チャッピーがなんかスゲエ可愛いんですよねえ。
ちなみにチャッピーの中の人(モーションキャプチャーアクター&声優)は、ブロムカンプ監督作品の常連俳優シャールト・コプリ。一切素顔が出ないのに、相変わらず見事な演技であります!




▲思いっきりDQN丸出しなパパママに育てられつつも、チャッピーはあんましひねくれもせずエエ子に育っていきます。チャッピーを悪の道に引き込もうとするニンジャも、次第に彼に不器用な愛情を抱くように…。
そりゃあチャッピーの愛くるしい姿をあれだけ間近に見せつけられたら、父性本能がビンビン刺激されるってもんでしょう!

小生は寡聞にして存じ上げませんでしたが、ニンジャとヨーランディのお二人は南ア出身の人気ラップグループ『ダイ・アントワード』のメンバーなんだそうで、芸名や芸風もほぼ普段のまんまだそうな。
お二人とも結構な日本好きなんだそうで、ヨーランディさんのお名前もスペルの最初のYが日本の通貨単位である円をもじって¥O-LANDIになってたり、ニンジャがTENSIONという座右の銘(?)をカタカナ表記でテンションと入れたスエットパンツ(自前らしい!)をはいてたりと、日本人から見ると妙~に微笑ましい所も。
本作のメインテーマもダイ・アントワードの楽曲が使われております。




▲今作で悪役を演じているのがあのヒュー・ジャックマン!Xメンシリーズのウルヴァリン役でお馴染みの俳優さんですね。
スカウトと同時期に開発されながら、社内コンペに敗れてお蔵入りになった戦闘ロボット『ムース』の開発者であり、元オーストラリア特殊部隊(SAS-Rあたりやろか?)隊員という経歴を持つヴィンセント・ムーアを怪演しております。
自分が手掛けたムースが没にされた逆恨みでスカウト、ひいてはチャッピーに憎しみを募らせるという役柄はロボコップ(オリジナル)1作目のED209の開発責任者リチャード・ジョーンズ(ロニー・コックス)を思わせます。




▲でもってコイツが件のムースちゃん。予告編にも登場しておりますが、全身これ武器の塊といった感じの戦闘ロボットで、両脇のエンジンポッドで飛行も可能という代物であります。
まあしかし、軍用ならともかく警察用の治安維持ロボットとしてこれを売り込むのはちょっと無理があるんでないかい、ヴィンセントさん?

デザイン的にはこれまたロボコップに登場したED209のの丸パクリオマージュみたいな感じ。ちょこっとメタルギアREXもはいってるかにゃ~?ブロムカンプ監督って、こういうメカ好きだよね~。
ちなみにチャッピーのデザインモチーフは士郎正宗の代表作アップルシードの主人公の一人である戦闘サイボーグのブリアレオスだそうで、ウサ耳みたいな頭部センサーを見れば一目瞭然という感じですね。




▲南アを舞台とした映画という事で、登場する銃器もダネルやツルベロといった現地メーカー製の製品が多く、ハリウッド系アクション映画を見慣れた目には新鮮に感じられました。
終盤近くにダネルのネオパップPAW-20グレネードランチャーなんて変わり種も出て参ります!同じ監督の第9地区にも出てたっけ?




『自我に目覚めた戦闘ロボット』というモチーフは、ジョン・バダム監督のショートサーキットシリーズやターミネーターシリーズでも描かれており、それ程目新しいテーマでは無いのですが、社会派としての顔も持つブロムカンプ監督の手にかかると、また一味違った側面が見えて参ります。
人間の持つ善と悪の両極端を目の当たりにしながら、時に虐げられ、時に深い愛情を注がれ、過ちをおかしながらも少しづつ自己を形成していくチャッピーの姿には、やはり胸を打たれるものがありますねえ。

それにしても今年は、6月に『マッドマックス 怒りのデスロード』、7月に『ターミネーター・ジェニシス』『ミッションインポッシブル・ローグネイション』、8月に『ジュラシックワールド』、9月に『ピクセル』、ちょっと飛んで12月に『007 スペクター』と話題作が目白押しですねえ!
また一生懸命チャリ漕いで映画館行かなきゃ!



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2014年09月09日

無表情なあいつはクラリック!

こんにちは、皆さん!
フォートレスのUMAことツヨシです!

今回も前回の「バトルシップ」に引き続き映画紹介でお茶をにご・・・いえ、盛り上げたいと思います!
ツヨシのおすすめ映画第二弾はこちら♪



▲その名も「リべリオン」です!
描写としてはかなりSFチックですが、映画内で登場する銃器は魅力的なものが多いです!

今回も大雑把にストーリーを説明しますと・・・・
「リべリオン」の世界では、「感情」を持つ事で人間は無駄な争いを起こすと考えられています。
そこで感情を抑制する「プロジアム」という薬物を定期的に使用する事が義務となっていました。
とはいえ、すべての人間が「プロジアム」の使用を守っている訳ではなく、
むしろ「感情を持ってこそ人間」という考えを持つ人々が集まりレジスタンスとして活動していました。
そんな彼らを取り締まるのがこちら ↓ 。



▲クリスチャン・ベール演じる主人公「ジョン・プレストン」、
主人公含む彼らは、「クラリック」と呼ばれており戦闘術を極めた特殊捜査官でレジスタンスにとっては恐怖の象徴です。



▲クラリックは「ガン=カタ」と呼ばれる二挺拳銃を使った近接格闘術を習得しており、
めちゃ強いです。
彼らも「プロジアム」を使用しており無の境地ですので、一般人に対しても容赦ありません。
戦闘に至ってはずっと俺のターンです。
主人公「ジョン・プレストン」も最初は、冷徹な戦闘マシーンのような感じでしたが、
相棒の死や、感情を持つレジスタンスの人々と関わる事で徐々に今の世界に疑問を持つようになる訳です!


▲今回のツヨシのお気に入り!は素敵な黒服の方々です。
大勢出てきます。勿論名前もありません。ぶっちゃけ主人公の引き立て役です。ショッカーみたいなもんです。
初めて「リべリオン」を観たときに、素直にかっこいいと思っただけです。ハイ。
彼らが使用する銃「H&K G36アサルトライフル」・・・いいですねぇ。


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2014年09月08日

大艦巨砲なエイリアンムービー!

こんにちは、皆さん!
フォートレスのマンターゲットことツヨシです!

今回は、ツヨシおすすめの映画をご紹介させて頂きます~♪
仕事がお休みの日に、自室を掃除していたら映画『バトルシップ』のBDがでてきまして、
掃除そっちのけで全部、観てしまいました。
そんなわけで、どんな映画なのか少しご紹介させて頂きます!

バトルシップ
▲この表紙・・・ロボット好きの方もトキメクのではないでしょうか?

ネタバレを防ぐ感じで、おおざっぱにストーリーを説明しますと・・・・、

●地球外生命体との遭遇を夢見て、遥か宇宙の彼方に向けてハワイの通信基地から電波信号メッセージを送信!

バトルシップ

●そしたらこんなの ↑ がやってきた。
エイリアンが襲来した際、ハワイでは「RIMPAC(リムパック)」と呼ばれる各国の海軍による環太平洋合同演習が行われており、
演習中であったアメリカ海軍の駆逐艦、海上自衛隊の護衛艦が巻き込まれる内容となっております。
え?タイトルが「バトルシップ」なのに戦艦は出てこないの?
ちゃんと出てきます。最後の方で。おいしいとこどりです。                        

バトルシップ

●エイリアンが使う、この兵器めちゃくちゃ強いんです。
超高速回転しながら突っ込んできてトゲトゲでガリガリ削られるんですよ!
他にもユニークな兵器を使ってきますが、これが一番のカルチャーショックです。
ちなみに画像で、迎撃を試みているのはアメリカ海軍のミサイル駆逐艦ジョン・ポール・ジョーンズです~。

バトルシップ

●ツヨシ的にお気に入りのグレゴリー・D・ガトソン演じるミック・キャナルズ。
戦場は海上だけではありません!陸上でもエイリアンの計画を阻止しようと、奮闘する人々がいます。
ミック・キャナルズは両足が義足にも関わらず、素晴らしい活躍をみせてくれます。
画像でミック・キャナルズが使用しているのはHK416です(ストックは初期型ですが)。いや~かっこいいですね!

ミックの画像クリックでFORTRESS WEB 東京マルイ: 次世代電動ガン HK416Dのご注文ページへ移動します♪

見どころ満載、大迫力の「バトルシップ」。
ツヨシおすすめの映画でした~。

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2014年08月15日

『トランスフォーマー ロストエイジ』観てきました!

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。


▲先頃休日を利用して、現在公開中の映画『トランスフォーマー・ロストエイジ』を見て参りました!
ちなみに元タイトルは『TRANSFORMAERS Age Of Extinction』となっているので、『絶滅時代』みたいな意味になりますが、実際に映画を見てみるとその意味がなんとなく分かって参ります。




マーク・ウォールバーグファンの方には申し訳ないのですが、小生この俳優さんがあんまし好きではございません為、正直なところ期待らしい期待もせずに見に行ったのですが、それが功を奏して(?)か、結構最後まで楽しめました!
前作まで主人公を演じたシャイア・ラブーフが降板した為、今回新主人公としてケイド・イエーガーというキャラクターが設定されたのですが、莫大な借金と年頃の娘を抱えた結構ダメダメなお父ちゃん(シングルファーザー)という哀愁漂う役柄が、なんかエエ感じ!

まあ、相変わらずモノスゴイ金を掛けたB級映画(※一応褒め言葉)という全体的な印象は変わらないんですけどね!




▲今作は前作『ダークサイドムーン』のクライマックスでシカゴがエライことになっちゃった数年後が舞台。
この大参事がきっかけでトランスフォーマー達に対する世間の風当たりが強くなり、オートボット(日本でいうところのサイバトロン)とアメリカ政府との同盟関係も瓦解、ディセプティコン(日本でいうところのデストロン)の残党ともども、排斥される立場となってしまいます。つ~か、何とかしろやレノックス少佐!

このトランスフォーマー狩りを仕切っているのがCIA配下の『墓場の風』(Cemetary Wind)というブラックオプスチーム(台詞でははっきりデススクワッド/虐殺部隊と呼んでましたが)で、黒ずくめの装備に身を包んだ分かり易~い悪役ですね。
ちなみの墓場の風の実働部隊指揮官のおっさん(画像右側の人)のサイドアームとして、珍しいセイリエントアームズのグロック34カスタムが登場しておりました。他にもセイリエントカスタム1911なんかもチラッと登場しており、どうも同社がプロップガンの提供で正式に協力してるくさい感じ。




▲今回の敵は某企業が作り出した人工トランスフォーマー軍団!画像はオートボットの主要メンバーの一人バンブルビーをモデルに作られた個体で、スティンガーという名前が付いてます。
まあ、例によって最後は人類の敵にまわっちゃうんですけどねえ。そういえば、人類に反逆する人工トランスフォーマー軍団、というか新生ディセプティコン軍団のリーダーとして、旧作アニメシリーズでお馴染みのあの方が登場します!(※ヒント トランスフォーマー2010。)

ちなみに人工トランスフォーマー達の生産拠点が置かれているのが中国なのですが、これは現在中国で無数に生産されているトランスフォーマーの違法コピー玩具(パチモン)を揶揄したネタだそうでございます。
劇中自分のコピーであるスティンガーを前にしたバンブルビーが、『このパチモンが!』みたいな台詞を吐き捨てるシーンがあり、小生爆笑をこらえるのに必死でございました。




▲毎回何かしら新キャラが登場するトランスフォーマーたちですが、小生的に気に入ったのがオートボットの一員である『ドリフト』(画像右側)というキャラ!
元はマーベルコミックスからリリースされているアメコミ版TFのキャラクターだったそうですが、オートボット陣営に転向した元ディセプティコンで、ヘリコプターとスポーツカーという2つビークルモードを持つ『トリプルチェンジャー』、俳句をたしなみ、オプティマスプライム(コンボイ)を日本語で先生(Sensei)と呼び慕うサムライ戦士という妙~に濃い設定で、キャラデザインもご覧の通りもろに鎧武者モチーフですね。
ちなみに日本リスペクトキャラという事で、声を演じているのも日本人俳優の渡辺謙さんだったり致します!いや~ん、エエ歳こいてオモチャが欲しくなるやないの!




▲更に終盤近くになって登場してくる新キャラがダイノボット軍団!無印/2010等の旧アニメ版でもサイバトロン軍団の切り札みたいな感じで登場していた、恐竜型トランスフォーマーですね!
コイツらの基になったのが小生が幼少の頃夢中になっていた『ダイアクロン』(※ミクロマンと並んでトランスフォーマーの基となったタカラのオリジナルトイシリーズ)の恐竜ロボシリーズ(ちなみにおねだりしたけど買ってもらえなかった!)ですから、並み居るTFラインナップの中でも由緒正しいキャラクターと言えます。
もちろん人間型モードも存在するのですが、劇中はほとんどこの恐竜モードで暴れまわっておりました。

80年代に製作された旧アニメシリーズの初期2部作がストーリーの元ネタになっている部分も多く、小生と同世代のおっさん達も楽しめる内容だと思います!

関係ないけど小生が中学生だった時分、『トランスフォームごっこ』というのが流行った事がございまして、アニメ劇中のトランスフォーマーたちの無茶な変形をいかに人体の構造の範疇で再現し得るか?というテーマのもとに色々と研鑽を積んだ覚えがございます。(大体どんな遊びか想像付くよね?)
『トランスフォ~ム!ギゴガゴ!』と元気に叫びながら、コンボイ司令官の変形パターンを真似しようとして股関節を脱臼しかけたY君、今でも元気にしてますか!?



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2014年07月26日

『うん、今度はちゃんとゴヂラしてる』!

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。



▲昨日から公開が始まったハリウッドリメイク版『ゴジラ』を、早速レイトショーで観て参りました!(上映館まで自転車で約1時間の道のりを、このクソ熱っい中往復するのは辛かったぢぇい!)




▲ハリウッド版ゴジラといえば、1998年(インディペンデンス・デイのローランド・エメリッヒが監督)に1度製作されておりますが、興行収益的には一応の成功を収めたものの、国内外のゴジラファンからは『あんなんゴジラやない!』だの、『これじゃジュラシックパークやないかい!』だの結構ボロクソ言われてましたねえ。まあ、ゴジラと言わなきゃ、あれはあれで怪獣映画としてはそれなりに出来の良い映画ではあったのですが。

後に製作された本家東宝版の某作品では、X星人に操られる怪獣の1体としてエメリッヒ版ゴジラに酷似した『ジラ』(ゴジラのような神々しさが無いという意味でGodzillaからGodを抜いたネーミング)が登場し、本家ゴジラに戦いを挑んだあげく僅か数十秒で瞬殺され、『マグロ喰ってるようなのは駄目だな!』などと罵倒されるという、さもありなんな扱いも受けてましたっけ。




▲でもって2014年版の方ですが、結論から言えば『うん、期待してた以上にちゃんとゴヂラしてるわ!』というのが小生の感想でございます!静止画で見るとややメタボリックな印象のある2014年版ゴジラですが、実際に動いている所を見ると、これがまたカッコエエの!
今回はちゃんとチェレンコフ光で背びれを輝かせながら、放射火炎もバリバリ吐いてますし!




▲全体的には人間ドラマのパートが多くを占めており、国産ゴジラ映画と比べてゴジラが暴れまわるシーンがやや少なめかにゃ~?という気がしないでもないですが、その分怪獣が大暴れする後半で一気に取り戻してくれました!怪獣相手に、米軍の誇るハイテク兵器の数々がことごとく役に立たないという図式も、オリジナル版ゴジラに対するリスペクトが大いに感じられます!
やっぱゴジラは、空対地ミサイルごときでやられてちゃイカンですよ!

あ、ちなみに上の画像のお兄ちゃんが、今回の主人公だったり致します。




▲今や海外映画でもすっかりお馴染みの顔となった渡辺謙さんが、物語のキーパーソンともいえる芹沢猪四郎博士役で出演。役名はもろに初代ゴジラに登場した芹沢大助博士(ゴジラを倒したオキシジェン・デストロイヤーの開発者)と、本多猪四郎監督の合成ですね。
劇中、いかにも日本人キャラクターらしく、ゴジラをGozilla(ガッズィーラ)ではなくGojira(ごじら)という日本語の発音で呼んでいる所に、強いこだわりを感じさせてくれました。

物語は1954のビキニ環礁から始まり、1999年のフィリピン/日本、現代のサンフランシスコと移り変わっていくのですが、中々にひねりのきいた展開で、全編を通して緊張感を持続させてくれます。そうそう、日本を舞台としたパートでは自衛官がちゃんと89式小銃持ってましたよ!(海外撮影なので、マルイ製電動ガンをプロップとして使用してたみたいですが。)
随所に3.119.11を思わせるような描写も挿入され、非常にリアルな雰囲気となっておりました。

公開中の作品という事でネタバレになるような事はかけないのですが、旧来のゴジラシリーズに強い思い入れのあるファンにも力いっぱいおススメできる作品であります!



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2014年07月05日

『オールユーニードイズキル』見て来ました!

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。

昨日から公開が始まったトム・クルーズ主演のSFアクション映画『オールユーニードイズキル』(原題Edge Of Tomorrow)ですが、レイトショーを利用して早速観て参りました!(上映館まで自転車で約1時間の距離なので、四十路手前のおいちゃんにはちょこっと辛かったぢぇ。)↓


▲ご存知の方も多いかと思いますが、この作品、桜坂洋氏が執筆した日本のライトノベル『オールユーニードイズキル』が原作となっております。和製SF小説が本格的に海外で実写映画化されるのは、ひょっとするとこの作品が初めてなのではないでしょうか?

原作は異星人が地球侵略の為に送り込んだドローン『ギタイ』(映画ではミミックと呼んでいたので、擬態の意味か?)と戦争状態にある近未来が舞台となっており、初年兵として戦場に送られた主人公の青年キリヤ・ケイジが戦闘の最中奇妙なタイムループ現象に巻き込まれ、戦死すると同時に(それまでの記憶を保ったまま)出撃の前日に引き戻されて無限ループのように同じ戦いを繰り返すという内容。

このループから抜け出すにはとにかく強くなって敵に打ち勝ち、先に進むしかない訳で、ケイジは地獄のような1日を無限に繰り返しながら、次第に屈強な兵士へと成長していきます。
難易度の高いゲームをプレイする時、何度も死にながらテクニックやスキルを身に付け、少しづつ先に進めるようになっていくような感覚ですね。




▲上映中の作品という事であんましネタバレになるような事は書けないのですが、実写映画版は原作とはかなり違ったストーリーラインとなっております。そもそも主人公が10代後半の青年から50過ぎのおっさんに(大胆すぎるくらい)改変されている訳ですが、そんなおっさんを初年兵として戦場に叩っこむまでの下りは中々ひねりが利いておりますねえ。
ちなみに原作をリスペクトしてか、映画版の主人公も原作主人公と同じケイジ(Cage、ただしファミリーネームの方ですが)という名前になってマス。




▲原作を読んだファンなら、劇中登場する戦闘用パワードスーツ『ジャケット』の描写がどうなっているのか気になるのではないでしょうか?実写版ジャケットは現在研究されているTALOSなんかの延長上にあるようなデザインで、海外SF映画にありがちなアクチュエーター剥き出しの外骨格スーツという感じで、甲冑みたいなイメージが強かった原作版とは印象がかなり異なります。
まあ、アニメっぽいイメージのデザインを実写でそのままやっても、海外ではあんまし受けが良くないかにゃ~?

右手前腕部に装着されたアームガンは、EGLM付きSCAR-Hのメインコンポーネントを流用。(台詞では5.56mmと言ってましたが。)ちなみに原作版ではギタイに対して銃火器による攻撃があまり効果的では無いため、タングステンカーバイト製のパイル(杭)を空砲カートリッジで打ち出す格闘戦用兵装『パイルドライバー』(まんまボトムズのパイルバンカー)なんてのが出てきたりします。
またヒロインであり主人公の師匠みたいなポジションのキャラクターである『リタ・ヴラタスキ』に至っては、弾切れの心配が無いという理由で自重200kgを超える特注のバトルアックス(戦斧/後半ケイジも使用)を愛用してましたが、実写版ではヘリコプターのローターを改造した巨大マチェットに変わっておりました。

全体的に原作からの改変が多く、特に後半はほぼゴッソリと映画オリジナルの展開になっておりますが、実写映画としてはこれはこれでアリだと思います。
より原作のイメージに忠実なビジュアライズ作品を望むのなら、デスノート(というか小生的にはサイボーグじいちゃんG)で有名な小畑健氏による漫画版がおススメ!ストリーラインやメカ描写も含めて、かなり原作に忠実なコミカライズとなっています。



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2014年03月16日

『うん、思ったよりちゃんとロボコップしてる』!

皆様ご機嫌麗しゅう。FORTRESS WEB SHOPのタナ・セガールでございます。


▲このところなかなか手が空かず、更新が滞ってしまっております『タナ・セガール洋画劇場』シリーズですが、昨晩レイトショーにてリメイク版『ロボコップ』を観て参りましたので、ネタバレにならない程度に(ホンマか?)ご紹介したいと思います!




前評判で『黒くて速くて身軽な奴なんてロボコップじゃない!』などと(主に旧作の熱狂的ファンに)ボロクソ言われているリメイク版ですが、実際に映画を見てみると『うん、思ったよりちゃんとロボコップしてるぢゃないか』という印象。
一見すると『旧ロボコップと全然ちゃうやん』という新ロボのデザインですが、現在の人間が抱く近未来のイメージに良くマッチしたアップグレードという感じを受けました。(多分現代の街並みに旧ロボがそのまんまでてきたら目も当てられないと思う…。)
旧作にオマージュを捧げたと思しき演出も随所に挿入されており、旧作ファンはニヤリとさせられるのではないでしょうか?




▲旧作ではベレッタM93Rをベースとしたロボコップ専用マシンピストル『オート9』が登場し、ガンマニアの間で人気を博しましたが、今作では『TSR66』というカートリッジ式テーザーガン(電撃弾仕様の殺傷/非殺傷両用火器)と、50口径ベオウルフ弾を使用する『M2 バトルライフル』の2丁がロボのメインアームとなっております。(左大腿部のビルトインホルスターにM2、右前腕内部にTSR66を収納。)
両銃とも外観からベースガンが判別しにくいデザインですが、ベレッタのハンドガン(おそらく92系)に3Dプリンターで製作したシェルを被せて製作されたそうです。




▲今回のロボは移動手段として専用のバイクを使用しており、なんか仮面ライダーみてえという声もちらほら。旧作でもたしか2でロボがバイクに乗るシーンがありましたねえ。
ちなみにパンフレットによれば、ベースはカワサキ車(モデルは不明)だそうです。




▲旧作でロボの前に強敵として立ちはだかった『ED-209』もオサレにリメイクされて登場します。今作ではオムニ社が軍用ロボット/UAVの大手メーカーとして描写されており、ED-209も世界各国の紛争地帯で治安維持用に使用されているという設定。

映画冒頭のテヘラン(だったけか?)における米軍の平和維持活動のシーンにも数多く登場しており、ダークアースに塗装されたEDが街中を闊歩しているシーンはメタルギアソリッド4に登場する2足歩行兵器『月光(アーヴィング)』を強く思い起こさせます。
予告編でもチラ見せされていた終盤近くのロボコップ対EDの戦闘シーンも、MGS4の雷電月光を意識しているように見えるし、元ネタになっている可能性も有りますねえ。(真偽は分からんけど。)




▲ED-209と並んで登場するオムニ社の主力製品となっているのが『EM-208』という自立制御型戦闘ロボット。EDが装甲戦闘車両だとすると、こいつらはさしずめ随伴歩兵といった所でしょうか。
ロボコップのボディ部分はEM-208に用いられている技術を発展させたものという設定があるようです。

この時代の米軍は人的被害を最小限に抑えるために、人間の兵士を戦場に投入する事を極少数に留めており、人間のコマンダー(指揮官)が無人兵器の小隊を率いて作戦行動を行っているようです。ちなみに人間の兵士には、現在米軍で研究開発中のTALOS(テイロス)の発展型みたいな外骨格型パワーアシストユニットが標準装備として支給されているみたい。




▲旧作では描写が希薄だった主人公マーフィーの家族との絆がリメイク版ではしっかりと描かれており、本作のテーマの中核に据えられております。(リメイク版ロボの右手が生身のまま残されているのも、結構重要な伏線だったり。)
ロボの生みの親として登場するノートン博士(ゲイリー・オールドマン)も、オムニ社から資金提供を受ける研究者としての立場と、人としての情の間に板挟みになりながら、マーフィーやその家族のために手を尽くそうとする善良な(かつ弱い)人物として、大きな存在感を放っております。

旧作と全然違う!という偏見(思い入れとも言う)にとらわれずに観ると、これはこれで中々悪くない映画だとおいちゃん思うな!



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